シトロエン C3 海外試乗レポート(1/2)
- 筆者: 河村 康彦
- カメラマン:プジョー・シトロエン・ジャポン
ヨーロッパではポピュラーなシトロエン C3
ヴィッツにマーチ、フィットにデミオ・・・と”自前”のモデルに強豪ひしめく事もあって、率直なところ日本での知名度は高いとは言えなかった、シトロエン発のコンパクトカー「C3」。
しかし、グローバルな視点で見るとこのモデルは決して見過ごす事の出来ないヒットを飛ばしたポピュラーカー。何しろ、2002年に発売された初代モデルのトータルの販売台数はおよそ200万台。
日本では走っているのを見ること自体が珍しいC3だが、ヨーロッパではかなりのC3が街中を走り回っているのだ。そんなC3が、初のフルモデルチェンジを受けて発表された。日本にも、2010年半ばの導入が予定されている。
9月に開催されたフランクフルト・モーターショーで正式発表されたこのモデル。国際試乗会が開催されたのは、イタリアはローマ近郊のトスカーナ地方。
本拠地パリを離れ、明るい陽光が”特産品”でもあるこうした地でイベントが催されたのは、新型C3最大の特徴である”ゼニス・ウィンドウスクリーン”にその理由がある事は疑いない。
新型C3のイメージを決定付けるゼニス・ウィンドウスクリーン
Zenith、すなわち「天頂」という名が与えられたこのアイテムは、フロント・パッセンジャーの後頭部にまで伸びたウィンドウ・シールド。まるで、通常のフロントガラスとガラスサンルーフが一体化してしまったかのごときこのデザインが、新型C3のエクステリアとインテリアからの独特な開放感を決定付けているのだ。
もちろん、国際試乗会に用意されたモデルは、このアイテムを装備したモデルが大半。数ある中でたった1台だけ「普通のウィンドウ」を採用したモデルが展示されていたが、もちろんそれよりもゼニス・ウィンドウ付きの方が遥かに魅力的でキュートに見えたのは言うまでもない。
世の中のクルマは大きくなり過ぎたのではないか?というアンチテーゼと共に、全長が4mに満たない”クラス最小サイズ”を売り物とする新型C3。それゆえに、キャビン空間は決して広々というわけではない。
一方で、そんな実寸法よりも特に後席の足元に余裕が大きく感じられたのは、フロントシートバックの形状が見直され、シート下に足先がすんなりと入れられる工夫が施されているから。
リア・オーバーハングが短いためにラゲッジスペースの床面積は小さめだが、深さが大きい。これは、床下に駆動系を納める4WD仕様の設定が無い事も関係アルのだろう。
愛車の売却を、もっと楽に!もっと高く!
-
一括査定はたくさんの買取店からの電話が面倒?
これまでの一括査定は、たくさんの買取店からの電話が面倒でした。MOTA車買取なら、最大20社の査定額をwebで簡単比較。やり取りするのは査定額上位の3社だけ。車の査定が楽に完結する仕組みです。
-
一括査定は本当に高く売れるの?
これまでは、買取店に会わないと査定額がわからず、比較がしづらい仕組みでした。MOTA車買取は最短3時間後、最大20社を簡単比較。加えて、買取店は査定額上位3社に選ばれるために競い合うから、どうしても高く売れてしまいます。