フォルクスワーゲン トゥアレグ 海外試乗レポート(1/3)
- 筆者: 石川 真禧照
- カメラマン:フォルクスワーゲン グループ ジャパン
2,300点以上もの新開発パーツを採用したビッグマイナーチェンジ
フォルクスワーゲン(VW)がトゥアレグの開発を決意したのは北米や西ヨーロッパでのSUV市場動向に注目したからだ。
統計によるとラグジュアリーSUVは2000年には世界全体で70万台が販売された。その後、販売は伸び続け、2004年には北米だけで40万台、西ヨーロッパでも20万台規模に成長している。ラグジュアリーSUV以外のSUVも含めると、その伸びはもっと大きい。
VWはこのラグジュアリーSUV市場に注目し、完成したのがトゥアレグだった。開発は期間の短縮やコストを考え、近い関係にあったポルシェと共同で行なったのだ。ポルシェ カイエンはトゥアレグと兄弟車になる。
03年にデビューしたトゥアレグは比較的低価格な販売政策とワールドワイドの販売ネットワークから、4年間で30万台を販売した。ラグジュアリーSUVのなかでのヒット作になったのだ。
日本でも年間の平均販売台数は2,000台をキープする人気モデルになった。日本仕様は06年8月に装備を充実させるマイナーチェンジを行なっている。本物のオフロード性能を持ちながら、ラグジュアリーセダンの快適性とスポーツカーに近いハンドリングとダイナミズムを備え、ストリートユースにも対応でき、しかも価格レンジが幅広い。これがトゥアレグのコンセプト。そのコンセプトは多くの人に受け入れられたのだ。
しかし、デビューしてから4年を経過し、ライバルたちも多く登場してきた。そこで今回。ビッグマイナーチェンジを行なったのだ。
スタイリングや基本的なコンポーネンツは変えずに、クルマ全体をグレードアップした。実に2,300点以上の新開発パーツを採用しているという。特にパワーユニットは新開発の直噴ガソリンエンジンをV8にも拡大した。さらにディーゼルエンジンもクリーンでパワフルな新エンジンを開発している。そのほかにもオフロード性能向上のために新しい技術を導入したり、エアサスペンションの制御もよりキメ細かい制御を採用している。
オン・オフロードでの性能向上を実感させるために、VW本社はワールドワイドのプレス試乗会を北アフリカのチュニジアで開催したのだ。
愛車の売却を、もっと楽に!もっと高く!
-
一括査定はたくさんの買取店からの電話が面倒?
これまでの一括査定は、たくさんの買取店からの電話が面倒でした。MOTA車買取なら、最大20社の査定額をwebで簡単比較。やり取りするのは査定額上位の3社だけ。車の査定が楽に完結する仕組みです。
-
一括査定は本当に高く売れるの?
これまでは、買取店に会わないと査定額がわからず、比較がしづらい仕組みでした。MOTA車買取は最短3時間後、最大20社を簡単比較。加えて、買取店は査定額上位3社に選ばれるために競い合うから、どうしても高く売れてしまいます。