日産 新型 ノート 試乗レポート/渡辺陽一郎(1/3)
- 筆者: 渡辺 陽一郎
- カメラマン:オートックワン編集部
9月の販売ランキングで、日産の2代目「ノート」が3位にランクイン
「9月の小型&普通車の販売ランキングで、日産 ノートがプリウス、アクアに続いて3位に入りました」
2012年10月に開催された日産 新型 ノートの報道試乗会で、プレゼンテーションを行う開発者担当者が、好調な売れ行きをアピールした。喜ばしい話だが、この販売実績は、日産車ユーザーが日産に対して抱いてきた不満の裏返しでもある。
日産はカルロス・ゴーン社長が就任した後、04年から08年頃にかけて新型車を国内市場へ矢継ぎ早に投入した。相応の成果を上げたが、この後が続かない。「ティーダ」が04年、先代ノートと現行「ウイングロード」は05年、「キューブ」も08年と設計が古く、2010年登場の「マーチ」は質感が不満でOEM軽自動車の「モコ」に需要を食われた。
つまり、日産のコンパクトカーが欲しくても、どれも設計が古くて買いにくい状態だった。販売現場からも「愛車が5年を経たお客様に推奨できるクルマがない。まさか同じクルマを2台買えとはいえない」と不満の声が聞かれた。
日産の国内販売2位死守のため、新型ノートの成功は必要不可欠!
日産は「国内販売で(トヨタに次ぐ)確固たる2位の座をめざしている」と言う。それを実現するには、海外市場のニーズに流されない国内向けの商品を、最適な時期に投入することが不可欠だ。今の状態が続けば、販売台数でホンダに勝って2位の座を築くことはできない。となれば新型ノートの役割はきわめて重要。日産のコンパクトカーを愛用するユーザーが、同じサイズの新型車に代替えしようとすれば、必然的にノートを選ぶからだ。
「3位に入りました」は当然の結果で、日産 新型 ノートの商品力が低ければ、多くの日産車ユーザーが肩を落とす。その意味でも、今回の試乗チェックは大切な意味を持っている。
では次ページからはお待ちかね、新型ノートの速報試乗レポートをお届けしよう。
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