ボルボ V40 クロスカントリー T5 AWD 試乗レポート/今井優杏(2/3)
- 筆者: 今井 優杏
- カメラマン:オートックワン編集部/ボルボ・カー・ジャパン 撮影協力:フォレスターナ軽井沢
スウェーデンからやってきたV40シリーズ開発主査を緊急独占取材!
さて、ボルボ V40 クロスカントリー T5 AWDを語る前に、すこしベース車両であるV40のおさらいをしたいのだが、世にあまた溢れる試乗記で熱心な読者諸兄はすでにその概要をよくご存知だと思うので、普通の切り口で語るのは止しておく。
今回の試乗会にはその好調な販売台数に後押しされてか、このような派生車種の試乗会にしては非常に珍しく、本国スウェーデンから日本メーカーで言うところの開発主査であるビークルライン ディレクター、ホーカン・エイブラハムソン氏が来日しておられた。ボルボ一筋35年のベテランエンジニア、生粋のスウェーデン人だ。
やっぱり売れたら待遇が違うモンやなぁ、ニクイねV40!と心の中でツッコミを入れていたら、幸運にも氏にマンツーマンでのプロダクト説明を受けることが出来たので、それを元に振り返りたい。
ボルボ V40は発表以来、なんと世界各国においてすでに17もの賞を獲得しているが(たとえばデンマークのビジネスカーオブザイヤー2013など)、さらなる王冠をも手に入れている。
安全をグレーディングするユーロN-CAPの衝突安全テストで世界最高記録を更新したのだ。V40はこれで世界で最も安全なクルマとして認定されたことになり、ますます販売数に拍車がかかりそうな予感だ。
北欧らしい発想から生まれたステキな照明ギミック
その室内だが、乙女もときめく様々なギミックが盛り込まれている。夜の帳(とばり)が降りる頃の、室内灯に注目してもらいたい。なんとこのルームライト、好きなカラーに色を選べるのである。色数全7種類。クラブのようなクールな空間がよければブルーを、オトナの勝負デートにはエロティックな赤を、などシーンとテンションに合わせて(?)ナビゲーションの中のメニュー画面で変更することが可能だ。最近はアフターパーツでもこういったものが出つつあるが、さらに面白いのは“エアコンと連動して色を変えるモード”というもの。
暖房を入れれば赤い照明に、クーラーを入れれば青い照明に可変する。
これはホーカン氏のお母様がある冬の寒い日、乗り込んですぐのなかなか暖まらない車内温度に肩をすくめ、手のひらをこすり合わせながら「もっと速く暖まるような演出があればいいのに」と言ったことにアイディアのソースを得たそう。
実際のところの温度は何も変わらないにしても色彩心理学的な何かが働きそうだし、なにより北欧らしい「暖かさに色を付ける」という発想が可愛らしい。
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