最新パワートレインに生まれ変わった新型「ボルボ S60 ポールスター」[「Drive-E」2.0ターボ・367ps] 試乗レポート(3/5)
- 筆者: 山本 シンヤ
- カメラマン:茂呂幸正/ボルボ・カー・ジャパン
公道の山岳路を封鎖した贅沢な専用コースでテスト!
そんな新世代ポールスター「S60/V60ポールスター」のパフォーマンスを確認してきた。
今回の試乗場所はボルボ・カー・ジャパンにより完全封鎖されたマツダ・ターンパイク箱根[神奈川県]である。そのため、普段とは違って高めの速度域まで試すことができた。
>>「VOLVO S60/V60 POLESTAR」フォトギャラリー
パワートレインは、普通に乗っているとT6と変わらず、過給ラグを感じさせないスムーズなフラットトルクだが、一度アクセルを踏み込むと従来の6気筒ターボ以上のパワフルさを即座に感じる。
スペック的には従来の350ps/500Nmから367ps/470Nmとそれほど変わっていないが、6気筒は回転の上昇に伴って盛り上がる性格に対し、4気筒のDrive-Eはトルクでグイグイ引っ張る性格なのでそう感じるのだろう。そういう意味では最新のターボモデルらしい感じだが、回す楽しみがないかと言うとそんなことはない。鋭いレスポンスも俊敏でレッドゾーンまでストレスなく回る。
新設「スポーツ+」モードへの切り替えは、隠しコマンドを使用
エキゾーストサウンドは「6気筒のクォーンと言う甲高い音がよかった」と言う人も多いが、個人的にはスポーツモード連動の電子制御フラップが開いた状態は、低音と高音が上手くミックスされたサウンドで決して負けていないと感じた。
8速ATもノーマルモードはシフトショックを抑えた滑らかな制御だが、スポーツモードにするとシフトスピード優先のダイレクトな制御に変更。更に今回の新型ポールスターから「スポーツ+」モードも設定。ESPはOFF、シフトポイントは4000rpm以上、シフトスピードはスポーツモードより早めるなど、よりスポーツ走行に適した制御で、Dレンジのままでシフトアップ/ダウンもドライバーの意思に合わせて素早く的確に行なってくれる(パドル操作で解除)。
ちなみにスポーツ+モードにするには、車速0km/hでシフトレバーはスポーツモードへ倒し、パドルシフトの「+」を引いたまま、シフトレバーを「-」方向(=シフトダウン)に2度倒すとメーター内の「S」マークが点滅して完了と、隠しコマンドになっているのは、何ともニクイ演出だ。
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