アウディのステーションワゴン大本命、新型「A4アバント」が先進の安全装備を多数備えて遂に登場!【徹底解説】(2/3)
- 筆者: 渡辺 陽一郎
エンジンはA4セダンと同じく、直列4気筒2リッターのターボを搭載した。2.0TFSI(前輪駆動の2WD)は最高出力が190馬力(4200~6000回転)、最大トルクは32.6kg-m(1450~4200回転)となる。自然吸気エンジンに当てはめると3.2リッタークラスだ。
2.0TFSIクワトロ(4WD)は、同じエンジンを搭載しながらチューニングが高まり、252馬力(5000~6000回転)/37.7kg-m(1600~4500回転)に向上する。3.7リッタークラスの性能だから、4WDの搭載で車両重量が100kg増えるものの、加速力は2WDを上まわる。トランスミッションはすべて2組のクラッチを使う7速タイプのSトロニックだ。
日本車の1.5~1.8リッタークラスと同等
注目されるのはJC08モード燃費で、2WDの2.0TFSIは18.4km/L。この数値はトヨタ「オーリス150X(18.2km/L)」など、日本車の1.5~1.8リッタークラスと同等で、動力性能を考慮すれば優れている。
4WDの2.0TFSIクワトロも15.5km/Lと良好。トヨタ「カローラフィールダー4WD・1.5G(16km/L)」に匹敵する。アウディがJC08モード燃費に不慣れな輸入車であることも考慮すれば、注目すべき値になった。ただし使用燃料はプレミアムガソリン(いわゆるハイオク)である点には注意が必要だ。
ちなみにこの燃費数値はアウディA4セダンと等しい。ワゴン化に伴う車両重量の増加(2WD:40kg・4WD:20kg)、Cd値(空気抵抗係数)の変化(セダン:0.23/アバント:0.26)は、燃費の数値自体には影響を与えていない。
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