【燃費】日産 フーガハイブリッド 燃費レポート/永田恵一(2/5)
- 筆者: 永田 恵一
日産 フーガハイブリッド 燃費レポート/高速道路編
現行フーガは登場から満5年、6年目に入っているモデルということもあり「大きな期待を持たずにテストに臨んだ」というのが率直なところであった。だが、乗ってみると古さを感じさせることは皆無であったどころか、未だ相当な競争力を備えていることに驚かされた。
先ずはじめに、フーガに搭載されている日産の「1モーター2クラッチハイブリッド」の動きを簡単に紹介したい。
大まかには、
(1)モーターで発進(バッテリー残量が多いと40km/hくらいまでモーターだけでスピードを上げることもある)
(2)エンジンが加わる
(3)その後は走行状況やバッテリー残量に応じてEV走行、エンジンとモーターを併用したハイブリッド走行を使い分ける
といったところだ。
まず動力性能に関しては364PSというシステム出力を持つだけに、同様のハイブリッドシステムを使う「スカイラインハイブリッド」に対してフーガハイブリッドは車重が50~100kg重い分少しだけ劣るが、それでも文字通りどんな場面でも期待以上の満足感を得られるだけの加速性能を備えている。
なおトップギアとなる100km/h走行時のエンジン回転数は1,500rpmと非常に低く抑えられており、100km/hでもバッテリー残量が多い時にアクセルを少し抜くとEV走行が可能だ。
EV走行を行うにはハイブリッド走行中の余剰トルクを使って発電を行い、バッテリーに電力を溜める必要がある。その際の充電効率はエンジン回転数が1,500rpmから2,000rpmの範囲が最良とのことなので、燃費を稼ぎたいならちょうどエンジン回転数が1,500rpmとなる7速100km/hでハイブリッド走行し、バッテリーが溜まったらペースを下げてEV走行するという方法が良さそうだ。
高速道路ではフーガに装備される数々の運転支援システム、安全装備を試すこともできた。
まずインテリジェントクルーズコントロールは加減速が穏やかで「運転が上手」という部類に入る仕上がりで、特に長距離ドライブでは絶大な威力を発揮してくれるに違いない。また、別の機会に完全な停止まではせず「ノロノロ」と動く首都高速の渋滞でインテリジェントクルーズコントロールを試したが、この時の効果、運転の上手さも素晴らしいものであった。
安全装備の方も後側方車両検知警報(BSW)や車線逸脱警報(LDW)といったドライバーへのインフォメーションの効果はもちろん、テストできる範囲では車線逸脱防止支援システム(LDP)の作動も明確に確認でき、事故防止に大きく貢献してくれるだろう。
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