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自動車ニュース 2009/8/2 13:25

日産 電気自動車「リーフ」を公表

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日産 新型EV「リーフ」 発売は2010年度後半

日産は、電気自動車「リーフ」を初披露した。「リーフ」はリチウムイオンバッテリーを搭載した量産電気自動車(EV)として専用に設計・デザインされたモデルであり、大人5人が乗ってもゆとりある空間と、ユーザーのニーズを満たす160km(100マイル)以上の航続距離を実現している。

日産リーフ

日産リーフ日産リーフ日産リーフ

「モビリティの新しい時代、ゼロ・エミッションの時代」をメッセージとして掲げる新開発の「リーフ」は、2010年度後半に北米、日本のみならず、欧州でも発売される。「リーフ」は、日産の将来に向けた画期的で革新的なビジョンと、何十年にも亘る投資と研究の集大成である。

社長のカルロス ゴーンは、「日産『リーフ』は、全ての日産の従業員が誇りを感じて良いほど、非常に素晴らしい出来となった。私たちは、エミッションが少ないのではなく、エミッションがゼロとなるクルマを公開するこの日を実現するために懸命に取り組んできた。これは世界中の人々が間違いなくエキサイティングに感じる新しい時代に向けた最初の一歩である。」と、述べた。

日産リーフ日産リーフインテリアフローティングクラスター急速充電

「リーフ」の特徴

•ゼロ・エミッションなパワートレインとプラットフォーム

•お求めやすい価格

•EVとしての独自デザイン

•日常の使用に十分な航続距離 - 160km(100マイル)

•ITシステムによるアシスト(ゼロ・エミッションEV専用ITシステムを搭載)

「リーフ」という車名は、このクルマを表す顕著なネーミングであり、自然界において葉が大気を浄化するように、日産リーフが走行時の排出ガスをなくすことを意味する。

「リーフ」の価格は2010年末に発表する予定であるが、Cセグメントの車両と同等の競争力を持たせることを標榜している。また、「リーフ」は、世界中の政府および地方自治体等の減税措置や補助金の対象となることが見込まれる。さらに、「リーフ」は、従来のガソリン車と比較して経済性と環境に配慮したクルマとなっている。

1) ゼロ・エミッション

従来の内燃エンジン(ICE)と異なり、「リーフ」は90kW超の出力を発生するラミネート型コンパクトリチウムイオンバッテリーと80kW/280Nmを発揮する電気モーターを搭載する。これにより、従来のガソリン車と同等の高いレスポンスと運転の楽しさを味わうことができる。

またICE車と違い、このEVのパワートレインは、走行中にCO2やその他排出ガスを一切出さない。この革新的な新型リチウムイオンバッテリーと協調回生ブレーキシステムの搭載により、リーフは1回のフル充電で160km(100マイル)以上の航続距離を可能としている*。(*US LA4モード)

ユーザーを対象とした広範なリサーチでは、世界中のドライバーの70%以上の日常の運転距離は、この160kmという航続距離の範囲内であるという結果が出ている。

日産は、簡単で便利な充電方法にも取り組んでいる。「リーフ」は、急速充電器を使えば、30分以内で電池容量0%から80%までの充電が可能となる。また、家庭での充電時間は200Vの普通充電で電池容量0%から満充電まで約8時間となり、ひと晩の充電でまかなうことができる。

2)お求めやすい価格で毎日使えるグローバルリアルカー

ゼロ・エミッション車でグローバルリーダーとなることを目指し、日産の商品企画、エンジニア、デザイナーはお求めやすい価格のリアル・ワールドカーを創ることに専心した。「リーフ」は、快適性と居住性、広い荷室を確保するため、全く新しいシャシーと車体レイアウトを採用している。

デザインを担当したプロダクト・チーフ・デザイナー(PCD)の井上真人は「『リーフ』は、世界初の、手頃な価格で毎日使いたくなるような実用的な中型のEVとする必要があった。そして私たちはそのようなクルマを創り出した。このクルマのスタイリングは、一目で「リーフ」であると分かるだけではなく、そのオーナーをゼロ・エミッションモビリティの新時代の一員としてみなす役割を果たすだろう。」と語った。

3)EVとしての独自デザイン

どんなに小さな要素でさえも大きな効果を生む。

「リーフ」は、そのデザインコンセプトを「スマート・フルディティ(賢い流動体)」とし、クリーンなイメージと、知性を感じるデザインに、最高の空力と風音性能を実現するボディと、革新的で独創的な5人乗り5ドアハッチバックのパッケージングを実現した。コンパクトな新型リチウムイオンバッテリーをフロア下に配置することにより、後部席のレッグルームとヘッドルームにも余裕が生まれ、快適なスペースを空力性能とともに確保している。

エクステリアは、V字型の特徴的な低いフロント・エンドに、大型LED式ヘッドランプを配し、ひと目で日産のEVとわかる個性的で上品なスタイリングとしている。ボディから突き出た独特のヘッドランプは気流を分散してドアミラーを避け、風切り音と空気抵抗を低減する効果を生みだしている。印象的に青く光る内蔵反射型デザインを採用したヘッドランプが消費する電力は、従来のヘッドランプのわずか10%であり、航続距離に与える影響を最小限に抑えている。

「リーフ」のインテリアのトリムに使われている明るいカラーにより、楽しくスタイリッシュな室内空間が実現している。インテリアカラーは、環境への配慮を印象づける、「リーフ」のボディカラーである「アクアグローブ」を基にした「ブルーアース」を使用している。また、ブルーをEVのアイコンカラーとしてダッシュボードのアクセントや計器類のイルミネーションにも採用している。

4)ITシステムによるアシスト

「リーフ」はゼロ・エミッション車専用の高度なITシステムを採用している。グローバルデータセンターに24時間接続可能なこのシステムが運転者をサポートする。

センターコンソールに搭載されたモニターには、エネルギー残量に応じた到達可能エリアや充電ステーション位置が表示される。

エアコンと充電機能は、スイッチを切った状態で携帯電話を使って遠隔操作することが可能であり、リモートコントロール・タイマーによって、予めバッテリーの充電開始時間を設定しておくこともできる。

「リーフ」の商品企画を担当したチーフ・プロダクト・スペシャリスト(CPS)の阿部徹は、「このクルマに搭載したITシステムは、運転者や同乗者にとってパートナーのような存在であって欲しいと思っている。」と語った。これらの新しいITシステムの機能が、便利なモビリティの新しいスタイルを提供することを可能にしている。

ゼロ・エミッションモビリティに向けた総体的なアプローチおよび環境に配慮した技術の開発

「リーフ」は、ゼロ・エミッションモビリティの時代を確立していく上で、極めて重要な最初の一歩となる。日産は、一方で内燃機関(ICE)技術は今後数十年間の移動手段においてグローバルに必要不可欠な役割を担うと認識している。それゆえ、日産はゼロ・エミッションのビジョンを総体的なアプローチで捉え、環境に配慮した様々な技術を選択肢として幅広くユーザーに提供している。

日産の「リーフ」は理想的なクルマであり、もう「リーフ」しか必要ではないと考えるユーザーもいれば、「リーフ」は、家族の足として買い足すにはふさわしいクルマであり、例えば、毎日の通勤には最適だと考えるユーザーも想定される。

最終的なゴールはゼロ・エミッションであるが、日産は、燃費を向上させ排出ガスを削減する環境に配慮した技術の開発に引き続き取り組んでいる。その結果として、CVT、アイドルストップ、HEV、クリーンディーゼルなど幅広い自動車関連技術を提供し、また、FCV技術への投資・研究にも取り組んでいる。

ゼロ・エミッションモビリティのグローバルパートナーシップ

ルノー・日産アライアンスにおけるゼロ・エミッションモビリティプロジェクトでは、英国やポルトガルなどの各国政府、また、日本および米国での地方自治体、それ以外にも他セクター等、グローバルでおよそ30のパートナーシップを締結している。

これらパートナーシップにおける主な取り組みは以下の通り。

1.官民からの投資による広範な充電インフラの開発

2.各国政府、地方自治体からの優遇措置および補助金の提供

3.個人の利益び社会的利益に資するためのゼロ・エミッションモビリティに関する啓蒙・教育活動

ゼロ・エミッション車の生産工場

「リーフ」は、今後発表される日産のEVラインアップの最初のモデルであり、ルノー・日産アライアンスのゼロ・エミッションモビリティというビジョンの実現において重要なマイルストーンとなる。「リーフ」はまず、追浜工場で生産される他、米国テネシー州にあるスマーナ工場での生産も計画されている。一方で、リチウムイオンバッテリーは座間で生産開始予定であり、それ以外にも米国、英国、ポルトガルでの生産も予定されている。また、その他にも世界中で生産施設の候補地の検討がされている。

日産は、「青い地球を守りたい」「人や社会と共生する企業市民でありたい」という想いを「ブルーシチズンシップ」という言葉で表し、さまざまな取り組みを行っている。それは、地球環境保護、地域社会への貢献、ダイバーシティ(多様性)の推進、そしてより多くの人びとにクルマで移動する喜びを提供することなど、極めて多岐にわたる。このブルーシチズンシップの考え方に基づき、EV開発の取り組みを引き続き推進するとともに、真に実効性のある技術、商品、サービスを開発し、市場に投入していく。日産は、今後も提携パートナーであるルノー社と共同でゼロ・エミッション・モビリティに向けて主導的役割を果たしていく。

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