フォルクスワーゲン 新型ポロ1.2TSI/1.4MPI 海外試乗レポート(2/3)
- 筆者: 河村 康彦
- カメラマン:フォルクスワーゲン グループ ジャパン株式会社
これはまさにコンパクトカーの革命児
そんな新しいポロの1.4リッターエンジンを積む5速MT仕様と新開発の1.2リッターの直噴ターボエンジンを積む7速DSG仕様の2タイプを今回はテストドライブ。
結論から言えば、前者では特に低回転域でのトルクの細さ感に多少の疑問と物足りなさを感じたものの、後者では「これはコンパクトカーの革命児だ!」というほどの感銘を受ける事になった。
1.2リッターの新エンジンと7速DSGの組み合わせはそれほどまでに感動的な動力性能を味わわせてくれたし、そんなパワーパックの仕上がりぶりを抜きにしても、重厚感すらが漂うゴルフを凌ぐボディのしっかり感や、このクラスのモデルでは感じた事のない圧倒的な静粛性の高さに、何度も唸らされたのである。
VWが推進する“ダウンサイズ・コンセプト”を踏まえて1.2リッターという排気量が選ばれた完全新開発による直噴ターボエンジンは、最高で105PSというパワーを発生。
1リッター当たり87.7PSという比出力は過給機付きエンジンでは珍しくはないが、ここで注目すべきはトルクのスペック。
この新エンジンは175Nmという1.8リッター自然吸気エンジン級の最大トルクを、何とすでに1500rpmという低回転域から発生してくれるのだ。
実際にドライブをしても、アクセルONと同時に(=エンジン回転の上昇を待たずして)太いトルクが湧き出てくる感覚はまるで大排気量のディーゼル・エンジンの如し。
一方で、パワーの伸び感は5500rpm付近で頭打ち感を示すものの、こうしたキャラクターが“街乗り”では極めて扱いやすいのは言うまでもないだろう。そんなトルク特性の持ち主ゆえ、7速仕様のDSGが忙しく自動変速を繰り返すような事態も起こらない。
ちなみに、0→100km/h加速が9.7秒、最高速が190km/hというカタログスペックを謳うこのモデルだが、実際にアウトバーンでの走行でも軽々とメーター読みで190km/hはクリアした事を付け加えておこう。
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