【解説】トヨタ 新型ミニバン「エスクァイア」発売、姉妹車“ノア・ヴォク”との違いは!?/渡辺陽一郎(1/2)
- 筆者: 渡辺 陽一郎
- カメラマン:茂呂幸正
ノア・ヴォクの姉妹車「エスクァイア」発売!ノア・ヴォクとの違いを詳細解説!
ミニバンは人気のジャンルといわれるが、以前に比べれば売れ行きが下がった。普及を開始してから20年近くが経過して、もはや目新しさも薄れたからだ。
「多人数で乗車する」「3列目シートを畳んで多くの荷物を積む」といった明確な使用目的があるユーザー以外、ミニバンを購入しにくくなった。その結果、全高が1,680mmを下まわる背の低いワゴン風のミニバンは、売れ行きを落としている。堅調に売れるのは、スライドドアを備えた背の高い一部の車種に限られるようになった。
とはいえ、メーカーやディーラーにとってミニバンは重要だ。今の国内販売では、小さな車種に代替えする「ダウンサイジング」が増えて低価格化が進み、新車として売られるクルマの約40%が軽自動車になった。コンパクトカーも販売比率を拡大させている。
となれば車両価格が200万円を大幅に超えるミニバンは、数少ない粗利の多い商品になる。SUVも注目されてはいるが、手堅く稼ぐ上ではミニバンが大切だ。
そこでトヨタは、2014年10月29日に新型ミニバンの「エスクァイア」を発売した。
エクステリアでノア・ヴォクとの最も大きな違いは「フロントグリル」
ノア&ヴォクシーとの違いが最も良く分かるのは「フロントグリル」だろう。T字型にデザインされたフロントグリルは縦方向のスリットを強調した造りで「クラウン マジェスタ」に似ている。テールランプも専用のデザインにした。
内装の質感も高い。インパネなどには合成皮革の表皮をあしらい、ステッチ風の処理も施した。ATレバーなどが収まるインパネの中央部分は、光沢のあるピアノブラック仕上げ。上級SUVのハリアーを連想させるデザインだ。
居住性やシートアレンジなどの基本的な機能はノア&ヴォクシーと同じ。路面から床までの高さは、スライドドア開口部の前側で測ると360mm。フラットフロア構造のハイルーフミニバンとしては低く抑えた。そのために乗降性が優れ、室内高にも余裕がある。低重心化で、走行安定性にもメリットをもたらした。
荷室の床面地上高も500mmと低いから、自転車なども積みやすい。
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