最新パワートレインに生まれ変わった新型「ボルボ S60 ポールスター」[「Drive-E」2.0ターボ・367ps] 試乗レポート(5/5)
- 筆者: 山本 シンヤ
- カメラマン:茂呂幸正/ボルボ・カー・ジャパン
幸運にもWTCC「ポールスター・シアンレーシング」のエースドライバーと同乗走行
この試乗会には、WTCC(FIA世界ツーリングカー選手権)にボルボS60で参戦するポールスター・シアンレーシングのエースドライバー兼ポールスター開発ドライバーのテッド・ビョーク選手も来場。幸運にも助手席に同乗できたが、「コースが解らないので教えてね!」と言いながら、速く安全に滑らかな走りを体験させてもらった。
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「レーシングマシンと市販モデル、どちらもクルマへの“信頼感”が重要なポイントです。ポールスターのドライバーの瞬時の判断に正確にレスポンスするようなチューニングは、レーシングシーンから色濃くフィードバックされています。個人的には従来モデルの6気筒のエンジンサウンドは捨てがたいけど、パフォーマンスは新型が断然上。AWDを感じさせないアンダーステアを抑えたハンドリングもレベルアップしています」と語ってくれた。
「次のポールスターはどうするの?」と言う質問に「色々やっているけどまだ内緒(笑)。もう少し待ってね」と。
もっとノーマルモデルと差別化されていてもいい
ちなみにS60/V60ポールスター、エクステリア/インテリアはメカニズムに比べると控えめで、「解る人には解る・・・」と言ったイメージだが、価格がS60は839万円、V60は859万円と言うことを考えると、もう少しノーマルと差別化していてもいいと思う。
例えば、エクステリアはWTCC参戦マシンと共通のデザインやモチーフを盛り込んでみるとか、インテリアはより特別な仕立てにするとか。
ボルボのホーカン・サムエルソン社長兼CEOは「ボルボカーズの高性能車のモデル名として、ポールスターを位置づけていく」と語っているので、今後の展開が楽しみだ!!
[レポート:山本シンヤ/Photo:茂呂幸正/ボルボ・カー・ジャパン]
VOLVO S60 POLESTAR[4WD] 主要諸元
全長x全幅x全高:4635x1865x1480mm/ホイールベース:2775mm/車両重量:1730kg/乗車定員:5名/ステアリング位置:右/駆動方式:電子制御AWDシステム(四輪駆動)/エンジン種類:「Drive-E」直列4気筒 インタークーラー付スーパーチャージャー/ターボチャージャー DOHC 16V ガソリン直噴エンジン/総排気量:1968cc/最高出力:367ps(270kW)/6000rpm/最大トルク:47.9kg-m(470N・m)/3100-5100rpm/トランスミッション:ギアトロニック 8速オートマチックトランスミッション/燃料消費率:12.2km/L[JC08モード燃費]/サスペンション:(前)マクファーソンストラット式(後)マルチリンク式/タイヤサイズ:(前・後)245/20ZR20/メーカー希望小売価格:8,390,000円[消費税込](※「V60 POLESTAR」は8,590,000円)
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