Audi A3 Sportback 1.4TFSI企画 ライバル3台徹底比較(2/4)
- 筆者: 金子 浩久
- カメラマン:オートックワン編集部
迎え撃つライバルとは
![BMW 116i](https://cdn.autoc-one.jp/image/images/500059/008_o.jpg)
プレミアムコンパクト・セグメントに属するアウディA3スポーツバック1.4TFSIと比較するのは、BMW116i。同じドイツ車で、プレミアムコンパクトという同セグメントに位置しながらも、クルマ造りの方法論が全く異なる。最も大きな違いは、駆動方式だ。
BMW116iは、他のBMW同様に後輪駆動を採る。ほとんど全てのBMWは、頑なに後輪駆動を採用している。それは、後輪駆動が持つ特性によるもの。
前輪には舵取り、後輪には駆動、と役割を分担させることにより、シャープなハンドリングと機敏な運動性を目指している。
BMW116iのエンジンは1.6リッター直列4気筒。最高出力115馬力/6,000回転、最大トルク15.3kgm/4,300回転を発生している。
トランスミッションはマニュアル変速可能な6速AT。ストラット式フロントサスペンションや5リンク式リヤサスペンションなどは、兄貴分の3シリーズ譲りのBMW流だ。
![TOYOTA Prius](https://cdn.autoc-one.jp/image/images/500059/007_o.jpg)
ドイツ車の2台に割って入るのが、日本代表のトヨタプリウス。ハイブリッドカーの元祖であり、代名詞的な存在だ。
現在、トヨタプリウス以外にもハイブリッドカーは多数存在するが、トヨタプリウスが搭載するハイブリッドシステムは、複雑なコントロールがなされているところが特徴的だ。
状況に応じて、エンジンと電気モーターを最適な効率で組み合わせ駆動力に変えて走行。 また、先進のシステムにより、無駄なくエネルギーを回収・充電して再利用。
停止時のアイドリングストップ機構も、燃費低減に貢献している。さらに、市街地走行などで、 電気モーターのみでの走行距離が伸びたのも旧型からの進化点のひとつだ。
トヨタプリウスは、アウディA3スポーツバック1.4TFSIとコンセプトの全く異なるクルマであり、燃費効率の向上へのアプローチも異なるが、あえて比較対象とした。