日産「エクストレイル」の新型と旧型を比較してみた(1/5)
- 筆者: 渡辺 陽一郎
根強い人気を誇る「エクストレイル」の新型と旧型を徹底比較!
最近はSUVが注目されているが、特に息の長い人気を保っているのが日産「エクストレイル」だ。初代モデルは2000年に登場してヒット作になり、2007年の2代目もSUVではトップクラスの人気車であった。
そして2013年の末に3代目の新型が登場。2015年4月にはハイブリッドを加えた。ハイブリッドの売れ行きも堅調で、同年7月には受注台数が1万台に達している。
ここでは改めて2代目の旧型と3代目の新型を比べたい。
旧型は直線基調のボディスタイルが特徴で、エンジンは、ガソリンが直列4気筒の2リッターと2.5リッターを設定した。これに2リッターのクリーンディーゼルターボを追加している。
ボディスタイル&サイズ
外観のデザインは、新旧モデルでかなり違う。旧型は直線基調で仕上げた。しかもサイドウインドウの下端が低く、ウインドウの上下寸法が大きい。
デザインの手法としては、ランドローバーの「フリーランダー」や「ディスカバリー」に似ている。古典的なオフロードSUV風ともいえるが、重厚感が伴って、旧型エクストレイルの高人気に結び付いた。
また旧型はサイドウインドウの下端が低いため、前後左右ともに視界がとても優れていた。ボンネットも良く見えるから、車幅やボディ先端の位置も分かりやすかった。
一方、新型は外観に丸みがあり、都会的な印象に仕上げている。その代わり側方や斜め後方の視界は悪化した。
新型のボディサイズは、全長は4640mmだから、旧型に比べて5mm伸びただけだ。全幅は30mm広がって1820mmになり、2リッタークラスのSUVではワイドな部類に入る。全高は1715mmだから15mmほど高い。
そして新型のホイールベース(前輪と後輪の間隔)は2705mmだから、旧型に比べて75mm伸びた。全長に占めるホイールベースの割合も拡大して、新型では視覚的な安定感が増している。
ただし最小回転半径は、ホイールベースの拡大によって、旧型の5.5mから5.6mへと少し大回りになった。全幅はワイド化され、側方や後方の視界も悪くなったから、取りまわし性は旧型が明らかに優れていた。
進化度数:1点/10点(もう少し頑張りましょう)
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