プリウス PHV 試乗レポート(2/3)
- 筆者: 松下 宏
- カメラマン:トヨタ自動車株式会社/オートックワン編集部
プリウス PHVの燃費は現行を大きく上回る57.0km/L
今回、市場投入されたプリウス プラグインハイブリッドのベースとなるのは、3代目の現行プリウスだ。
プリウス Sグレードの電池を、ニッケル水素からリチウムイオンに変更して搭載。ハイブリッドシステムそのものはプリウスのリダクション機構付きTHS-IIで、これをプラグイン用に改良して搭載している。
車重については、電池の搭載量が増えたことで現行プリウスと比べ120kgほど重く、さらに周辺機器の分で20kg、合計で140kgほど重くなっている。
容量が大きくなった電池はラゲッジスペースの床下へと搭載されているが、スペアタイヤをなくしてもラゲッジスペースの床面が40mmほど高くなっている。
電池を頑丈な箱に詰めたりする為に、容量もかなり大きくなっているようだ。家庭用電源で料金の安い深夜電力などを使って満充電の状態にすると、電気だけで23.4kmまで走ることができるという。もちろん、電気のみで走行する間は、燃料を一切消費しない。
1日の走行距離がこの範囲内であれば、1ヶ月に一度もガソリンスタンドに行かないこともあり得る。バッテリー内の電池を使い切った(残り3割まで使う)後は、既存のプリウスと同じ様に、ハイブリッドによる走行ができる。
ハイブリッド走行時の燃費は、30.6km/Lとのこと。重さが140kgも増えているのに、燃費が普通のプリウス並みの水準というのは、かなり頑張っている数字といえるだろう。
電気のみでの走行と、ハイブリッド走行を合わせると、航続距離は1,400kmほどになるという。
プラグインハイブリッドの燃費表示については、国土交通省が基準を定めていて、全走行距離のうちどれくらいの比率を電気だけで走るかを係数として使い、今回のプリウス プラグインハイブリッドの場合には「0.462」となる。この係数に基づいて測定したJC08モードでのプラグインハイブリッド燃費は、57.0km/Lにもなる。現行プリウスを大きく上回る燃費性能だ。
愛車の売却を、もっと楽に!もっと高く!
-
一括査定はたくさんの買取店からの電話が面倒?
これまでの一括査定は、たくさんの買取店からの電話が面倒でした。MOTA車買取なら、最大20社の査定額をwebで簡単比較。やり取りするのは査定額上位の3社だけ。車の査定が楽に完結する仕組みです。
-
一括査定は本当に高く売れるの?
これまでは、買取店に会わないと査定額がわからず、比較がしづらい仕組みでした。MOTA車買取は最短3時間後、最大20社を簡単比較。加えて、買取店は査定額上位3社に選ばれるために競い合うから、どうしても高く売れてしまいます。





