[試乗記]新型プリウスは、VW ゴルフやメルセデス・ベンツ Cクラスと並ぶ「世界の定番名車」になった(2/5)
- 筆者: 河口 まなぶ
- カメラマン:和田清志
走り出しから気付かされる、新型プリウスの「骨太感」
実際にハンドルに伝わって来るクルマの動きにも、これまでにないしっとりとした感触さえ生まれている。
これをひと言でいえば“骨太”という言葉がもっとも相応しいだろう。
クルマの基本骨格がしっかりしたからこそ、走りが上質なものに感じられるようになったわけだ。先代モデルと比べると1クラス上のクルマのように成長したなと感じた。
ちなみにここまでで、新型プリウスはエンジンを始動していない。EVモードのまま走り出しての印象だ。それだけに通常のクルマよりも室内の静粛性が高いため、騒音振動があればすぐに気がつく。
が、新型プリウスはEVモードで走っていても、余計な騒音振動を伝えてこない。いかにしっかりと遮音がなされているかもわかる。
17インチモデルのすっきり感には欧州のベーシックカーに通じる「味わい」があった
先代は後席の横(タイヤハウスがあるあたりだ)から、タイヤが砂利を巻き上げる音などが透過して運転席でも聞こえる感覚があったが、新型はそうした騒音に対して確実にフィルターがかかっている感じで、タイヤと路面が接することで生まれるノイズが比較的遠くに聞こえる感じになっていた。
そしてこれも確実に、走りの好印象の要素のひとつといえるだろう。
さらに乗り心地も大幅に向上していることがよくわかる。
路面の段差を通過する際の車体の動きに、高級車っぽいしっとりとした感覚を伴うようになった。タイヤが段差を通過する時の衝撃が確実にまろやかだし、通過後のボディの振動も少なくなっている。
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