ボルボ 新型「S60」「V70」[2014年マイナーチェンジモデル] 試乗レポート/竹岡圭(1/3)
- 筆者: 竹岡 圭
- カメラマン:オートックワン編集部
過去最大! 4000箇所以上の変更・改善を遂げた2014年モデル
往路は「ボルボS60 T4 SE」、復路は「ボルボV70 T4 SE」の、合計約600kmの旅に出掛けてきました。目的地は磐梯山で有名な福島県の会津。会津に到着してからも、猪苗代湖~裏磐梯~会津若松~表磐梯と周辺を走り回ったので、実際は700~800kmくらいは走ったんじゃないかしら…。
でもなぜ、この時期にボルボでロングドライブに出掛けたのか? 新車が出たわけでもないのに珍しいなぁと、思われた方もいらっしゃることでしょう。
何を隠そうボルボの2014年バージョンのモデルイヤーチェンジは、イヤーチェンジとしては過去最大規模の4000箇所以上の変更&改良が行われたんです。というわけで、その進化を感じるべくロングドライブに出掛けることになった、ってわけだったんですね。
V40の新デザイン言語を6モデルにも導入
最初の目的地は栃木県から福島県へと入った1つめの白河インター。えっ?いきなり、途中下車の旅? やっぱり旅は食も楽しまなくっちゃね~というわけで、白河ラーメンをナビとお腹の目的地としてセットしてイザ出発です!
さて、今回のイヤーチェンジは、まずデザインが大きく変わりました。ナント、全8モデル中6モデルの顔が変わったんですよね(S60/V60/XC60/V70/XC70/S80)。これをひとつひとつ解説していくと、間違いなくその説明だけで終わってしまうので、全体の印象をお話しておきましょう。ひと言でまとめるならば、新世代コンパクトワゴン「V40」に見られるような最新のボルボ顔に、印象が統一されたと言うとわかりやすいかもしれません。従来よりも都会的に洗練されたシャープさと、上品なエレガントさが加わったという感じですね。
グリル内のレーダーのカバーもすっきり収まった
ボンネットのキャラクターラインをハッキリさせるなどVシェイプが強調され、グリルの横幅が広がってワイド&ローな雰囲気が強められ、アイアンマークが大きくなりボルボのアイデンティティを主張。最近、ブランドバッジを大きく見せて個性をアピールする手法を取るメーカーが増えてきましたが、ボルボもその流れに乗ったというところでしょう。
また、全体的なラインも大きく変わっていますが、細かいところ、例えばレーダーのカバーもグリルに溶け込むようにデザインすることで悪目立ちしなくなってスッキリした印象になりましたし、S60&V60はドアミラーの下にあったBLIS(Blind Spot Information System:斜め後方死角の警告装置)用のカメラが、レーダー式BLISになったことでなくなったり、ヘッドライトウォッシャーの出っ張りがなくなったり、余計な凸凹をなくすことでよりわかりやすくスッキリ感が演出されています。
フルモデルチェンジというほどガラリと顔が変わってしまったという変更ではなく、でもやっぱり受ける印象が違うという、既ユーザーも新ユーザーもどちらもイヤな思いをしないフェイスリフトは、さすがデザイン力の高さで有名な、スカンジナビアン・デザインの底力を見せ付けられたという感じですね。
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