先代プリウスをパクったヒュンダイ プリウスハンター「IONIQ」は成功するのか?
- 筆者: 国沢 光宏
- カメラマン:現代自動車
昨年夏頃から「韓国の現代自動車がプリウスそっくりのハイブリッド車を開発中」と言われており、秋に偽装ステッカーで覆われた実車のスクープフォトも出回った。
アメリカの業界関係者によれば「スタイルだけでなくハイブリッドシステムを含めプリウスのパクりみたいです」。
そのプリウスそっくりと言われる新型車のスッピン写真がアメリカで出回り始めた。なるほどパクりと言われても仕方ない感じ。
そもそも5ドアHBのボディシルエットからして先代プリウスにしか見えない。もう少し正確に表現するなら「プリウスをベースに少しでも雰囲気を変えたい」みたいな。
ボンネットからルーフ、テールに掛けてのラインはプリウスそのものだし、変えようと頑張ったリアも、シボレー・ボルト+プリウスを2で割ったような仕上がり。オリジナリティ皆無だ。
プリウスは「ユーザーがプリウスのデザインに飽きてきたので思い切って変えた」。パクりプリウスは賞味期限切れか。
パワーユニットはメインモデルになるハイブリッドの他、PHV、ピュアEVの三つをラインアップ。全てのパワーユニットに、今や韓国自慢の先端技術となっているリチウム電池を採用。
日本が先行したリチウム電池ながら、価格競争力不足のためかTV用の液晶のような負け戦になる可能性出てきた。
気になるハイブリッドシステムは公表されていないものの、御存知の通りプリウスで使われているシステムの基本特許の多くが期限切れ。だからこそGMボルトもトヨタ式の動力分割機構を使っている。
今のところハイブリッドシステムの中で最も優れたコストパフォーマンスを持つ。
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