初売りセールと期末決算セール、新車を買うならどちらがお得?
- 筆者: 国沢 光宏
販売店も勢いをつけたいので、初売りは好条件のチャンス
まずは“景気づけ”から。新型車や人気車など普段値引きの少ない車種は、基本的に値引き無し。したがって営業担当からすれば、「武器を持たずに勝負してこい!」は、当然ながら商談のキッカケだって作りづらい。
一方、ユーザーからしても値引き対応してくれない営業担当と話をしたって時間のムダ。WEB見積もりで十分である。
初売りというキッカケを使い、お年玉と称す“武器”があれば、営業担当もキッチリ戦えるという寸法。例えば、昨年末に発表されたばかりの新型車、スズキ スイフトなど本来なら値引き条件出ない。
初売りなら、1)福袋。2)宮崎牛などのギフト。3)ディーラーナビを取り付け工賃込みで8万円。4)ボディコート無料という、10万円相当の値引き条件が付く。
多くのディーラーでこういった特典を用意してあり、普段より実質的に10万円程度の得になる。3月の期末セールまで厳しい値引きが予想される人気車種などは、初売りセールで気持ちよ~く買うのもいいと思う。もちろん景気づけイベントだからして、値引きだって普段より引き出せる。営業担当にヤル気があれば購入の好機だと思う。
“ホームラン級”の条件に出会える初売り
“在庫減らし”という意味合いの初売りセールはどうか?ボルボの新聞チラシを見ると、登録しただけのクルマが素晴らしい条件で売りに出ている。例えば走行30kmの『V40 T3 SE』は250万円!152馬力1500ccターボエンジンを搭載し自動ブレーキや歩行者エアバッグを標準装備して新車価格374万円。日本車と同等の予算で買えます。
驚いたことに2000ccディーゼルを搭載する2016年式『V40 D4 SE』も280万円。マツダ アクセラのディーゼルよりリーズナブルだ。それぞれ3台ずつあるというので、宣伝のための「おとり」じゃない。こういったお買い得車に巡り会えれば素晴らしい買い物が出来ると思う。“ホームラン級”の条件に出会えるのも初売りならでは。
3月の決算期との大きな違いは、決算期の場合『後半になるほど良い条件が出てくるけれどノルマ達成したら終了』。初売りは福袋のように『最初から素晴らしい条件が出ており売り切れ次第終了』。
ということでディーラーの営業開始日にお店に行き、即決勝負して大吉。探せば素敵な条件がたっくさんあると思います。
[Text:国沢光宏]
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