金子浩久VS小沢コージの2009年上半期ベスト・バイ・カー総論/国産車 編(3/3)
- 筆者: 小沢 コージ
- カメラマン:オートックワン編集部
小沢:全然ハンドリングと関係ないじゃないですか!日本流の割り切りですよ。ただ、スペックVに関しては良くて当たり前というか、1,575万円というお値段を考えるとツライですね。
ノーマルのほぼ倍のお値段で、分かりやすく良くなってるのはブレーキのみ。あのカーボンブレーキはマジすごかったし、価値あると思ったけど、ノーマルGT-Rの方がなんかオトクで、感動がある。
金子:それでもポルシェ911ターボと比べると全然安いけどさ。
小沢:GT-Rにカーボンつけてスペシャルプライスって、どっかの高額機械式腕時計にカーボン文字盤付けて値段倍!って話ですよね。お金持ち独特の世界。俺たちと関係ない。
金子:それに比べて小沢はクラウンマジェスタか。どういう選択?
小沢:これはね。ホント、素晴らしいんですよ。俺は今回のマジェスタにのって、クラウンの味に目覚めたというか、クルマ和食の味に目覚めましたね。
一見、ハンドリングにせよ、加速にせよ、薄味で淡泊に感じるんだけど、長く乗ってると本当に癒されるし、シミジミ味わい深いってわかってくる。
金子:おお、タケノコの煮物に、ヒラメの縁側が旨い!ってな世界か。
小沢:俺も年取ったってことですよ(笑)。あと、今回のクラウンは、レクサスGSなんかとプラットフォーム共通で素材がいいんだと思った。要するに、素材本物で味付けだけが和風。
金子:レクサスあればこそ、クラウンの立場も明確になったと。確かにあれで『ほのか』に行きたいよな。
小沢:『ほのか』って?
金子:首都高3号線を下ると、環状線から入ってすぐの左にでかい看板が出てる温泉宿(笑)。あれがなんともエロくていいんだ。ハシで切れるとんかつとか、さしみで食えるシモフリとか、そういう和の濃厚なエロさがある。そういうシーンにこそマジェスタはドンピシャ。
小沢:一方 金子さんと藤島ちゃんはインプレッサのA-LINEですが。なんか妙にスバル付いてないですか?
金子:いやいや、スバルの走りの良さは誰もが認めるところでしょう。そう言う意味では、WRXにATを付けたA-LINEの功績は大きい。誰でもあの楽しさを味わえるようにした。
小沢:かたやフィリピンの王様そっくりの松下さんはレガシィですけど。
金子:松下さんぐらいの体重があれば、レガシィがベスト(笑)。なんてジョークよジョーク、どっちもドライビングはいいから。
小沢:あとインサイトとマツダスピードアクセラにも一票づつ入ってますが。
金子:マツダスピードアクセラはちょっと反則気味だよね。極端に味付けがスポーティ。ノーマルアクセラと全然違う。
小沢:インサイトはちょっとハズしな気がしますね。勝ち組プリウスに対する、同情票的な要素も感じられるし。
金子:マイナーなところにはマイナーな楽しみがある。そういう考えもアリだよね。
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