くちデカ過ぎでは!? トヨタ新型「アバロン」が大変貌!あいた口が塞がらない?
- 筆者: 桃田 健史
- カメラマン:桃田 健史
一気に20歳若返りを狙え!
あ~、もったいない。どうして、日本にアバロンがないのだろうか?
トヨタは北米国際自動車ショー(通称デロイトショー:2018年1月13日~28日)で北米トヨタの最上級セダンとして第五世代アバロンを世界初公開した。
ボディデザインは大きく2種類ある。XLEとリミテッドは、ダークグレーのフロントマスクで”大人の雰囲気”。
一方、XSEとツーリングは、ピアノブラックのメッシュグリルを採用。狙いは、ユーザー層の”20歳若返り”だ。
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トヨタ関係者によると、第四世代アバロンの平均購買年齢は62歳とかなり高め。第五世代ではXLEとリミテッドは既存ユーザーの買い替えを考慮した上で、XSEとツーリングでは40代をターゲットとするための製品企画を練ったという。
TNGAとV6、ハイブリッドで走りの良さは明白
アバロンは、北米トヨタの屋台骨であるカムリの上級派生車として1994年に北米生産車として誕生。第二世代は日本名プロナードとして日本に輸出されていたことがある。
日本市場でトヨタ最上級車といえば、当然クラウンの存在が大きい。アバロンはカムリベースのためにFF(前輪駆動車)だ。少し前までは、高級はFR(後輪駆動車)が主流で、FFは中級車や小型車というイメージが強かったが、最近は世界的に上質で高級なFFが増加している。
そうした中、カムリが採用したトヨタの次世代シャーシ、TNGA (トヨタ・ニュー・グローバル・アーキテクチャー)の出来栄えは周知の通り、FFという概念を根底から覆す秀作だ。新型カムリは外観のみならず、走りの面でも一気にスポーツカーへと大変身した。
そんなカムリの血を引き継ぎ、さらに上級な走りに仕上げたのが新型アバロンである。
パワートレインは3.5リッターV6と、2.5リッターハイブリッドの2種類だ。
インテリアは、コクーン(繭《まゆ》)を称するように、心地良く包まれるような空間造形。さらに、アマゾンの音声認識エンジン・アレクサを搭載して、車載器から家の中の電気製品などと連携、また車外からはスマートフォンからエンジンスタート機能など、いわゆるAI(人工知能)の技術を具現化したシステムを多数採用した。
今回、アバロンがIT技術満載、かつスポーティさを強調したことで、カムリとの「カニバる(カニバリゼーションの略称)」ことはないのか、トヨタ関係者に聞いた。
すると、北米市場でのカムリは2.5リッターNA(ガソリン車)が8割、V6が1割、ハイブリッド車が1割という販売状況のため、「アバロンとのカニバリは気にしていない」と答えた。
また、日本市場向けの輸出については、「ティザーでネット上の反響が高いことはありがたいが、実売がどうなるかは別問題」というにとどめた。
アバロンは現在、北米向けが8割、2割弱が中東向け、その他に韓国向けに輸出されている。
日本のユーザーが声高に「アバロン、日本再上陸を!!」をトヨタに訴えれば、もしかすると右ハンドル仕様の製品企画が始まるのかもしれない。
[Text:桃田健史]
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