三菱ふそう スーパーグレート試乗&日独米トラックの豪華共演!|自動運転レベル2の実力に迫る(2/3)
- 筆者: 遠藤 イヅル
- カメラマン:茂呂 幸正
親会社ダイムラーの驚くべき世界戦略
実はメルセデス・ベンツもお仲間
現在、三菱ふそうはダイムラー・グループ傘下にあり、同グループでトラックとバスを手がける「ダイムラー・トラックAG」に属する。
部門内にはメルセデス・ベンツ(欧州)を軸に、三菱ふそう(日本/アジア)、フレイトライナー(北米)という3つの大きなメーカーを日米欧に置くほか、ゼトラ(ドイツ)、ウエスタン・スター(北米)、トーマス・ビルド・バス(北米)、オーマン(中国)、バーラト・ベンツ(インド)など世界各国に拠点を設けることで、それぞれのエリアで求められるローカルニーズに特化した製品作りを行なっているのが特徴だ。
さらにグローバルプラットフォームを共有することや技術の共用によるコストダウンなど、多岐にわたるスケールメリットを活かした製品開発を行なうことが可能となっている。
10年以内に、レベル3を飛び越してレベル4へ!
また、ダイムラー・トラックでは、トラック・バス業界のイノベーションリーダーとして、効率化・電動化・安全性・自動化・信頼性向上・コネクティビティの推進など、様々な技術改革を積極的に進めている。
中でも注目すべきポイントは、自動運転中に突如クルマ側からの指示で操作が切り替わるレベル3を「中途半端な自動運転で、ドライバーに負荷を強いるもの」としてスキップし、コスト面や技術面ではレベル3と大差ない、レベル4の開発を一気に進めていることだ。
その実現に向け同部門では、トラックを制御する上で必須なAIとソフトウェア開発を進めているほか、2019年9月にはアメリカでレベル4の自動運転技術搭載車両の公道実験を開始するなど、「今後10年以内での“自動運転トラック”の市場投入」を目指すと発表している。
メーカー単独ではできないことを「共有化」で実現
自動運転実現のため、スーパーグレートが搭載しているレベル2 自動運転技術の基本コンポーネントもグループ内で共有化されており、メルセデス・ベンツ、フレイトライナーなど各車にも同様のシステムが搭載される。
もちろん、それぞれのエリアごとにソフトウェアのチューニングが異なっていることは言うまでもないが、各社で開発するにはあまりにも大変、かつコストも高いセンサー類などのハードウェアを共有化するメリットは、とても大きいと言えるだろう。
試乗会にはダイムラー・グループの独米トラックも登場
世界からお仲間がやってきた!
今回の試乗会がスゴかったのは、スーパーグレート2019年モデルが搭載したレベル2 自動運転技術の披露だけでなく、前述のようにダイムラー・グループのグローバル戦略や自動運転技術への取り組みを発表する場でもあったこと。
そのため、試乗会会場には、日本ではまずお目にかかれない最新のメルセデス・ベンツ「アクトロス」、フレイトライナー「カスケディア」も登場、日米欧の最新大型トラックが勢ぞろいした。
独:車幅が日本規格外、もうお目にかかれない「アクトロス」
アクトロスは、メルセデス・ベンツ のトラックを代表する大型モデル。以前は日本市場でも発売されていたが、2011年登場で3代目となる新型アクトロスでは、車体幅が2510mmとなり日本の大型トラック規格(幅2.5以内)を超えてしまったため、日本には上陸していないのだ。
米:もはやすべてが規格外! 映画みたいな「カスケディア」
一方、アメリカの映画からそのまま飛び出してきたようなカスケディアは、北米市場でシェアナンバー1のフレイトライナーが誇るフラッグシップモデルで、現行型は2007年に発売。2017年には大きなマイナーチェンジを実施してさらに空力性能を改善したほか、インテリアにも大きく手が入れられて快適さを増している。
ボンネットトラックが主流の北米では決して珍しいカタチではないが、ほとんどがキャブオーバートラックとなった日本では圧倒的な存在感を漂わせる。高さも幅も規格外のため、こちらも日本では100%見ることができないトラックだ。
ファン歓喜! 世界初の3台揃い踏み
スーパーグレート、アクトロス、そしてカスケディアというダイムラー・トラックを代表する3台が喜連川研究所の高速主回路を並走するシーンは、まさに大迫力。トラックファンには狂喜乱舞のシチュエーションだった。
実際のところ、北米でアクトロスは売っておらず、欧州でもカスケディアは見られないことから、この3台が並ぶ状況は「世界初」とのことなのだ。これは、興奮せずにいられない!
なお、どちらも日本の法規上では走行が難しい車両のため、港から喜連川研究所への陸送(自走)は特例扱いで、実行には困難を極めたという。
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