ボルボ V60 試乗レポート/小沢コージ(4/4)
- 筆者: 小沢 コージ
- カメラマン:ボルボカーズジャパン
ボルボ“恋愛仕様”?というわけではないようだ
走り同様、スタイルも長く外で見続けていると“やっぱりボルボだ”と感じてくる。
今回の事前海外試乗は、イタリアのヴェローナで行われ、あの『ロミオとジュリエット』でも知られるロマンチックな街だけに、「ボルボもコイツを“恋愛仕様”ってことでアピールしたいのか」と思いきや、どうやらそうではないようだ。
全体の流麗なフォルム以上に、ボルボならではの逆5角形の無骨なフロントグリルや、リアの力強いコンビネーションランプのイメージが強く印象に残り、必要以上のファッショナブルさでもない。
さらに当たり前というか感心したのが変わらぬ安全装備で、従来以上の高剛性ボディや、お馴染みのシートマウントタイプのサイドエアバッグやインフレータブルカーテン、鞭打ち低減シートに、側突時に効果を発揮するSIPSや側突=ロールオーバー時用の「ROPS」などを備えるが、それ以上に「ぶつかる前」の安全性も大きく進化している。
日本ではスバルのアイサイトが有名だが、ボルボは2年目のXC60から、既に時速30km以下の追突をほとんど無くす「シティセーフティ」を全車標準装備。
今回のV60はその進化版を付けるだけでなく、さらにハイスピード領域で効く自動ブレーキ機能を「歩行者検知機能付きフルオートブレーキ」として進化させてオプション装着。
これはミリ波レーダーだけでなく光学カメラも備え、時速0kmから200kmの幅広い領域でブレーキが、さらに最大1Gまで効くことで、マジメな話、これで障害物への衝突だけでなく、歩行者事故も減らすことが可能。
これは歩道の整備されてない日本で特に有効な機能であり、極端な話、この機能だけでV60を買ってもソンはないだろう。
という具合に見た目はトレンディで、荷室は狭いが、根本のマジメさは変わってないV60。
言わば、見た目は茶髪で多少ギャルっぽくなっちゃったけど、電車でちゃんとお年寄りには席を譲れる女のコって感じか?・・・って、ちょっとヒネり過ぎましたね(笑)
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