ボルボ V90クロスカントリーで東京から試される大地”北海道”へ。1400km、グランドツーリングの旅:後編(2/2)

  • 筆者: オートックワン 編集部
  • カメラマン:佐藤正巳,茂呂幸正
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ロングドライブの実力を十二分に発揮してくれたV90クロスカントリー

ちなみに「北海道の道は真っ直ぐで」というのはイメージに過ぎない。確かに美唄市から滝川市にかけて29.2kmもの直線が続く日本一直線な「国道12号線」という存在もあるが、実は山もあり谷もありの北海道、それ相応のワインディングもある。ニセコから余市にかけても、山あいを抜けていく感じの楽しい道だ。雨が上がり、遠く石狩湾には西日が反射している。

ご存知の方も多いだろうが、余市はNHKの朝ドラ『マッサン』の舞台にもなったニッカウヰスキー誕生の地であり、今も現役でウイスキーを生産している。今回の旅のゴールである新千歳空港まで運転するため、もちろんアルコールは厳禁だが、その雰囲気だけでも感じようと余市蒸留所へ。

駐車場は蒸留所の裏手。ゲートをくぐると、巨大なポットスチル(蒸留器)のモニュメントがドーンと現れる。これだけでも気分は上がる。クルマのドアを開けると、敷地内にはほのかにウイスキーの香りが漂っているのがわかる。発酵棟の付近ではその香りが強まり、貯蔵庫を覗けば樽の香りが加わってさらに心地がいい。そして蒸留棟では、世界でここだけという石炭直火蒸留の工程を目にすることができた。発酵が終わったもろみの入る大きな釜を石炭で炊き、出てきた蒸気を冷却してアルコール濃度を高める。なんとも原始的で古めかしいこの蒸留方法は火加減が難しいそうだが、その伝統的な製法を今もなお職人たちは守っているのだという。

そんな職人たちが作り上げたウイスキーを目の前にして、手ぶらで帰るわけにはいかない。というわけで「余市蒸留所限定」とやらを1本仕入れてしまった。筆者もご多分に漏れず“限定”の文字に弱い。酒好きと名のれるほど呑めるわけではないではない筆者だが、なぜか気持ちはまだ収まらず売店をもうひと回り。するとなんと「ノンアルコールハイボール」なるものが冷蔵庫で冷えているではないか。ハイボールなのにノンアルコールとはなんとも不思議な飲み物。その上カロリーも糖質もゼロで、さらに食物繊維も摂れるとは。明らかに食べ過ぎている2日間、ここはこの機能性表示食品とやらで帳消しにしようと決めた。

ラベルのノンアルコールの文字を再度確認して、カメラマン氏と乾杯! フレーバーはまさにハイボール。炭酸の加減もちょうどいい。ただしアルコールは0%。安心して再びクルマへと乗り込んだ。新千歳空港まで残るは約110kmだ。

すっかり日も落ちかけて、いよいよタイムリミットも迫ってきた。小樽→札幌経由で道を急ぐ。「小樽は運河沿いが夜も綺麗だよな」とか、「小樽にうまい寿司屋があるんだよな」とか、「札幌時計台の工事はもう終わったんだよな」とか、「HTBは移転したんだよな」とか、「スープカレーならあの店だよな」などと頭にはいろいろ浮かんだが、残念ながら今回は立ち寄る時間がない。また次回、必ずや。というわけで、小樽インターから札幌自動車道へと駆け上がった。

シートヒーターとステアリングヒーター、そしてさらにマッサージ機能をオンにすれば、V90クロスカントリーはもう無敵、どこまででも走っていけそうだ。雨は相変わらず降っているが、実に心地がいい。道央自動車道を経て、最終目的地である新千歳空港へと到着したのだった。

ガソリンスタンドで軽油を入れ、洗車をしてもらう。わずか2日間であったが行動を共にしたボルボ V90クロスカントリーは、とても頼もしい相棒だった。頼り切っていた感もある。1400kmを越える距離を1泊2日という短期間で走り切る。正直ハードだし、特殊な走り方だと思う。しかしそんな走り方をしても、クルマにはなんの変化もなく終始安心してステアリングを握ることができたし、身体の疲労も驚くほど少なかった。いいパートナーになれたと思う。

クルマに乗って、遠くまで走る。文字にしてしまえばただそれだけのことだが、公共交通機関であっと言う間にたどり着いてしまう旅とは違った、行程自体を楽しむ旅としてクルマの旅は味わい深いものがある。日本でもグランドツーリングは十分すぎるほど堪能できる。それもたったの2日間で(笑)。

しかし今回の旅、課題が多く残ったのも事実。けっして仙台の牛タンや盛岡の冷麺や小樽の寿司や札幌のスープカレーが、ではなく「雪」だ。スノードライブもまた、V90クロスカントリーの実力を発揮できる条件であることは間違いない。それを体験せずしては、どうもしまりが悪い。というわけで、ボルボ・カー・ジャパンさん、近日中の再挑戦を求む!

[Text:オートックワン編集部/Photo:佐藤正巳,茂呂幸正]

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