最新パワートレインに生まれ変わった新型「ボルボ S60 ポールスター」[「Drive-E」2.0ターボ・367ps] 試乗レポート(2/5)
- 筆者: 山本 シンヤ
- カメラマン:茂呂幸正/ボルボ・カー・ジャパン
環境性能を突き詰めた最新パワートレインながら、モータースポーツユースもこなす「Drive-E」
一般的に新世代ユニットの多くは、「ランニングコストの低減」、「高効率化」などにより高出力化が難しい事が多いが、Drive-Eは何とモータースポーツユースもこなす実力を備えている。実は2011年のWTCCから投入のレーシングエンジンはDrive-Eのプロトタイプ。そう、新パワートレインは極限でテスト済みなのだ。
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そんな新S60/V60ポールスターのエンジンは、ボルボの新世代「T6」シリーズに搭載される2.0Lターボ+スーパーチャージャーをベースにコンロッド(圧縮比変更)、カムシャフト(ハイカム化)、バルブスプリング、ターボチャージャー(過給圧アップ)、吸排気系(効率アップ)などにより、ノーマル(XC60 T6)の306ps/400Nmから367ps/470Nmへと高出力化。
0→100km/h加速4.7(S60)/4.8(V60)秒と俊足なのはもちろん、最新のユニットらしく環境性能や省燃費性能にも抜かりはなく、JC08モード燃費は12.2(S60)/11.2(V60)km/L、排ガス基準はSU-LEVとなっている。
ちなみにトランスミッションは変速スピードを高め、オートマチック感覚を最小限にした専用制御の8速ATを組み合わせる。
チューンドカーとはいえ、ボルボ自慢の先進安全運転支援システムも標準装備
インテリアは専用スポーツシート/ステアリング/シフトノブ、カーボン製のインパネなどは従来モデルから変更なし。ボルボの知的なプレミアム感を損なわずに、スポーティな印象をプラスしている。
ちなみにボルボの安全支援システムやナビゲーションやオーディオと言ったインフォテイメント機能は全て標準装着。更に言うと、スペシャルなモデルながらも量産モデルと同じラインで同様に生産が行なわれているため、品質や保証&サービスプログラムも量産車と全く同じ。この辺りは日本のワークスコンプリートモデルも見習ってほしい部分である。
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