トヨタ エスティマ 試乗レポート(1/3)
- 筆者: 岡本 幸一郎
- カメラマン:原田 淳
エスティマ マイナーチェンジ
エスティマは、ミニバン界のスペシャリティカー的存在だ。家のクルマがエスティマだと、子供は学校で自慢できるし、主婦は井戸端会議で鼻高々だそうな。そんなエスティマの現行3代目モデルは、先代2代目をキープコンセプトにして、より視覚的にわかりやすく購買意欲を掻き立てるクルマに成長し、2006年1月に登場した。
3年が経過し、ライバルの登場や変更をひととおり見届けた上で、2008年12月に満を持してマイナーチェンジ。内外装や装備類がアップデートされた。
具体的には、エクステリアではフロントグリルおよびバンパー、ヘッドランプ、リアコンビランプ、アルミホイールなどを意匠変更。持ち前の先進性に加え、さらにエッジを効かせたフォルムは、よりスタイリッシュさを増した。
インテリアでは、アエラスにグレージュの内装色の設定を拡大し、ユーカリ木目調パネルなどを新採用したほか、アエラスおよびHVの「G」に、「レザーパッケージ」を新設定した。また、エコドライブインジケーターランプや、快適温熱シートの採用、2列目シートのスライドレバー位置変更、3列目シートのアームレストの設定などを実施。さらに、前席アクティブヘッドレストの標準装備化、2.4L車にもS-VSC(ステアリング協調車両安定性制御システム)のオプション設定を追加するなど、安全面も充実した。
その他、詳細は省くが、セキュリティ、クルーズコントロール、ライトまわり、メーター、ETC、AV、ナビゲーション、IPA(インテリジェント・パーキング・アシスト)、スライドドア、バックドア、シートベルト等も改良。エンジン関係ではフューエルポンプ、ブレーキ関連ではVDIMのヨーレートセンサーやリニアGセンサー、プリクラのミリ波レーダーセンサーなど、微細にわたって大なり小なり手が加えられている。
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