実用性と後輪駆動の楽しさを併せ持つBMW 新型118i(3気筒1.5ターボ)試乗レポート(1/3)
- 筆者: 渡辺 陽一郎
- カメラマン:茂呂幸正
この金額を基準に考えると、欧州のいわゆるプレミアムブランドのセダンは、浮世離れしたクルマに思えてしまう。BMW 3シリーズの「320i」は483万円、メルセデス・ベンツ Cクラスの「C180アバンギャルド」は476万円、アウディ A4の「2.0TFSI」は518万円となる。日本の平均購入金額の2倍以上だ。
クルマは不動産に次ぐ高額商品とされるが、あくまでも動産だから時間の経過に伴う値落ちは小さくない。購入して3年を経過すれば、下取り時の売却額は、平均すると新車価格の40~50%になる。仮に500万円のプレミアムセダンを買った場合、3年間で250万円前後は価値を下げてしまう。1年当たり83万円、1日当なら2300円という計算だ。
ユーザーにとってそれに見合う満足感が得られればもちろん問題はないが、一般的な消費者の感覚では、けっこうな贅沢品になると思う。
ちなみに「ドイツ車は人気が高いために下取査定額が高い」というのは、今では昔話だ。前述の3年間で40~50%の値落ちは、日本車でもドイツ車でも大差はない。
しかもドイツ車の場合、フルモデルチェンジが近づくと、メーカーが日本法人を経由して販売会社に報償金を支給することが多い。この金額が高額で、値引きも大幅に増える。車両価格が500万円前後の車種で、モデル末期には100万円近い値引き販売をすることもあるから、数年後の下取査定額も連動して下がってしまう。
となればモデル末期の輸入車を大幅値引きで購入して、故障が増えて廃車にするまで乗るのが一番トクだったりもするが、それでもプレミアムセダンを気兼ねなく選べるユーザーは少ないだろう。
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