【比較】ホンダ ヴェゼル(ハイブリッド)vs スバル XV(ハイブリッド)どっちが買い!?徹底比較(1/4)
- 筆者: 渡辺 陽一郎
今、人気のSUV「ホンダ ヴェゼル」「スバル XV」2台を徹底比較!
SUVは、セダンやミニバンほどボディタイプがパターン化されていない。最低地上高(路面とボディの最も低い部分との間隔)に余裕を持たせ、悪路の走破を容易にした点は大半の車種に共通するが、最近は2WDモデルも増えている。クロスカントリー4WDと呼ばれた時代に比べると「クロスオーバー」と呼ばれるシティ派SUVが増えるなど、SUVにおけるオフロード指向は弱まっている。
もっとも、SUVの「自由型」は今に始まった話ではない。
1980年代に販売されたアメリカンモータース(後にクライスラーが吸収)の「イーグル」は、最低地上高を高めた4WDのSUVだったが、ボディタイプはセダン、ワゴン、クーペ、コンバーチブルと豊富にそろえた。要は「何でもアリ」のジャンルだ。
だから一般的にはミニバンに区分される三菱「デリカ D:5」も、見方によってはSUVと呼べるだろう。
最近になってSUVが注目を集めている背景には「趣味性が感じられるクルマが減った」こともあると思われる。
「軽自動車」が新車販売されるクルマの約40%を占め「コンパクトカー」の比率も高まったが、すべてのユーザーが実用重視の車種を求めるワケではない。にもかかわらずクーペは車種数が激減し、ワゴンではレヴォーグが人気を得ているが、ほかの車種はアテンザを除くと設計が古い。選択肢もクーペ並に少ない。クルマに趣味性を求めると、必然的にSUVを選ばざるを得ない現実があるのだ。
SUVの人気にダウンサイジングの市場動向も加わり、売れ行きを伸ばしたのが「ホンダ ヴェゼル」と「スバル XV」の2台だ。今回はこの2車種を比べたい。
「ホンダ ヴェゼル」vs「スバル XV」
ヴェゼルは、「ホンダ フィット」とプラットフォームを共通化したコンパクトなSUVだが、ショックアブソーバーは「ホンダ オデッセイ」と基本的に同じタイプを使う。フィットとは異なる部分も多く、全長は4,295mmに抑えたが全幅は1,770mmとワイドだ。エンジンは1.5リッター直列4気筒で、ハイブリッドも設定されている。
後者のメカニズムはフィットに準じるが、エンジンはアトキンソンサイクルではなく直噴式。駆動方式は「2WD」と「4WD」を選択できるが、ノーマルエンジンの4WDはベーシックなGグレードに限られる。積雪地域向けに用意された。
一方、XVは「インプレッサスポーツ」をベースに開発されており、最低地上高が200mmまで高められている。「レガシィツーリングワゴン」をベースにした「アウトバック」のような造り方である。
そのため5ドアハッチバックの発展型ではあるが、フェンダーの形状を工夫したりアンダーガード風のパーツを装着することでSUVらしさを表現している。
エンジンは2リッター4気筒水平対向エンジンを搭載しており、ヴェゼルと同様にハイブリッドが選択可能だ。駆動方式はスバルらしく「AWD(4WD)」のみで、2WDの設定は存在しない。
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