BMW 5シリーズ グランツーリスモ 海外試乗レポート(4/4)
- 筆者： 石川 真禧照
- カメラマン：ビー・エム・ダブリュー株式会社
5ドアハッチバッククーペ系の時代を予感させる5GT
今回の試乗会は、到着したポルトガル・リスボンの空港から、試乗会場まで5シリーズGTのリアシートでの移動だった。リアシートは、7シリーズのシャーシを利用しているだけに、広い。ヘッドスペースもX5並みにたっぷりしている。
リアシートは、センターに固定式アームレスト付の2人掛けと、ベンチシートの3人掛けがあり、いずれもリクライニングする。
そして、ラゲッジスペースだが、リアゲートは、ウィンドウ下からも開く2ウェイ式。 内部は奥行きは約860mmだが左右幅は1m以上ある。もちろんリアシートは分割可倒式なので、長尺物の収納もできる。
スタイリングは、一見、X6に似ているのだが、リアシートの広さ、ハンドリングの良さ、フロントシートの乗降性の良さでは、完全に5シリーズグランツーリスモのほうが勝っている。
5ドアハッチバッククーペ系の時代がくるかもしれない。
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1947年東京都生まれ。1970年日刊自動車新聞社入社。翌年同社退社後、フリーの自動車評論家となる。1982年「I.W.OFFICE」を設立し、自動車を中心としたメディア活動を開始。「自動車生活探検家」として、『GORO』『DIME』（小学館）、『HOT DOG PRESS』（講談社）、『カーセンサー』（リクルート）など多数のメディアで活躍、現在に至る。日本モータースポーツ記者会会員。日本自動車ジャーナリスト協会副会長。記事一覧を見る
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