【燃費】スバル レヴォーグ 1.6GT EyeSight 燃費レポート/永田恵一(2/5)
- 筆者: 永田 恵一
スバル レヴォーグ 1.6GT EyeSight 燃費レポート【高速道路編】
以前、「マツダ アクセラスポーツ(ディーゼルターボ)燃費レポート」の記事にも同じようなことを書いたが、レヴォーグは同クラス、というより日本で購入出来るクルマの中でトップクラスと呼べるほど、ロングツーリングカーとしての資質を備えていることが確認できた。
さらにEyeSight ver.3から加わった「アクティブレーンキープ」も、ハンドルを緩めに握って高速道路を走っていると違和感のない範囲でハンドルを調整していることが確認でき、長距離ドライブでの疲労軽減に大きく貢献してくれるに違いない。
なお、アクティブレーンキープの作動はメーター内のハンドルのインジケーターが緑色になっていることで確認できる。
アクティブレーンキープはコーナーの曲率によって作動しないこともあり、ハンドルを持つ力が弱いと10秒から18秒で解除になってしまうのであくまでも「運転サポート」であることを頭に入れておいて欲しい。
敢えてEyeSight ver.3に要望を挙げるならば、トップクラスの完成度を持つ運転支援システムだけにボルボの「BLIS(ブラインドスポット・インフォメーション・システム)」など、斜め後ろを監視しドライバーにインフォメーションする機能がそろそろ欲しいところだ。
レヴォーグ 1.6リッターの動力性能はスペック通りであるが、2.5リッターのNAエンジンを搭載するレガシィツーリングワゴンと同等であった。
高速道路本線への合流や追い越し加速でアクセル全開加速を試すと「速い」とまでは言えないが、このクラスのクルマとして十二分な瞬発力を備えている。ガソリン価格の高騰などの要因により「速さ」という要素の必要性が薄くなっている日本の道路事情を考えれば、レヴォーグ 1.6リッターターボの動力性能に不満を感じる人はほとんどいないだろう。なお、100km/hのエンジン回転数は1,800rpmであった。
ただ、レヴォーグの1.6リッターターボは2,000rpm+αあたりまで回転が上がらないと本格的にパワーが出ない特性のようで、高速道路で暖加速をする際に周りのNAエンジン車やダウンサイジングターボ車に比べると「回転を少しだけ上げてズルズルとスピードを上げる」という走り方が苦手で、若干エンジン回転が上がり過ぎのように感じることもあった。
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