フォルクスワーゲン ゴルフ TSIトレンドライン 試乗レポート/岡本幸一郎(1/3)
- 筆者: 岡本 幸一郎
- カメラマン:オートックワン編集部
これまでの売れ筋であるコンフォートラインよりも、さらに21万円安となる257万円という車両価格が付けられており、エコカー減税・補助により最大で38万3,700円がマイナスされると、なんと218万6,300円となる。
トレンドライン最大の特徴は、新開発の「1.2リッターTSIエンジン」を搭載することだ。VWというと、このクラスで1.4リッターというのに驚かされたのもそう遠い話ではないが、今度はさらに小さい1.2リッターである。
同エンジンは、200ccの排気量ダウンに加え、ヘッドがDOHC4バルブからSOHC2バルブへと、よりシンプルになっている。部品点数を減らしたほかにも、フリクションの低減やオイルポンプを小型化するなど簡素化している。
しかも1.4リッターシングルチャージャーエンジンに対し、リッターあたりで比べると、出力はほぼ同等で、トルクはむしろ微増となっているというから感心させられる。
そして、既存のTSIエンジンと同様に、1,550回転という低回転域から4,100rpmまでの幅広い領域で最大トルクを発生する。技術の進化たるや恐るべし、である。
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