[試乗]フォルクスワーゲン ザ・ビートル 1.4TSI ”R-Line”は ”ちょうどいい”選択肢(2/2)

[試乗]フォルクスワーゲン ザ・ビートル 1.4TSI ”R-Line”は ”ちょうどいい”選択肢
フォルクスワーゲン 新型 ザ・ビートル R-Line(1.4TSI)<2016年11月追加> 試乗レポート/森口将之 フォルクスワーゲン 新型 ザ・ビートル R-Line(1.4TSI)<2016年11月追加> 試乗レポート/森口将之 フォルクスワーゲン 新型 ザ・ビートル R-Line(1.4TSI)<2016年11月追加> 試乗レポート/森口将之 フォルクスワーゲン 新型 ザ・ビートル R-Line(1.4TSI)<2016年11月追加> 試乗レポート/森口将之 フォルクスワーゲン 新型 ザ・ビートル R-Line(1.4TSI)<2016年11月追加> 試乗レポート/森口将之 フォルクスワーゲン 新型 ザ・ビートル R-Line(1.4TSI)<2016年11月追加> 試乗レポート/森口将之 フォルクスワーゲン 新型 ザ・ビートル R-Line(1.4TSI)<2016年11月追加> 試乗レポート/森口将之 フォルクスワーゲン 新型 ザ・ビートル R-Line(1.4TSI)<2016年11月追加> 試乗レポート/森口将之 フォルクスワーゲン 新型 ザ・ビートル R-Line(1.4TSI)<2016年11月追加> 試乗レポート/森口将之 フォルクスワーゲン 新型 ザ・ビートル R-Line(1.4TSI)<2016年11月追加> 試乗レポート/森口将之 フォルクスワーゲン 新型 ザ・ビートル R-Line(1.4TSI)<2016年11月追加> 試乗レポート/森口将之 画像ギャラリーはこちら

両極端だったエンジン構成のすき間を埋める”ちょうどいい”選択肢が誕生

フォルクスワーゲン 新型 ザ・ビートル R-Line(1.4TSI)<2016年11月追加> 試乗レポート/森口将之フォルクスワーゲン 新型 ザ・ビートル R-Line(1.4TSI)<2016年11月追加> 試乗レポート/森口将之

でもさすがにゴルフGTIと同等のハイパワー、ビッグトルクまでは必要ないと思ったのも事実。かといって1.2リッターターボTSIと7速DSG(デュアルクラッチトランスミッション)の組み合わせは、律儀すぎてユルさが伝わってこない。

どっちを選べば良いのだろうか・・・と悩んでいたところ、その中間に位置するザ・ビートルが試乗会場にあることを発見した。

この時点ではまだ発表前だった<1.4 R-Line>だ。

>>フォルクスワーゲン ザ・ビートル R-Line 1.4TSI フォトギャラリー

数字で分かるように、エンジンのスペックは1.2リッターと2リッターの中間。R-Lineという名前から想像する限り、2リッターに近い遊び心を備えているという期待も持てる。

1.4TSIはザ・ビートル初のブルーモーションテクノロジー搭載モデル

フォルクスワーゲン 新型 ザ・ビートル R-Line(1.4TSI)<2016年11月追加> 試乗レポート/森口将之フォルクスワーゲン 新型 ザ・ビートル R-Line(1.4TSI)<2016年11月追加> 試乗レポート/森口将之

といっても、1.4リッターTSIガソリン直噴ターボエンジンを積んだザ・ビートルが上陸するのは、これが初めてではない。前回の試乗記のときにも少し触れた限定車、クロスオーバースタイルの<デューン>が、ひと足先にこの排気量を採用していたのだ。

1.4 R-Lineが積むのはデューンと基本的に同じTSIエンジンで、150psの最高出力、25.5kgmの最大トルクも共通となる。1.2リッターは105ps/17.8kgmだったから、たった200ccアップとは思えない向上ぶり。211ps/28.6kgmの2リッターとの中間という実力の持ち主なのだ。1.2リッターがSOHC8バルブなのに対し、1.4リッターはDOHC16バルブとなることが大きいのだろう。

ザ・ビートルとしては初となるブルーモーション・テクノロジー、つまりアイドリングストップやブレーキエネルギー回生システムを備えていることもデューンと共通だ。トランスミッションは7速デュアルクラッチで、こちらは1.2リッターと等しい。ザ・ビートルのパワートレインではもっともハイテクと言えるのではないだろうか。

外見上から1.4 R-Lineと2.0 R-Lineを見分ける2つの方法

フォルクスワーゲン 新型 ザ・ビートル R-Line(1.4TSI)<2016年11月追加> 試乗レポート/森口将之

R-Lineを名乗るだけあって、見た目は2.0と同じ。かと思ったら少しだけ違っていた。リアウイングが少しだけ小振りになっているのだ。

それ以外ではタイヤサイズが215/55R17になっていて、1.2リッターと同じ太さのまま、ホイール径が1.2リッターと2リッターの中間になっていた。グレードによってきっちり差別化を図るドイツ車らしい。

事前の予想どおり、パワートレインはちょうど良かった。

1.2リッターのようなトルクの唐突な立ち上がりや変速の遅れが気になることはなく、かといって2リッターほど過剰でもない。リラックスできるし、ダッシュを堪能することもできる。

サウンドは2.0TSIよりおとなしいが、全てにおいて ”ちょうどいい”

フォルクスワーゲン 新型 ザ・ビートル R-Line(1.4TSI)<2016年11月追加> 試乗レポート/森口将之

ひとつだけ残念なのは、2リッターの試乗で僕を楽しませてくれた、空冷フラット4を思わせるあのサウンドが聞こえてこなかったこと。ただ逆に、R-Lineのデザインだけ欲しくて、走りはノーマルでいいという人にとっては、この味付けのほうが向いているかもしれない。

乗り心地は2リッターほど辛くはなく、1.2リッターで気になったドタバタ感も抑えられていて、これまたちょうど良い。見た目よりはるかにまともなハンドリングも受け継がれていた。

よ、待ってました! 遅れてきた”真打ち”登場

フォルクスワーゲン 新型 ザ・ビートル R-Line(1.4TSI)<2016年11月追加> 試乗レポート/森口将之

あらゆる部分がベストバランスで、なおかつこのクルマに求めたくなる遊び心もほどよく備えた、遅れてきた真打ち。

ザ・ビートルに追加された1.4 R-Lineは、そう呼びたくなる1台だった。

[レポート:森口将之/Photo:和田清志]

>>フォルクスワーゲン ザ・ビートル R-Line 1.4TSI フォトギャラリー

New The Beetle ”R-Line”[1.4TSI/FF] 主要諸元

フォルクスワーゲン 新型 ザ・ビートル R-Line(1.4TSI)<2016年11月追加> 試乗レポート/森口将之

全長x全幅x全高:4285x1825x1495mm/ホイールベース:2535mm/車両重量:1340kg/乗車定員:4名/駆動方式:前輪駆動(FF)/ステアリング位置:右/エンジン種類:インタークーラー付ターボチャージャー 直列4気筒 DOHC 16V TSI ガソリン直噴エンジン/総排気量:1394cc/最高出力:150ps(110kW)/5000-6000rpm/最大トルク:25.5kgf-m(250N・m)/1500-3500rpm/トランスミッション:7速「DSG」デュアルクラッチトランスミッション/燃料消費率:18.3km/L[JC08モード燃費]/サスペンション形式:(前)マクファーソンストラット式(後)4リンク式/タイヤサイズ:215/55R17/メーカー希望小売価格:2,945,000円[消費税込]

※試乗・撮影車はオプション装着モデル

フォルクスワーゲン 新型 ザ・ビートル R-Line(1.4TSI)<2016年11月追加> 試乗レポート/森口将之フォルクスワーゲン 新型 ザ・ビートル R-Line(1.4TSI)<2016年11月追加> 試乗レポート/森口将之フォルクスワーゲン 新型 ザ・ビートル R-Line(1.4TSI)<2016年11月追加> 試乗レポート/森口将之フォルクスワーゲン 新型 ザ・ビートル R-Line(1.4TSI)<2016年11月追加> 試乗レポート/森口将之フォルクスワーゲン 新型 ザ・ビートル R-Line(1.4TSI)<2016年11月追加> 試乗レポート/森口将之
フォルクスワーゲン 新型 ザ・ビートル R-Line(1.4TSI)<2016年11月追加> 試乗レポート/森口将之フォルクスワーゲン 新型 ザ・ビートル R-Line(1.4TSI)<2016年11月追加> 試乗レポート/森口将之フォルクスワーゲン 新型 ザ・ビートル R-Line(1.4TSI)<2016年11月追加> 試乗レポート/森口将之フォルクスワーゲン 新型 ザ・ビートル R-Line(1.4TSI)<2016年11月追加> 試乗レポート/森口将之フォルクスワーゲン 新型 ザ・ビートル R-Line(1.4TSI)<2016年11月追加> 試乗レポート/森口将之
フォルクスワーゲン 新型 ザ・ビートル R-Line(1.4TSI)<2016年11月追加> 試乗レポート/森口将之フォルクスワーゲン 新型 ザ・ビートル R-Line(1.4TSI)<2016年11月追加> 試乗レポート/森口将之フォルクスワーゲン 新型 ザ・ビートル R-Line(1.4TSI)<2016年11月追加> 試乗レポート/森口将之フォルクスワーゲン 新型 ザ・ビートル R-Line(1.4TSI)<2016年11月追加> 試乗レポート/森口将之フォルクスワーゲン 新型 ザ・ビートル R-Line(1.4TSI)<2016年11月追加> 試乗レポート/森口将之
フォルクスワーゲン 新型 ザ・ビートル R-Line(1.4TSI)<2016年11月追加> 試乗レポート/森口将之フォルクスワーゲン 新型 ザ・ビートル R-Line(1.4TSI)<2016年11月追加> 試乗レポート/森口将之フォルクスワーゲン 新型 ザ・ビートル R-Line(1.4TSI)<2016年11月追加> 試乗レポート/森口将之フォルクスワーゲン 新型 ザ・ビートル R-Line(1.4TSI)<2016年11月追加> 試乗レポート/森口将之フォルクスワーゲン 新型 ザ・ビートル R-Line(1.4TSI)<2016年11月追加> 試乗レポート/森口将之
前へ 1 2

この記事の画像ギャラリーはこちら

  すべての画像を見る >

愛車の売却を、もっと楽に!もっと高く!

  • 一括査定はたくさんの買取店からの電話が面倒?

    これまでの一括査定は、たくさんの買取店からの電話が面倒でした。MOTA車買取なら、最大20社の査定額をwebで簡単比較。やり取りするのは査定額上位の3社だけ。車の査定が楽に完結する仕組みです。

  • 一括査定は本当に高く売れるの?

    これまでは、買取店に会わないと査定額がわからず、比較がしづらい仕組みでした。MOTA車買取は最短3時間後、最大20社を簡単比較。加えて、買取店は査定額上位3社に選ばれるために競い合うから、どうしても高く売れてしまいます。

【PR】MOTAおすすめコンテンツ

森口 将之
筆者森口 将之

1962年東京都生まれ。モータージャーナリスト&モビリティジャーナリスト。自動車専門誌の編集部を経て1993年フリーに。各種雑誌、インターネット、ラジオなどのメディアで活動。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。グッドデザイン賞審査委員。記事一覧を見る

MOTA編集部
監修者MOTA編集部

MOTA編集部は自動車に関する豊富な知識を持つ専門家チーム。ユーザーにとって価値のあるコンテンツ・サービスを提供することをモットーに、新型車の情報や、自動車の購入・売買のノウハウなど、自動車に関する情報を誰にでも分かりやすく解説できるように監修しています。

MOTA編集方針

「車好きのみんなが見ているメルマガ」やSNSもやってます!

新車・中古車を検討の方へ

人気記事ランキング
最新 週間 月間

新着記事

新着 ニュース 新型車 比較 How To
話題の業界トピックス・注目コンテンツ

おすすめの関連記事

フォルクスワーゲン ザ・ビートルの最新自動車ニュース/記事

フォルクスワーゲンのカタログ情報 フォルクスワーゲン ザ・ビートルのカタログ情報 フォルクスワーゲンの中古車検索 フォルクスワーゲン ザ・ビートルの中古車検索 フォルクスワーゲンの記事一覧 フォルクスワーゲン ザ・ビートルの記事一覧 フォルクスワーゲンのニュース一覧 フォルクスワーゲン ザ・ビートルのニュース一覧

コメントを受け付けました

コメントしたことをツイートする

しばらくしたのちに掲載されます。内容によっては掲載されない場合もあります。
もし、投稿したコメントを削除したい場合は、
該当するコメントの右上に通報ボタンがありますので、
通報よりその旨をお伝えください。

閉じる