BMW 3 シリーズ ツーリング 試乗レポート/西川淳(1/2)
- 筆者: 西川 淳
- カメラマン:BMW JAPAN
待ちに待った新型3シリーズツーリングの登場
2012年上半期、BMWのセールスはプレミアムセグメントにおいてナンバー1という好成績を収めている。人気モデルは、相変わらずX1や1シリーズ、5シリーズ、X5あたり。
本来は、ここにDセグメントサルーンで早くもナンバー1の座を射止めている3シリーズが“オレ様が主役だ!”とばかりに入っているはずであり、3シリーズのボディタイプやパワートレインが揃ってくれば、BMW全体の勢いはさらに増すことだろう。
欧州市場で待ち望まれているのは、もちろんステーションワゴンボディのツーリングである。ヨーロッパ人にとって、日々の移動から、バカンスの高速ロングドライブまでこなすステーションワゴンは、実用車の基本スタイルだからだ。
走りの質感が相当に上がった新型3シリーズ。ゆえにツーリングの出来映えにも期待できる。本国ではこの9月に発表発売される。
初夏のミュンヘンで、巷の注目を浴びながら328iツーリングを試乗した。
ラゲッジの容量が増えても変わらぬスポーティなデザイン
セダン同様、ツーリングボディデザインの方向性は以前と変わらない。どこをどうみても、ビーエムのツーリングでござい、というスタイリングである。
けれども、印象的なのは、フロントノーズを低く見せるF30ゆえなのか、ワゴンのF31では、そのスポーティなフロントイメージに合わせるべく、エンドピラーとサイドパネルウィンドウの傾斜と形状を微妙に変えて、よりいっそうスポーティなエクステリアデザインとしたことだ。
これぞスポーツワゴン!という出で立ちで、特にはじめて見たときは、リアやや斜め上からのスタイリングに釘付けとなった。
全長、全幅、全高といった基本サイズはセダンと変わらない。旧型ツーリングに比べると、全高こそやや抑えられたものの、全高、ホイールベース、トレッドなどが延ばされた。なのでよけいに平べったく、どっしりとしてみえるのだ。
旧型では全長4.5m台をキープしていたものの、F31ではついに4.6mを超えてしまった。それでも、メルセデスベンツCクラスやボルボV60と同等レベルに収まっており、アウディA4アバントよりは短い。
サイズアップの恩恵は、そのまま室内や荷室のスペース性アップとなって現れている。頭上や左右といった室内幅の延伸はもちろんのこと、ラゲッジ容量も旧型+35リットルの495リットル(最大1500リットル)とした。
ヘビーユーザーにとって嬉しいのは、リアゲートの開口部が広くなったことと、足の出し入れだけでオープンできる電動ゲートが機能として加わったことだろう。開口部まわりのディテール質感も高い。
また、ゲートガラスも単独で開閉可能とした。
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