アウディ vs レクサスどっちが買い!?500万円級の売れ筋SUV、新型Q5とNXを徹底比較!

禁断!?新進気鋭の高級ブランド対決

世界的に人気の高まっているSUV。そこに各社がウデによりをかけたニューモデルを送り込んでいる。

そんな中で、500万円超の価格のプレムアムSUVを幅広く検討しているユーザーに向けて、ごく最近に新しい動きのあった、日独の新進気鋭のプレミアムブランドが放つ、性格の対照的な2モデルについて、あれこれ比較して紹介する。

ラグジュアリーブランドとして、定番のメルセデス・ベンツやBMWとはひと味違った魅力を持つアウディとレクサスは、直接的にも間接的にも少なからずライバル関係にある。そんな2ブランドが放ったニューモデルにはどのような違いがあるのか、検証していこう。

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アウディ Q5とレクサス NXのプロフィール

アウディ Q5とは

1964年にフォルクスワーゲングループの一員となり、ドイツのプレミアムブランド御三家の一角として存在感を発揮してきたアウディ。

エンブレムの4つのリングは、前身であるアウトユニオンが、アウディ、DKW、ホルヒ、ヴァンダラーという4社が合併して誕生したことを表したもの。1985年に旧4社の中でもっともわかりやすいという理由から社名をアウディに変更して現在にいたる。いまやランボルギーニや2輪のドゥカティといった名だたるブランドを傘下に持つことも特筆できる。

そんなアウディは、もともとエアロダイナミクスに力を入れてきたことでも知られ、近年も他社に先駆けてのアルミボディ導入、コネクティビティや車両の電動化など、先進技術に積極的に取り組んでいるのも特徴だが、特筆すべきはなんといっても“quattro(クワトロ)”にほかならない。

かつてはクロカン車のためのものという固定観念のあったフルタイム4WDシステムを、いちはやく1980年に乗用車に搭載し、当時のWRCで輝かしい戦績を残したことで、その絶大な有用性を世界に知らしめたのだ。

元来アウディは乗用車が主体のブランドだが、近年ではコンパクトクラスから「R8」のようなスーパースポーツまで手がけるなど、例にもれずラインアップの拡充を進めている。

SUVについても、Q7を皮切りに、Q5、Q3、Q2と4モデルを展開しており、中核モデルであるQ5が、このほど2代目に進化したばかり。初代Q5は発売から約10年間で実に160万台も売り上げるヒットモデルとなったが、「MLB evo」と呼ぶ新世代アーキテクチャの採用をはじめ中身を刷新した2代目もまた、非常に魅力的なクルマに仕上がっている。

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レクサス NXとは

もともと超高級車ブランドを前身とするアウディと違って、レクサスはトヨタの中から派生した高級車ブランドだ。1989年の「LS(日本名「セルシオ」)」を皮切りに北米で始動するや大成功を収めると、ほどなく世界各国へと進出を果たした。そのレクサスが生まれの地である日本に上陸したのは2005年8月のことだ。

当初はセダンのみのラインアップだったが、SUVについては2009年に発売した3代目RXが最初となる。日本国内で販売されるレクサスSUVは、しばらくそのRXのみだったところ、2014年にブランニューモデルのNX、さらに翌年にフラッグシップのLXを加え、その直後にRXがフルモデルチェンジして現在の車種構成となった。

NXの追加により、もともとQ5と競合していたRXはより大きなサイズとなり、かつてのRXの領域も含めた幅広いレンジをNXが受け持つようになった。

また、ラグジュアリー志向のRXに対し、NXはスポーティなキャラクターが与えられていることも見て取れる。

RXとNXはプラットフォームも別物。動力源がハイブリッドとガソリンの2本立てという点では共通しているものの、両車共通の2リッター直4ガソリン直噴ターボを搭載するが、ハイブリッドのエンジンが2.5リッター直4か3.5リッターV6かという違いがある。

NXは2017年9月には大がかりなマイナーチェンジを実施。内外装デザインをリフレッシュしたほか、フットワークの熟成や安全運転支援装備の強化などを行なった。

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アウディ Q5 vs レクサス NX|エクステリアデザイン・ボディサイズ比較

エクステリアデザイン比較

この2台のデザインのアプローチは、まさしく好対照だ。しばしばフロントグリルが似ていると話題になるアウディとレクサスだが、その方向性はまったく別物。新しくなったQ5とNXを比べても、その表情はまったく異なるものだ。

全体のデザインテイストも、Q5はいたってオーソドックスであるのに対し、NXはかなり攻めた奇抜なデザインを見せている。これは両ブランドのコンセプトそのものの表れといえる。

新型Q5は普遍的な中でもより美しく、かつ筋肉質に見せるための工夫を凝らしていて、実車を近くで見ると、ボディパネルの面構成が非常に凝っていることがわかる。ボディサイドを前後に貫くキャラクターラインや、4輪の踏ん張りを強調したフェンダーフレアなども印象的だ。

対するNXは、もっとわかりやすく、見てのとおり全身が独創的なデザイン。スミからスミまで、あえてひとクセつけたという印象だ。登場から時間が経過したとはいえ、いまでもその姿はインパクトがある。

また、どちらも流れるウインカーを早くも採用していることを、念のためお伝えしておこう。

ボディサイズ比較

新型Q5は初代に比べて全幅は不変ながら、50mm長く、5mm高くなり、4685mm×1900mm×1665mmとなった。一方のNXは、4640mm×1845mm×1645mmと、Q5に比べてひとまわりほど小さい。

実車を見ても、より前後左右のガラスウインドウが寝かされ、彫刻刀でえぐり取ったようなボディパネルをまとうNXに対し、ちょっとふくよかなQ5のほうが実際の寸法差よりも大きく見える。

ホイールベースはQ5が2885mmであるのに対し、NXは2660mmと圧倒的に小さい。

これにはエンジンを縦置きするquattroか、横置きのFF(もしくは4WD)かということが大きく影響しており、さらには最小回転半径についても、エンジンを搭載する向きによってステアリング切れ角が変わり、縦置きのQ5のほうが、ホイールベースがだいぶ長いながらも、NXの「Fスポーツ」よりも10cm短い5.5mに収まっていて、ボディサイズが大きいながらも小回りが利く印象。ただし、日本の道路事情下で使うには、NXのほうが適することには違いないだろう。日本の道路において全幅の55mmという差はけっして小さくない。

最低地上高はQ5:185mmに対しNX(ガソリン):165mmと20mmの違いがあり、状況によってはその差が効いていることもあるだろうが、整備された舗装路を走るぶんにはあまり気にする必要はない。

アウディ Q5とレクサス NXのボディサイズ
車種名アウディ Q5レクサス NX300h

全長

4,680mm

4,640mm

全幅(車幅)

1,900mm

1,845mm

全高(車高)

1,665mm

1,645mm

ホイールベース

2,825mm

2,660mm

乗車定員

5人

5人

アウディ Q5 vs レクサス NX|インテリアデザイン比較

インテリアデザイン比較

インテリアデザインはいずれもエクステリアのイメージに通じる空間となっている。

Q5は水平基調で整然とした印象のまま、空調やオーディオが配置されたセンタークラスターはドライバー側に傾けられ、スポーティなコックピット感覚を演出している。

対するNXは、だいぶ見慣れたとはいえ、これまたインパクト満点のデザイン。すんなりと済ませることなく、何かやらなければ気がすまなかったという印象を受ける。

やや高めのセンターコンソールにより区切られたドライビング環境や、縫い目のデザインにまでこだわったことが見て取れるシートのデザインもレクサスならでは。他のどのクルマにも似ていない、ちょっと尖った雰囲気の空間を創出している。

質感比較

初代ではやや質感の物足りなさが指摘されることもあったQ5だが、2代目はまったくそんなことはなくなった。とはいえ、価格に対するクオリティ感の高さは、さすがはそれを得意とするレクサスらしく、やはりNXに軍配が上がる。

アウディ Q5 vs レクサス NX|室内空間比較

室内空間は、ボディサイズの差が大きく響いておりQ5のほうが広い。NXはクーペフォルムを強調していることも影響している。後席の居住性もQ5のほうがヘッドクリアランスと頭の横方向の空間やニースペースなどすべてにおいて余裕がある。

広さで負けでも、NXには世界初採用の電動リクライニング&電動格納機能付のリアシートがある。シート左右のボタンでリクライニング調整ができるほか、ラゲージスペースの側壁や運転席からスイッチひとつでシートアレンジが可能というのがスゴイ。

ただし、リアシートが6:4分割可倒式というのが難点で、最近ではQ5のような3分割が主流となっている。

そのQ5のラゲッジスペースは、アウディの伝統に即してスクエアな形状となっているのが特徴。これも見た目はよいのだが、ゴルフバッグのような大きな荷物を積みにくいのが泣きどころ。その点、タイヤハウス後方を大きくえぐったNXのほうが、ゴルフバッグを4つも積める積載性を誇る。

アウディ Q5 vs レクサス NX|機能性比較

メーター類比較

新型Q5は、12.3インチの高解像度液晶画面に、速度計/回転計や地図情報、Audi connectサービス、オーディオ情報などをフレキシブルに表示できる、「Audi バーチャルコックピット」の採用が特徴。

NXも、オーディオ情報、ハンズフリー電話の着信通知、簡易ナビ表示などが可能な、マルチメディア連携機能を採用した4.2インチTFTカラーマルチインフォメーションディスプレイを搭載するが、Q5のほうが視覚的にもインパクトがあるし、利便性でも上回る。

インパネ類比較

Q5は、アウディならではの「MMIナビゲーションシステム」が特徴。インパネには高解像度8.3インチカラーディスプレイを搭載し、オンラインマップ情報のアップデートやナビゲーションデータのダウンロードで、いつでも最新情報を利用できる。文字入力検索時には、入力中の文字から目的地候補を自動検索できる“MMIサーチ”や、ボイスコマンドによる車載インフォテインメントの簡単操作などの機能も持つ。さらに“MMIタッチ”により、タッチパネルでの操作も可能だが、その点ではNXのほうが上手。

また、Audi connectによるインターネットからの情報サービスや、Wi-Fiスポット機能、スマートフォンインターフェイスとしても利用可能で、Audi SOSコール、Audi オンラインロードサイドアシスタンス、Audi メンテナンスリクエスト、“myCar Manager”の4機能を提供する“セーフティ&サービス”も搭載されている。

NXは、タッチパッド式の「リモートタッチ」の搭載が特徴。諸機能の選択はもとより、文字入力をはじめ指先での地図のスクロールや拡大縮小など、さまざまな使い方が可能。従来よりも操作感の改良が進んだことに加えて、今回のマイナーチェンジでタッチパッドが大型化されて使いやすくなっている。10.3インチに拡大され視認性の向上したナビディスプレイや、カラーヘッドアップディスプレイ(HUD)と一体化したメーターフード、シンプルで機能的なスイッチ配置のセンタークラスターなども使いやすくてよい。

アウディ Q5 vs レクサス NX|エンジン・動力性能比較

どちらも2リッター直列4気筒のガソリン直噴ターボを搭載し、スペックはQ5が最高出力252PS/5000~6000rpm、最大トルク370N・m/1600~4500rpm、NXが238PS/4800~5600rpm、350N・m/1650~4000rpmと、Q5のほうがやや上回る。ちなみにボア&ストロークが、Q5はロングストローク、NXはスクエアとなっている。

実際にドライブしても、むろんNXも十分にパワフルで動力性能に大きな不満はないが、より力強さを感じさせるのはQ5のほうだ。トルクの盛り上がり感があって、ちょっとパンチの効いた加速感を味わうことができる。7速DCTの「Sトロニック」が、その動力性能をダイレクトに引き出してくれる。歯切れのよいシフトチェンジもDCTならではである。従来よりもずっと改善されて、坂道で落ちてしまう心配もなくなった。

とはいえ、DCTの宿命として「クラッチのつながりがスムーズでないとき」が全く無いワケではない。その点、トルコンATを組み合わせるNXのほうが発進やシフトチェンジの際にもなめらかで乗りやすい。

なお、この他Q5の上級機種として新開発の3リッターV6ターボエンジンを搭載するSQ5があり、NXには2.5リッターの自然吸気エンジンとモーターを組み合わせたハイブリッドがある。

アウディ Q5 vs レクサス NX|走行性能・燃費比較

走行性能比較

どちらもスポーティさを訴求している点では共通するが、Q5をドライブしてまず感じるのが軽さだ。実際には1820kgもあるのだが、とてもそういう感じがしない。アウディがもともと持ち合わせているステアリングレスポンスにはさらに磨きがかかり、より切り始めからのフィーリングがリニアになり、応答遅れがなくなっている。さらには、新しいサスペンンションの効果か、接地感が高まっている。ちょっと大げさだが、これまでは「点」だったところが「面」になった印象だ。

一方のNXも、持ち前の引き締まった乗り味に、微妙にしなやかさが加わって、クルマの動きがより掴みやすくなるなど、着実に進化している。

どちらも走りのまとまりはよい。強いて比べると、ハンドリングはQ5のほうが俊敏性は高く、中立から切り込んだときにクイックにヨーが立ち上がる。それでいてライントレース性にも優れ、全体的にフラット感も高く仕上がっている。

カタログ燃費比較

JC08モード燃費だが、NXはガソリンターボの4WDが12.4km/L、Q5の2.0TFSIクワトロが13.9km/Lと1割あまり上回っている。厳密に比較していないのだが、感触として実燃費はQ5のほうがよさそう。NXはもう少し低燃費だとありがたいかなという印象だったのは否めず。むろんNXの場合、本気で燃費を求めるのであればハイブリッドという選択肢があるのが強みだ。

アウディ Q5 vs レクサス NX|安全装備比較

一言に「先進安全装備」といっても、メーカーによって呼称や作動条件が異なる。そこで、新型Q5とNXに搭載される安全装備をピックアップしながら、機能や作動条件を比べてみよう。

結果から書くと、自動ブレーキをはじめ基本的な性能はほぼ同等の模様。ただし、ACCが渋滞路におけるステアリング制御にも対応している点や、自車の隣の車線を監視する機能、周囲の車両等が衝突することへの対応など、後発のQ5のほうが機能面では充実している。

新型Q5の安全装備

アウディプレセンス シティ

歩行者検知機能付き衝突軽減システム。約10~85km/hの速度で周囲のクルマや歩行者を感知。衝突の危険を予測すると、表示と音でドライバーに警告。必要に応じてブレーキを作動させ衝突回避を図る。状況によってはフルブレーキを行なう。

“トラフィックジャムアシスト”付きアダプティブクルーズコントロール(ACC)

※2017年12月に導入予定

約0km/h~250km/hの範囲で設定した速度を保つほか、前方車両との車間距離を自動的に調整して追従する、アダプティブクルーズコントロールに含まれる機能で、渋滞の中を約0km/h~65km/hで走行する状況で、前方車両との車間距離を適切に保ちながら追従し、停車や3秒以内の再スタートまで制御。

走行区分線や周囲の建物、隣車線や前方を走るクルマを感知してシステムが走行路を判断し、車線を逸脱しないよう、ステアリング操作をアシストする。

アウディサイドアシスト

※オプション装備の一部

約15km/h以上で走行している場合に作動し、2つのレーダーセンサーが隣車線の後方から近づいてくる車両を感知し、距離と速度差を測定。自車を追い越そうとするクルマが死角にいる場合など、システムが車線変更の危険を検知すると該当する側のドアミラーに設置されたLEDを点灯させてドライバーに警告する。

アウディプレセンスリヤ

※オプション装備の一部

リヤバンパーに装備したレーダーセンサーが後方から接近するクルマや自転車などを監視し、危険を検知すると、フロントのシートベルトを自動的に巻き上げて乗員の注意を喚起すると同時にウインドウやサンルーフを閉じて追突の衝撃を低減させるよう備える。加えてハザードランプを点滅し周囲のクルマに注意を促す。

エグジットワーニング機能により、停車時に後方から近づくクルマや自転車を感知し、ドアを開ける際にドアのストリップライトとアウディサイドアシストによるドアミラーの警告灯を点灯させる。

駐車スペースからバックで出る場合、リヤクロストラフィックアシストが車両後側方にクルマをレーダーで検知すると、近づいてくるクルマをMMIディスプレイに表示する。

NXの安全装備

プリクラッシュセーフティシステム(歩行者検知機能付衝突回避支援タイプ)

対車両の場合は自車速度約10km/h以上、対歩行者の場合は自車速度約10km/h~80km/hで作動。

進路上の車両や歩行者をミリ波レーダーと単眼カメラで検出し、衝突する可能性が高いと判断した場合に警報やブレーキの制御により衝突回避、あるいは衝突被害の軽減を支援。衝突しそうな場面に遭遇した場合には、警報の後、ドライバーがブレーキを踏むとブレーキ力を強力にアシストし、もしもドライバーがブレーキを踏めなかった場合でもプリクラッシュブレーキが作動。

たとえば停止車両に対し自車の速度が約40km/hの場合は約40km/h減速し、歩行者との速度差が約30km/hの場合には約30km/h減速し、衝突回避または被害軽減を支援する。

レーンディパーチャーアラート(LDA・ステアリング制御機能付)

幅約3m以上の車線を約50km/h以上の車速で走行時に作動する。車線を単眼カメラで認識し、ドライバーがウインカー操作を行なわずに車線を逸脱しそうになった場合、ステアリング振動もしくは警報ブザー、さらにメーターディスプレイ表示により注意喚起する。

同時に電動パワーステアリングを制御することで、車線逸脱を回避しやすいようにドライバーのステアリング操作をサポートする。

また、車両のふらつきを検知して、警報ブザーとメーターディスプレイ表示により休憩を促す。

アダプティブハイビームシステム(AHS)

ハイビームによって視界を確保することにより、夜間の視認性向上に寄与する。ウインドシールドガラスに搭載した光検出用カメラで先行車のテールランプや対向車のヘッドランプ、周囲の明るさを判別。

ハイビームの照射範囲内に車両を検知すると、11個 (片側) のLEDの点灯・消灯を制御することで、ヘッドランプの照射範囲を細やかに調整し、先行車や対向車に直接ハイビームを当てないように部分的に遮光。先行車や対向車を眩惑することなく、ドライバーの視界確保を支援する。

オートマチックハイビーム(AHB)

夜間走行時に、周囲の明かりの状況によりハイビームで走行可能と判断した場合、ロービームをハイビームに自動的に切り替え、前方視界確保をアシスト。先行車や対向車などを検出するとハイビームからロービームへ切り替え、ドライバーの切り替え忘れを防ぐとともに手動操作の煩わしさを軽減する。

アウディ Q5 vs レクサス NXどっちが買い!?

価格で選ぶならNXだろう。価格差のわりに内容が充実しているし、マイナーチェンジでリフレッシュされた外観は、上級機種のRXにも負けない存在感を放っているし、インテリアを目にしたときにインパクトも、今回の比較相手であるQ5をずっと上回るように思える。買い得感があるという意味ではNXが上回るのではないだろうか。

プレミアムブランドの中でも、日本製であることに意義を感じる人や、どうせ買うならデザインの際立ったクルマを選びたいという人にNXはもってこい。最近では個性的なデザインのクルマが増えたことで、NXほど奇抜なクルマでも老若男女どんな人も、あまり気恥ずかしい思いをすることなく乗れるようになったといえる。

一方のQ5は、このクラスのプレミアムブランドのSUVでもっとも「定番」と呼べる万人向けのキャラクターの持ち主。ドイツ製プレミアムブランドを好む人はもとより、アウディらしく控えめな中にも主張を感じさせるルックスのとおり、派手さは求めないが、多少はお金がかかっても良いものが欲しいという人に、ぜひ選んで欲しい。

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アウディ Q5とレクサス NXの主要スペック

アウディ Q5とレクサス NXの主要スペック
車種名アウディ Q5レクサス NX300

グレード

2.0 TFSI quattro

versionL

パワートレイン

ガソリン

ガソリン

駆動方式

4WD

4WD

価格(税込)

6,570,000円

5,060,000円

JC08モード燃費

13.9km/L

13.0km/L

全長

4,680mm

4,640mm

全幅(車幅)

1,900mm

1,845mm

全高(車高)

1,665mm

1,645mm

ホイールベース

2,825mm

2,660mm

乗車定員

5人

5人

車両重量(車重)

1,820kg

1,740kg

エンジン

直列4気筒DOHCインタークーラー付ターボチャージャー

直列4気筒インタークーラー付ターボ

排気量

1,984cc

1,998cc

エンジン最高出力

185kW(252PS)/5,000~6,000rpm

175kW(238PS)/4,800~5,600rpm

エンジン最大トルク

370N・m(37.7kgf・m)/1,600~4,500rpm

350N・m(35.7kgf・m)/1,650~4,000rpm

燃料

無鉛プレミアムガソリン

無鉛レギュラーガソリン

アウディ/Q5
アウディ Q5カタログを見る
新車価格:
716万円808万円
中古価格:
60万円715万円
アウディ/SQ5
アウディ SQ5カタログを見る
新車価格:
963万円963万円
中古価格:
155万円1,270万円
レクサス/NX
レクサス NXカタログを見る
新車価格:
485万円772.5万円
中古価格:
159.8万円893万円

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筆者岡本 幸一郎

ビデオ「ベストモータリング」の制作、雑誌編集者を経てモータージャーナリストに転身。新車誌、チューニングカー誌や各種専門誌にて原稿執筆の他、映像制作や携帯コンテンツなどのプロデュースまで各方面にて活動中。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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