トヨタ ヴィッツ 試乗レポート/清水草一(1/3)

トヨタ ヴィッツ 試乗レポート/清水草一
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日本を代表するバカ売れモデルのヴィッツ!

ヴィッツと言えば、日本を代表するバカ売れモデル。しかも、レンタカーへの導入台数は、ひょっとして日本一じゃないだろーか?

つまり、愛車じゃくても、みなさんも乗る機会はけっこう多いはずなんですヨ!

私もヴィッツには、レンタカーでずいぶんお世話になってきた。鹿児島から北九州まで、東九州沿岸の高速道路予定路線を辿った旅は、初代ヴィッツだったなあ……(遠い目)。

その他、忘れちゃったけどずいぶんいろんなところでヴィッツを借りて、日本中を走った。正直、レンタカーのヴィッツとともに人生を切り拓いてきた、と言っても過言ではない不肖MJなのである。

1999年に登場した初代ヴィッツは、ギリシャ人デザイナーによる天才的な造形と、すばらしいパッケージングが生んだ広い室内、そしてある意味割切ったチープな作りが、実にすがすがしいクルマだった。

当時、前衛的ですらあったヴィッツというコンパクトカーが、一時はあのカローラを抜いて月間販売台数1位に輝いた時、私は「これは日本の夜明けだ!」と思ったものだ。それほど初代ヴィッツのデザインは斬新だった。

6年後、ヴィッツは2代目に生まれ変わったが、遺産とも言うべきそのデザインコンセプトは引き継がれた。

そして、初代の誕生から約12年後の今回、ヴィッツは3代目にバトンタッチされたわけだが、カッコを見た瞬間、私は黙るしかなかった。「なんじゃこりゃ~?」(黙ってないじゃん)天才のきらめきは息の根を止められ、無意味にいかつい顔になったヴィッツがそこにいた。

「3代目はドラ息子」という法則通り、ヴィッツのデザインは進歩どころか大幅に退歩し、どこにでもある凡庸なコンパクトカーになってしまったのだった。

「日本の夜更け」の到来だろうか……。ま、いい。

デザインはすべて主観だ。新型の方が男っぽくて好きだという人も多かろう。クルマ変態のタワゴトと聞き流してくれ。

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清水 草一
筆者清水 草一

1962年東京生まれ。慶大法卒。編集者を経てフリーライター。代表作『そのフェラーリください!!』をはじめとするお笑いフェラーリ文学のほか、『首都高はなぜ渋滞するのか!?』などの著作で交通ジャーナリストとしても活動中。雑誌連載多数。日本文芸家協会会員。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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