ダイハツ ブーン&トヨタ パッソ vs ホンダ フィット どっちが買い!?徹底比較(1/5)

ダイハツ ブーン&トヨタ パッソ vs ホンダ フィット どっちが買い!?徹底比較
TOYOTA PASSO(トヨタ パッソ) X ”Gパッケージ”[ TOYOTA PASSO(トヨタ パッソ) X ”Gパッケージ”[ TOYOTA PASSO(トヨタ パッソ) X ”Gパッケージ”[ TOYOTA PASSO(トヨタ パッソ) X ”Gパッケージ”[ TOYOTA PASSO(トヨタ パッソ) X ”Gパッケージ”[ DAIHATSU BOON CILQ(ダイハツ ブーン シルク) ”Gパッケージ SA II” DAIHATSU BOON CILQ(ダイハツ ブーン シルク) ”Gパッケージ SA II” DAIHATSU BOON CILQ(ダイハツ ブーン シルク) ”Gパッケージ SA II” DAIHATSU BOON CILQ(ダイハツ ブーン シルク) ”Gパッケージ SA II” DAIHATSU BOON CILQ(ダイハツ ブーン シルク) ”Gパッケージ SA II” DAIHATSU BOON CILQ(ダイハツ ブーン シルク) ”Gパッケージ SA II” 画像ギャラリーはこちら
(左から)DAIHATSU BOON CILQ(ダイハツ ブーン シルク) ”Gパッケージ SA II”、TOYOTA PASSO(トヨタ パッソ) X ”Gパッケージ”

2016年4月に発売されたダイハツ「ブーン」&トヨタ「パッソ」は、直列3気筒の1リッターエンジンを搭載するコンパクトカー。ベーシックなブーンX・SAII&パッソX・Sは、緊急自動ブレーキを作動できるスマートアシストIIを標準装着して価格を121万5000円に抑えた。コンパクトカーの中でもエンジンとボディサイズが小さく価格も安い。

従来型はトヨタも企画やデザインに参加して、ダイハツとの共同開発とされたが新型は違う。企画やデザインから車両開発、生産までをダイハツが一貫して担当した。そのためにトヨタ「パッソ」は、ダイハツ製のOEM車という扱いだ。

ホンダ フィット

クルマ造りの方向性も従来型とは変わり、ダイハツによれば「軽自動車で開発した技術を小型車に展開した」という。背景にはコンパクトカーの商品力と売れ行きの低迷があり、技術的に先行する軽自動車のノウハウを活用してブーン&パッソを開発した。

従来から軽自動車と基本部分を共通化するコンパクトカーは存在したが、メーカーが自発的に、軽自動車を優位に立たせた表現をすることは珍しい。

さて、軽自動車の技術で造り上げたブーン&パッソは、本当にコンパクトカーのライバル車と戦えるのか。このジャンルの主力車種となるホンダ「フィット」と比べてみたい。

ボディスタイル/サイズ/視界/取りまわし性比較

DAIHATSU BOON CILQ(ダイハツ ブーン シルク) ”Gパッケージ SA II”

全長/全幅/全高は、ブーン&パッソが3650mm(上級のシルク&モーダは3660mm)/1665mm/1525mm。フィットは3955mm/1695mm/1525mmになる。全高は同じだが、全長はフィットが305mm長く、全幅も30mm広い。フィットがひとまわり大きい印象だ。

外観の見栄えはフィットが大柄な分だけ存在感も強いが、パッソ&ブーンもシルク&モーダではフロントマスクが上質になる。

視界は前後左右ともにブーン&パッソが勝る。フィットと違ってボンネットが少し見えて、サイドウインドウの下端が低い水平基調のスタイルだから、側方、斜め後方、真後ろともに見やすい。右側のサイドウインドウから顔を出すと、後輪が視野に入るから駐車する時も便利だ。

ホンダ フィット 1.3G(ガソリンモデル)

対するフィットはサイドウインドウの下端が高めで、しかも後ろに向けて持ち上げたから、側方と斜め後方の視界が良くない。

最小回転半径はブーン&パッソが4.6m、フィットは4.7mで、前者の小回り性能が少し優れる。

なので視界と取りまわし性はブーン&パッソが勝る。

勝者:ブーン&パッソ

TOYOTA PASSO(トヨタ パッソ) X ”Gパッケージ”TOYOTA PASSO(トヨタ パッソ) X ”Gパッケージ”TOYOTA PASSO(トヨタ パッソ) X ”Gパッケージ”TOYOTA PASSO(トヨタ パッソ) X ”Gパッケージ”TOYOTA PASSO(トヨタ パッソ) X ”Gパッケージ”
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渡辺 陽一郎
筆者渡辺 陽一郎

1961年生まれ。自動車月刊誌の編集長を約10年務めた後、フリーランスのカーライフ・ジャーナリストに転向。「読者の皆さまに怪我を負わせない、損をさせないこと」が最も重要なテーマと考え、クルマを使う人達の視点から、問題提起のある執筆を心がけている。記事一覧を見る

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