フォルクスワーゲン 新型ポロGTI 海外試乗レポート/竹岡圭(3/3)
- 筆者: 竹岡 圭
- カメラマン:フォルクスワーゲングループジャパン
エコを楽しむ時代に即したスポーティモデル
今度のポロGTIは「直線番長」タイプではない。
最大トルクは2,000~4,500rpmと低回転域から発揮されるために中低速域での素早さの方が目立ち、最高出力は6,200rpmで発揮されるとはいうものの、5,000~7,500rpmの伸びは比較的緩やかで、アウトバーンかサーキットでしか味わえない領域では、ジワリジワリと加速していく雰囲気なのだ。
つまり、新型ポロGTIは「コーナリングマシン」タイプに分類されると言っていい。あくまでホットハッチらしく、キビキビとしたシャープな動きが小気味よく感じられるワインディングマシンだ。
それには、ゴルフGTIから採用されたXDS(電子制御式デフロックシステム)の装備も貢献していると思う。この作用により、タイトコーナーでのハンドリングもピタリと決まりやすくなっているのだ。
さて、走って楽しく、そして実用性はオリジナルのポロと同じという、かなり幅広いシチュエーションに対応してくれるホットハッチ「ポロ GTI」。
最後に、フォルクスワーゲンらしいと納得させられるのは、驚くほどの燃費の良さ。
100km走行あたりの燃費はたったの5.9リッター(16.9km/L)。CO2排出量は139g/km。これは、同じ出力を発揮する前モデルのポロGTI「カップエディション」(欧州で発売された特別仕様車が180ps)と比べても、25%もの燃費向上となる。
フォルクスワーゲンと言えば、カタログ燃費と実燃費の値に差がないことで知られているため、日本の交通事情でも間違いなく好燃費を発揮してくれるハズだ。
まさにエコを楽しむ時代に即した、スポーティモデルと言っていいだろう。日本導入は今年の秋頃を予定しており、今から待ち遠しい1台である。
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