【試乗】トヨタ 新型 プロボックス・サクシード[2014年ビッグ・マイチェンモデル] 試乗レポート/渡辺陽一郎(1/5)
- 筆者: 渡辺 陽一郎
- カメラマン:茂呂幸正
今や貴重な存在となった「ライトバン」がマイナーチェンジ
オジサン世代の筆者が子供の頃は、荷室に屋根の付いた商用車といえば「ライトバン」が主力。セダンをベースにしたタイプが多く、クラウンやセドリックのライトバンはカッコ良かった。その後、1967年に「トヨタ ハイエース」、1970年に「トヨタ ライトエース」が登場し、バンの主力はワンボックスタイプに移っていく。近年は軽商用車のバンも荷室を広げ、背の低い「ライトバン」は「トヨタ プロボックス」&「サクシード」、「日産 AD」&「ADエキスパート」とそのOEM車しかない。
その貴重なライトバンの「プロボックス」と「サクシード」がマイナーチェンジを受けた。詳細は2014年8月6日に掲載した「トヨタプロボックス&サクシード(2014年マイナーチェンジ)新型車解説」で述べたが、今回は実車の試乗を行った。
ライバルはビジネス向けコンパクトカー!?
試乗に先立って開発者に尋ねたのは、「今のバンはどのように使われているか」。前述のように軽商用車を含めワンボックスタイプが売れ筋になったからだ。
開発者は『営業まわりなどの移動に使われることが多い。コンパクトカーに近い用途だが、プロボックス/サクシードなら荷物も積みやすい。しかも価格はコンパクトカーと同等に安く、最廉価のプロボックス「1.3DX」は131万7600円。ハイエースやタウンエース/ライトエースほど広い荷室を必要としない場合は経済的だ』と言う。ワンボックスバンやトラックと違って、荷室の広さがシビアには問われないらしい。
このニーズは、今回のマイナーチェンジでプロボックスとサクシードのボディを共通化したことからも分かる。プロボックスはカローラバン、サクシードは1クラス上のカルディナバン(さらにひと世代前はコロナ・カリーナバン)の後継で、従来型ではサクシードの全長が105mm長かった。後席を畳んだ時の荷室長もサクシードが20mm長い1830mm(最大積載量は450kg)だったが、今はプロボックスと共通化されて2車種とも1810mm(同400kg)になる。荷室長や積載量がシビアに判断されたら、サクシードの寸法に合わせていただろう。
[新型プロボックス最大の見どころは「インテリア」!? 続きは次ページへ]
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