アストンマーティン V8ヴァンテージS 試乗レポート/石川真禧照(1/4)
- 筆者: 石川 真禧照
- カメラマン:アストンマーティン・アジア・パシフィック
本格的なサーキット走行を楽しめるアストン・マーティンが登場!
英国のアストン・マーティンは、1960年代から日本にも輸入されているモデル。当時はロールス・ロイスと大差ない高価格帯で販売されていた。
V8ヴァンテージは、V8シリーズの上級モデルとして1977年にデビューし、89年まで生産された。しかし、同社の経営は常に安定せず、60年代から現在までの60年間に8回もオーナーが変わっている。それでも英国の高級スポーツメーカーとしての地位を保っているのは、やはり、アストン・マーティンのブランド力だろう。
現行のV8ヴァンテージは、2005年に前オーナーのフォードの支援の下で開発、発売された2シータースポーツ。V12エンジンのアストン・マーティンと区別する上で、ベビーアストンとも呼ばれている。
今回、新たに加わったV8ヴァンテージSは、V8ヴァンテージのスポーツ性をさらに強く打ち出したモデル。出力、トルクともにアップされ、ミッションも新設計のローギアードタイプを採用し、サスペンション、ブレーキも、大幅に強化された。
つまりサーキット走行を意識したモデルといえる。
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