ヘッドライトの黄ばみ取りおすすめ14選! 黄ばむ原因やクリーニング方法も紹介
- 筆者: MOTA編集部
車のヘッドライトの黄ばみは、見た目が古臭く見えるだけでなく、夜間の視界不良や車検に通らない原因にもなりかねません。この記事では、ヘッドライトの黄ばみの原因から、黄ばみ取りにおすすめのアイテム、自分でできる効果的な除去方法、さらにはプロに依頼する場合の料金まで解説します。
ヘッドライトの黄ばみや曇りとは? 放置するリスクは?
車のヘッドライトは、経年劣化により黄ばみや曇りが生じることがあります。特に屋外駐車の場合、太陽光の紫外線が主な原因となり、どんなに大切に洗車していても避けられない問題です。
放置するリスクは?
ヘッドライトの黄ばみを放置すると、まず車全体の見た目が古びた印象になってしまいます。
さらに深刻なのは、ライトを点灯しても本来の明るさが得られなくなることによる光量不足です。これにより夜間や悪天候時の視界が悪化し、安全運転に大きな支障をきたす危険性があります。
また、光量が保安基準を満たせないため、車検に通らない可能性も出てきます。それだけでなく、黄ばみをそのままにしておくと樹脂表面の劣化がさらに進行し、細かなひび割れが生じたり、ヘッドライト内部に汚れや水分が侵入したりするトラブルを引き起こしかねません。
このような状態になると、ヘッドライトユニットごと交換しなければならず、結果として高額な修理費用が発生することもあります。
もし「最近、なんとなくライトが暗いな」と感じることがあれば、それはヘッドライトの黄ばみが原因かもしれません。大きなトラブルに発展する前に、早めの対処を心がけることが非常に重要です。
ヘッドライトが黄ばんでしまう原因と防止策
ヘッドライトが黄ばんでしまう主な原因と、その防止策について見ていきましょう。
主な原因は「紫外線」による素材の劣化
ヘッドライトの黄ばみの最大の原因は、太陽光に含まれる紫外線です。
現在の車のヘッドライトカバーの主流は、樹脂製(ポリカーボネート)です。ポリカーボネートは、ガラスに比べて軽量で加工しやすく、衝撃に強い反面、紫外線に弱く傷がつきやすいというデメリットがあります。
新品のヘッドライト表面には保護用のコーティングが施されていますが、長期間紫外線にさらされたり、洗車時の摩擦などによって徐々に剥がれてしまいます。コーティングが失われると、ポリカーボネート自体が直接紫外線のダメージを受け、化学変化を起こして黄ばんでしまうのです。
洗車がかえって傷や黄ばみの原因になることも?
良かれと思って行っている洗車も、方法によってはヘッドライトを傷つけ、黄ばみを促進させてしまうことがあります。
例えば、洗車時にスポンジで力を入れてヘッドライトを擦ると、目に見えない細かな傷がつき、そこから劣化が進みます。
また、洗車時に使用したワックスやコーティング剤がヘッドライト表面に残り、それが紫外線と反応して劣化の原因となることもあります。
洗車の際は、たっぷりの水でホコリや砂を流し、柔らかい素材で優しく洗い上げるようにしましょう。
ヘッドライトの内側の曇りや汚れ
黄ばみや曇りの原因は、ヘッドライトの外側だけとは限りません。ヘッドライトユニットと車体の間に隙間が生じ、そこから雨水や汚れが侵入して内部で劣化や汚れを引き起こすこともあります。
この場合、外側からのクリーニングだけでは改善しないため、ディーラーや専門業者への相談が必要です。
黄ばみを防ぐために最も効果的なのは「紫外線を避ける」こと
黄ばみの最大の原因である紫外線を避けることが、最も効果的な予防策です。
具体的な対策方法としては、駐車場所を工夫することです。屋根付きのガレージやカーポートに駐車するのが理想的です。屋外駐車の場合は、日陰を選んだり、ボディカバーを使用したりするだけでも効果があります。
また、ヘッドライトコーティングも効果的です。新車時や黄ばみ除去後に、ヘッドライト専用のコーティング剤を施工することで、紫外線や傷から保護し、黄ばみの発生を遅らせることができます。
その他、走行中の飛び石などによる細かな傷や、ヘッドライトバルブの熱も、劣化を早める要因となります。
ヘッドライトの黄ばみ取りにおすすめのグッズ 一覧
| 商品名 | 画像 | 商品URL |
|---|---|---|
ヘッドライトの黄ばみ取りクリーナーおすすめ10選
お手軽なのは、各種メーカーから発売されている、ヘッドライト専用のクリーナーです。
はじめて自分でヘッドライトの汚れ&黄ばみ取り作業を行うのであれば、下地処理からコーティングまでセットになっているキットを使用するのが安心でしょう。
ワコーズ HC-K ハードコート復元キット ヘッドライト用
ワコーズ HC-K ハードコート復元キット ヘッドライト用は、ベース処理剤、コート剤、研磨専用パッド、塗布専用スポンジがセットになっています。
このセットがあれば、ヘッドライトの黄ばみ・曇りの除去、ヘッドライトカバー表面のガラス皮膜コーティングまで施せます。
ヘッドライトのクリーニングをするときには、ボンネットやバンパーなどヘッドライト周辺をキズつけないよう、マスキングしてから施工するようにしましょう。
| ワコーズ HC-K ハードコート復元キット ヘッドライト用 | |
|---|---|
ベース処理剤、コート剤、研磨専用パッド、塗布専用スポンジ、施工手順書 | |
呉工業 LOOX(ルックス) ヘッドライトクリーナー&コーティング剤
呉工業 LOOX(ルックス) ヘッドライトクリーナー&コーティング剤は、塗るだけでヘッドライトの黄ばみや白化などの汚れだけを化学的に分解。研磨剤を使用していないことや、こする必要がないため、ヘッドライトをキズつける心配がありません。
また、最長2年の超耐久クリアガラスコートがセットされており、紫外線や高温、酸性雨による劣化やキズを防ぎ、クリアなヘッドライトを保ちます。
ヘッドライトだけでなく、バイザーや樹脂製のテールランプにも使用可能です。
| 呉工業 LOOX(ルックス) ヘッドライトクリーナー&コーティング剤 | |
|---|---|
ディープクリーナー36ml、超耐久クリアガラスコート4ml、塗布用クロス10枚、保護手袋2枚 | |
シュアラスター ゼロリバイブ ヘッドライトクリーナー

- ゼロリバイブ ヘッドライトクリーナー
- シュアラスター
シュアラスター ゼロリバイブ ヘッドライトクリーナーは、超微細研磨粒子により汚れや劣化部分を磨くことで、ヘッドライトカバーの黄ばみやくすみをスッキリと除去できます。
また「反射」「放出」「吸収」のUVカットトリプルコーティングで、施工面を紫外線による劣化から守ります。
シボや艶消し、メッキなどの表面加工されたパーツを除き、ヘッドライトカバーやバイザーなどのクリア樹脂パーツに使用可能です。
| シュアラスター ゼロリバイブ ヘッドライトクリーナー | |
|---|---|
クリーナー70ml | |
リンレイ ウルトラハードクリーナー&コーティング ヘッドライト用
リンレイのウルトラハードクリーナー&コーティングは、プロも推奨するケミカルで、諦めていたヘッドライトの黄ばみ、くすみ、白化を徹底的に除去し、新品同様の透明感を取り戻します。
超硬度ガラス系コートαを配合しており、約2年間という長期間にわたりクリアな輝きを持続させます。
紫外線、キズ、汚れ、熱、酸性雨といった様々な劣化要因からもヘッドライトを強力に保護。磨いて、流して、コートするだけの簡単な作業で施工できるのも魅力です。
| リンレイ ウルトラハードクリーナー&コーティング ヘッドライト用 | |
|---|---|
クリーナー80ml、コーティング剤25g | |
プロスタッフ ヘッドライトコーティング剤 魁 磨き塾 S132

- ヘッドライトコーティング剤 魁 磨き塾 S132
- プロスタッフ
プロスタッフのヘッドライトガチコートは、本格的な3ステップ施工でヘッドライトの黄ばみやくすみを徹底的に除去し、透明感のあるクリアな状態に蘇らせるコーティング剤です。
まず下地クリーナーで表面の汚れや劣化層をしっかりと落とし、表面を整えます。
その後、ガラス系成分とUV吸収剤を配合した「ガチコート」を塗布することで、強力な保護膜を形成。紫外線や汚れによる再劣化を防ぎ、約12ヶ月間、新品のようなクリアな輝きを持続させます。
| プロスタッフ ヘッドライトコーティング剤 魁 磨き塾 S132 | |
|---|---|
下地クリーナー、コート剤、手袋×1、クロス×12、ヘルパー×1、マイクロファイバークロス×1 | |
CCI スマートシャイン ヘッドライトコートNEO W-225
CCIのヘッドライトコートNEOは、新開発のUVカットポリマーを配合し、ヘッドライトの黄ばみやくすみを長期間防ぐコーティング剤です。
塗るだけで紫外線を強力にカットし、約2年間クリアな輝きと深いツヤを持続させます。汚れや小キズがつきにくい強靭な保護膜を形成し、重ね塗りすることでさらに効果を高めることも可能です。
簡単な施工で、大切な愛車のヘッドライトを紫外線による劣化から守り、美しい状態を長く保ちます。
| CCI スマートシャイン ヘッドライトコートNEO W-225 | |
|---|---|
ヘッドライトクリーナー、ヘッドライトコートA液、ヘッドライトコートB液、塗布用スポンジ2個、マスキングテープ、マイクロファイバークロス、研磨ペーパー、説明書 | |
KEEPERコーティング コーティング専門店のヘッドライトクリーナー&コート

- コーティング専門店のヘッドライトクリーナー&コート
- KEEPERコーティング
カーコーティング専門店KeePerのヘッドライトクリーナー&コートは、プロの技術から生まれた製品です。
特殊なクリーナーがヘッドライトの黄ばみやくすみを強力に除去し、表面を平滑に整えます。
その後、高耐久のガラス系硬化被膜を形成するコート剤が、クリアな輝きを1年以上持続させます。UVカット効果も備えており、紫外線による再劣化を防ぎます。
簡単な作業で、専門店品質の仕上がりを手軽に実現し、愛車のヘッドライトを美しく保護します。
| KEEPERコーティング コーティング専門店のヘッドライトクリーナー&コート | |
|---|---|
クリーナー30ml、コーティング剤2ml、スポンジ2個、マイクロファイバークロス2枚 | |
BPRO ヘッドライトクリーナー BCQ-28A045
BPROのヘッドライトクリーナーは、諦めていたヘッドライトの黄ばみを強力に除去する車用コンパウンドです。
450gの大容量で、手磨きだけで簡単に施工可能。特殊な研磨成分が黄ばみを素早く分解し、新車のようなクリアな透明感と輝きを蘇らせます。
プロの現場でも使われる品質で、洗車と合わせて手軽に本格的なヘッドライトケアが実現でき、安全な視界確保にも貢献します。
| BPRO ヘッドライトクリーナー BCQ-28A045 | |
|---|---|
ヘッドライトクリーナー450g | |
ソフト99 LIGHT ONE ヘッドライトリフレッシュ 03133
ソフト99のヘッドライトケア用品、ライトワンは、ヘッドライトの黄ばみやくすみを解消する本格的な2液タイプです。
まず、ベースクリーナーが研磨剤の力で黄ばみや汚れを素早く除去し、ヘッドライト本来の透明度を取り戻します。
次に、超微粒子レジンを配合したハードトップコートを施すことで、硬質ガラス状の透明被膜を形成。細かなキズも埋め、約6ヶ月間クリアな輝きを持続させます。
UVカット剤も配合しており、紫外線による再劣化も防ぎます。
| ソフト99 LIGHT ONE ヘッドライトリフレッシュ 03133 | |
|---|---|
ベースクリーナー50ml、ハードトップコート8ml、専用クロス2枚、専用スポンジ2つ | |
ペルシード ヘッドライトクリーナー&コーティング PCD-13
ペルシードの「ヘッドライトクリーナー&コーティング PCD-13」は、液をつけて磨くだけの簡単な1ステップで、ヘッドライトの黄ばみ・くすみ・白化を除去する製品です。
浸透分解クリーナーが汚れを素早く分解し、ガラス質ベースの高輝度クリアコーティングが施工面を保護します。これにより、約6ヶ月間、新車のような透明感と輝きを持続させることができます。
UV吸収剤も配合しており、紫外線による再劣化を防ぎ、手軽にクリアな視界を確保します。
| ペルシード ヘッドライトクリーナー&コーティング PCD-13 | |
|---|---|
クリーニングスティック35g、コーティングボトル8ml、コーティング専用スポンジ | |
ヘッドライトの黄ばみ・曇りを落とす方法(除去方法)
ここからは、ヘッドライトの汚れや黄ばみを除去し、クリアな輝きを取り戻す方法をご紹介します。
様々な清掃方法や専用商品がありますが、最も一般的なのは耐水ペーパーとコンパウンドを使った研磨です。この方法では、ヘッドライトの外側を優しく磨いて汚れを削り取ります。ヘッドライトを取り外す必要がなく、DIYで手軽に行えるのが特徴です。
それでは、具体的な手順を説明しましょう。
ヘッドライトを磨く準備をする
ヘッドライトを磨く作業に入る前には、まず表面の埃や汚れを水洗いで丁寧に落としましょう。汚れが付いたまま作業を始めると、砂などで余計な傷を付けてしまう可能性があるため、しっかりと除去することがポイントです。
次に、磨く際に車のボディへ傷がつくのを防ぐため、ヘッドライトの周りをマスキングテープで保護します。
これでヘッドライトを磨くための準備は完了です。
耐水ペーパーでヘッドライトを磨く
ヘッドライト磨きには、水に濡らして使う耐水ペーパーを使用します。
まず、黄ばみの状態に合わせて選んだ粗い番手(例:黄ばみが強ければ1000番、少なければ2000番程度)で、水をかけながらヘッドライト全体を優しく研磨します。作業中に黄色い水が白い水に変われば、黄ばみが落ちたサインです。
次に、徐々に細かい番手のペーパーに変え、前の工程でついた研磨傷をならすように同様に優しく磨き、最後に表面を滑らかに整えます。
通常、2~3種類の異なる番手の耐水ペーパーを使い分けるのが基本です。

- 紙やすり サンドペーパー 耐水ペーパー
- NESHEXST
コンパウンドでより細かく磨く
耐水ペーパーでの研磨作業が終わったら、コンパウンドを使ってより細かく磨いていきます。
コンパウンドは、耐水ペーパーだけでは取り除けなかった小さい傷を鏡面仕上げしていくことで、傷に入り込む汚れを防ぎ、ヘッドライト表面が再び劣化するのを遅らせることが目的です。
コンパウンドは耐水ペーパーよりさらに目が細かいので、よりピカピカに磨き上げることができます。

- 液体コンパウンドトライアルセット
- ソフト99
ヘッドライト磨きにはピカールを使うこともできる
ヘッドライトの黄ばみ除去には、耐水ペーパーやコンパウンドの代わりに、金属用洗剤「ピカール」も有効です。
ピカールは研磨剤を含んでおり、金属だけでなくプラスチックにも対応しているため、布で磨くことでヘッドライトの黄ばみを落とせます。
ただし、使用後は耐水ペーパーなどと同様に、別途コーティング剤での保護が必要です。
再びヘッドライトをコーティングする
ヘッドライトを磨いた後は、黄ばみ取りの仕上げとして表面のコーティングが不可欠です。
研磨によって元の保護コーティングが失われたヘッドライト表面は紫外線に非常に弱くなっているため、新たにコーティング剤を塗布し、紫外線から守る必要があります。
ヘッドライドの黄ばみ取りをカー用品店に頼むと料金はいくらかかる?
ヘッドライトの黄ばみをプロに依頼すると料金はいくらくらいかかるのでしょうか。カー用品店の「オートバックス」と「イエローハット」、「ジェームス」を参考に料金を紹介します。
| カー用品店 | サービス名 | 料金 | 作業時間 |
|---|---|---|---|
オートバックス | ヘッドライトポリッシュ | 3,300円〜 | 20分〜 |
ヘッドライトコーティング | 5,500円〜 | 40分〜 | |
イエローハット | ヘッドライトクリーニング&コート | 4,400円〜 | 15分〜 |
ヘッドライトコーティング | 6,600円〜 | 30分〜 | |
ジェームス※ | ヘッドライトコートクイック | 3,300円 | 15分〜 |
ヘッドライトポリッシュコート | 9,900円 | 50分〜 |
どの用品店でもヘッドライトの黄ばみを除去するサービスと、黄ばみを除去したうえで長持ちするサービスを提供しているようです。
ヘッドライトをできるだけ長く綺麗に維持したいという人は、コーティングまでしてくれるサービスを利用するといいでしょう。
まとめ
ヘッドライトの黄ばみは、見た目の悪化だけでなく、光量低下による視界不良や車検不合格も招くため軽視できません。
主な原因は紫外線なので、ガレージ保管や日陰駐車などで対策することが重要です。
こうした紫外線対策に加え、美観を保ち、大きなトラブルを避けるためには、こまめな日常の手入れを心がけ、場合によってはプロによるメンテナンスも検討しましょう。
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