2009年上半期ベスト・バイ・カー【国産車】/森口将之
- 筆者: 森口 将之
- カメラマン:原田淳/本田技研工業株式会社
トータルベストカー/マツダ アクセラ 15C
プリウスも考えた。でも現在の売れ方はパニック気味ではないだろうか?
そんななかで自分がまずやるべきは、異なる選択肢を提示することだと思う。
そんな政治的配慮?を込みでアクセラにする。
といっても、アイドリングストップがついた2Lではない。ベーシックな1.5Lだ。
アクセラは旧型も、あらゆる性能をバランスよくまとめたナイスカーだった。なかでも1.5Lがベストだった。
新型はそのよさを受け継ぎながら、ギアボックスをCVTにしたことで2Lに近い加速と静かさを手に入れ、乗り心地はなめらかに、ステアリングは素直になった。
ハイブリッドやアイドリングストップだけがエコではない。それをユーザーに伝えるためにも、こういうクルマは大切だ。
ベストドライビングカー/ホンダ インサイト
2月にデビューしたこのクルマによって、もっと正確にいえばオートックワンでも報告した燃費競争レースで、僕はエコランに目覚めた。
そんな気持ちを芽生えさせたのは、アクセルの踏み具合で3色に変化するメーターや、運転の上達度を葉の数で教えるインジケーターだった。
インサイトは、エコランをゲーム感覚で楽しめる世界初のクルマだったのだ。
その後登場したエコカーの多くが同様のインジケーターを搭載していることからも、影響力の大きさがわかる。
それでいてエンジンやモーターの性能を必要充分にとどめ、空力対策で背の低いボディを与えたことで、走りは軽快。
従来型のファントゥドライブも備えている。1台で2度おいしいハイブリッドカーだ。
ベストデザインカー/三菱 i-MiEV
見た目はガソリンエンジンを積む i(アイ)とほぼ同じだけれど、フロントにエンジンがないことを生かした卵のようなフォルムは、いまでも新鮮。100m離れていても見分けがつく。
しかもそれが、電気で走る。いや、このアヴァンギャルドなカタチにはエンジンよりモーターのほうが似合っている。
モーターやバッテリーを積んでも、室内やラゲッジスペースの広さが変わらないパッケージングもいい。
そしてもうひとつ、やはりガソリン車から流用したミッキー風のメーターは、電気自動車のために作られたと錯覚してしまうほど、必要な機能を効率的に収めていた。
これこそ i(アイ)本来の姿ではないだろうかと思えるほど、1台の電気自動車として完璧なデザインにまとまっている点を評価したい。
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