【2台対決】アウディ 新型Q5 vs. ボルボ 新型XC60 最新輸入プレミアムSUV どっちが買い!?徹底比較(1/2)
- 筆者: 森口 将之
- カメラマン:小林 岳夫
目次
注目のDセグ輸入プレミアムSUV、アウディ Q5とボルボ XC60の実力を評価する
DセグメントのプレミアムSUVに、ここへきて再び注目が集まっている。2017年9月にアウディQ5、10月にはボルボXC60とBMWのX3の新型が相次いで日本で発表されたからだ。
中でも目を引くのが新型XC60だろう。ドイツ生まれの2台がキープコンセプトなのに対し、ボルボは昨年発売したXC90から取り入れた「SPA」(スケーラブル・プロダクト・アーキテクチャー)と呼ばれる新世代プラットフォームと、やはりXC90から始まった新世代デザインを導入した。
そこでひと足先にモデルチェンジしたアウディの新型Q5と比較することで、実力をチェックしてみることにした。
アウディ 新型Q5 vs. ボルボ 新型XC60|グレード選び
となるとまず考えるのがグレード選びだが、ここでボルボ XC60とアウディ Q5に大差がついた。
どちらも4輪駆動のみだが、Q5は2リッター直列4気筒ターボエンジンを積む2.0 TFSIクワトロと、3リッターV型6気筒ターボのSQ5の2グレードしかない。対するXC60は7つもある。
エンジンはすべて2リッター直列4気筒ながら、ディーゼルターボの“D4”、ガソリンターボの“T5”、ターボとスーパーチャージャーを併用したガソリンツインチャージャーの“T6”、これにモーターを組み合わせたプラグインハイブリッドの“T8”と、4つのパワートレインからなる7車種を擁するのだ。
D4とT6の納車は2018年になってからということだが、インポーターの力の入れようが伝わってくる。
今回はその中からボルボ XC60 T5 Inscription(インスクリプション)を選び、アウディ Q5 2.0 TFSI quattroをベースにしたデビュー記念特別仕様車、1st edition(ファーストエディション)と比べた。
アウディ 新型Q5 vs. ボルボ 新型XC60|ボディサイズ&外観デザイン比較
2台のボディサイズは近い。詳しくは巻末のスペック表を見て欲しいが、幅は同寸で、XC60のほうが10mm長く、5mm低いだけだ。ただしホイールベースはXC60のほうが40mm長い。その分フロントタイヤがノーズの前寄りにあり、安定した印象を受ける。
スタイリングは対照的だ。フェンダーラインに抑揚をつけ、ルーフもスロープさせてエモーショナルな雰囲気を強調したアウディ Q5に対し、ボルボ XC60はフロントフードもルーフラインも水平に近く、ノーズとキャビンがしっかり主張している。
スタイリッシュさは甲乙つけがたいが、新鮮に見えるのはXC60のほうだ。現在のデザイントレンドを取り込んだQ5に対し、一歩先のトレンドを提示しているように思えるし、なおかつ昔のボルボとのつながりも感じる。
線の少なさもポイント。ボルボは格上の90シリーズもそうだけれど、簡潔なのに退屈に見せない技はたいしたものだ。「トールハンマー」と呼ばれるT字型のLEDデイタイムランプを備えた顔つきもQ5よりシンプルで、北欧の穏やかな暮らしを連想させる。それでいて後半でキックアップしたサイドウインドウが、軽快なイメージを絶妙にプラスしている。
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