新型プリウスは走りを我慢するエコカーからの脱却を図る(2/2)
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- 筆者: 清水 和夫
- カメラマン:トヨタ自動車
運動性能が大幅に向上すると期待できる
さて、私がもっとも気にするのは、やはり走りである。乗り心地や操縦性がどのくらい進化しているのか。「走りを我慢するエコカー」からの脱却が期待される。
発表された北米仕様は全長がプラス60mmの4,540mm、全幅はプラス15mmの1,760mm。ホイールベースは先代モデルと同じ2,700mm。ただし、全高はマイナス20mmの1,470mmと低くなっている。
このようにTNGAでは低重心化は図られるので、運動性能が大幅に向上すると期待できる。低重心化でボンネットやダッシュボードの高さが下がれば、ドライバーの視界も良好となり、安全運転に貢献できそうだ。
また、空気抵抗係数Cdも下がるので、高速燃費の向上につながる。目には見えないが、エンジンなどの搭載位置も下げられ、車両の重心点は20mm前後、低くなるかもしれない(TNGA発表資料からの推測)。低重心化に伴い、前後の重量配分も最適化されそうだ。
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