ボルボ S60 海外試乗レポート(2/4)
- 筆者: 小沢 コージ
- カメラマン:ボルボカーズジャパン
骨太さよりも華やかさを優先
まずデザインだが、試乗前にスウェーデンのイエテボリ空港で見てびっくり。
「これって、もしやフィアット!?」
大雑把にそう言いたいくらいの変わりっぷりだったからだ。
ボディサイズは全長×全幅×全高が4,628mm×1,865mm×1,484mm、ホイールベースが2,776mmと旧型よりひと一回り拡大。
しかし、変わらず絶妙なのがポジショニングで、BMWで言うと3シリーズと5シリーズ、メルセデスで言えばCクラスとEクラスのちょうど中間。
5じゃデカすぎるし、3じゃ狭すぎると言う人は必ず存在するわけで、ここからしてボルボ戦略の上手さが透けて見える。
さらになんと言っても見た目だ。
デザイン担当のトップ、ピーター・ホールバリーが「我々はいままでプレミアムになりきれていなかった」というように、今までの束縛から大きく開放。
特長的なのは極端にオーバーハングを取ったフロントノーズで、前にグッと伸びて下がり気味のところに横長のグリルが収まり、左右に横長のヘッドライトが付く。
ちょっと“アリクイ”をイメージさせるスポーティデザインで、少々フィアット グランデプントにも似ている。
一方、リアはリアで非常に腰高かつ従来よりエレガントなラインを形成しており、高い位置のストップランプもあってよりハッチバックライク。ますます権威志向が薄れた感じだ。
さらに特長的なのは左右のフェンダーライン。
従来はスクエアかつ直線的だったのが、今回から全体的に前のめりでかつ前後タイヤ付近で抑揚が付いており、まさにセクシー!
ここは完璧にXC60から来た新世代のエモーショナル路線だ。
ただし、走り出して併走中にフロント・リアに目をやると、不思議とボルボ独特の台形フロントグリルや力強いリアの三角形テールランプが浮かび上がってくる。
これこそが「ボルボマジック」!上手な記号性の見せ方で個性を必要以上に失っていない。
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