アウディ TTSクーペ 試乗会レポート(2/4)
- 筆者: 石川 真禧照
- カメラマン:島村栄二
貫禄ある“S”の重厚感
初代TTクーペはドイツデザインのシンボルである、バウハウスの思想を受け継いだスタイリングで、たちまち人気のモデルとなった。2代目は初代ほどではないが、美しいバランス+初代にはない迫力のあるフロントマスクで登場した。追加デビューのTTSクーペは、TTシリーズのフラッグシップスポーツモデルであり、さらに迫力のあるデザインと装備で重厚感を増している。
まずヘッドライトユニットはバイキセノンヘッドライトと、その下には最近のアウディの特徴であるLEDポジショニングランプが新しく採用され、12個ずつ並んでいる。
中央に大きく開いているグリルは9本のメッキ塗装された縦バーが光る。グリル右のTTSクーペエムブレムは、レッドのストライプがアクセントを添えており、これはリアにも配されている。そのリアはバンパー下に左右2本ずつのマフラーを設定しておりスポーティさを演出。
さらにサスペンションは、専用チューンのマグネティックライドや、TTSクーペのために改良されたクワトロシステム、そしてESP(スポーツモード付)やサーボトロニック(速度感応式電動アシストパワーステアリング)も装備されている。
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