大人の安全装備は常識 では子供の安全は・・・ チャイルドシート誤使用6割、致死率29倍という真実(1/3)
- 筆者: MOTA編集部
- カメラマン:MOTA編集部
もう一度、チャイルドシートのこと考えて見ませんか?
大人の乗員にとって、今やシートベルトは常識。各社からは先進の安全機能が発表されている。一方でチャイルドシート誤使用6割、致死率29倍という報道があった。誤使用による事故でこどもがチャイルドシートごと投げ出されて死亡。さらには、チャイルドシートは持っているが(法的に必要だから)、近くだから使わないで最悪のケースに直面するという悲しいニュースを目にする。知っているようで、実はあいまいな知識が、親としてこどもを危険にさらしているのかと改めて思い、こどもを持つたくさんの親に知らせたいとオートックワンは考えた。
今回はみなさんに、そんな今、VOLVO=安全のイメージが定着した要因、またその安全への取り組みと題して、特に未来を担う子供たちの安全と、必需品であるチャイルドシートへの考え方について、ボルボ・カー・ジャパン マーケティングマネージャーの益田香氏にお話を伺った。
普段、気には掛けているが、実際に日本では教習所でもあまり教えない為、正しい使い方など正確には知らないという方が多い。そんな方たちにぜひご覧いただきたい。
安全の世界基準を変えたのは、ある発明がきっかけだった。
北欧はスウェーデンに本社を置くボルボ。
そのスウェーデンという国に対して我々のイメージはどんなものがあるだろうか。充実した福祉政策、自然溢れる国、などのイメージが一般的だが、実は交通安全先進国としても知られている。
そんなホスピタリティ精神溢れる国のボルボは、創業以来の徹底した安全な車づくりに強い信念を持っている。時代の最先端技術を取り入れたセーフティ試験を導入し積極的に実験を行ってきた実績が、徹底した安全への研究を行うメーカーとして、世界中に知れ渡った。
「安全なクルマ」という代名詞で、直感的にVOLVOを連想する人が多いのも、これが理由と考えられる。
ボルボは世界で初めて3点式シートベルトを考案し、量産車へ採用したメーカーというのは最も有名な話だ。今では欠かせない世界共通のこの安全装備も、ボルボというメーカーがなければ、世に出るのはもっと遅かったかもしれない。
実はボルボ、この3点式シートベルトの開発特許を全世界に無償公開した。通常であれば、どのメーカーも欲しがると簡単に想像出来るモノへは、莫大な利益収入を想定して真っ先に特許申請するのが常であり、また他社への優位性として独占する。だが、ボルボはそうはしなかった。
なぜか・・・それはこの安全装備を多くのメーカーが採用し、少しでも多くの人の安全に貢献できることがボルボとしての使命だと考えたからだ。
「安全追及は決して競争や金儲けのためではない。この素晴らしい安全技術を世に広めなくてどうする」創業者アッサール・ガブリエルソン氏と、グスタフ・ラーソン氏の考え方に基づく行動だ。
「安全」という二文字に、全世界のドライバーは共感して欲しいと願うのと同時に、「安全」という領域の、常にTOPリーダーであるという自負。そして「すべての人を守りたい・・・」これこそがボルボの願いだからだ。
先述したように、ボルボのセーフティ試験というものは厳格だ。年間300台以上の実車に無数のセンサーを内蔵したダミー人形を乗せて衝突実験を実施。つまりセーフティ実験への予算は莫大。テスト内容も想定される事故状況は全て項目化される。いわゆる一般的な“テスト項目”としての安全基準をクリアしたとしてもボルボとして納得いかない試験結果では、量産車に搭載することはしない。
例えばボルボのSUVモデルXC90は、先代モデルが登場した2002年から、現行の新型モデルが登場した2016年まで、実に14年の歳月があった。理由は、3列面の安全性能に研究時間を費やしたからに他ならない。世界一安全な3列シートを目指す姿勢こそ、徹底した安全への探求心が垣間見られる。
ボルボは「2020年までに新しいボルボ車での交通事故による死者数や重傷者をゼロにする」Vision2020という目標を掲げた。
先述したXC90は、このビジョン達成の願いを込めた第一弾のモデル。
つまり本気で実現させたい目標ということだ。
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