トヨタ マークX G's(G SPORTS) 試乗レポート/今井優杏(2/2)

トヨタ マークX G's(G SPORTS) 試乗レポート/今井優杏
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マークX G’sの高級感ある乗り心地は、まさに「オトナのスポーツ」!

トヨタ マークX G’s 走行試乗レポートトヨタ マークX G’s 走行試乗レポート

さて、「マークX G’s」を早速試乗したのだが、先に結論から言ってしまうと「ものすご高級な乗り心地になってる!」。

正直、たまげた。ベースのマークXとは、もはや別モノといっても過言ではないかもしれない。まるで、欧州コンパクトセダンのような乗り味なのだ。

そこには“スポーツコンバージョン”というスパルタンなネーミングを、至極いい意味で裏切る上質さがある。

大体において前時代的メーカー主体の“スポーツコンバージョン”ってヤツは、アシだけがやたらにカタくてリバンプもせず、にも拘らずとりあえずインチアップだけはいっちょまえにしちゃってるモンだから快適性がすこぶる劣悪で、付いてるエアロもイマイチぱっとしない・・・というイメージ。

しかし、このマークX G’sは名づけるなら“オ・ト・ナ♡ のスポーツ”。

しっかりと高められた剛性(補強パーツの追加・剛性アップはもちろん、スポット溶接も16点増し!)のおかげで静粛性まで上がり、コーナリングのスルスル感はもちろん直進安定性も向上しており、ハンドリングがすこぶる気持ちいい。

サスペンションもフロントが強化され、それに併せてリアもバランスを取ってあるため鼻先がくるんとコーナー出口に向くようなセッティングに変更されているから、やや運転に自信のない人でもワインディングを快適に楽しめるような細工がなされている。

トヨタ マークX G’sトヨタ マークX G’s

漆黒に赤のラインがなんとも色っぽいアルミ鍛造ホイールはなんと19インチというイカツさだが、これも見た目ほどワルではない。

ベース車両よりも1.8kg/本の軽量化によりバタつくことなく、突き上げることなくファッション性を高めているので、恐らくマークXオーナー世代であろう辛口な熟年奥様からも文句は出ないだろう。

これには、かつてマークⅡオーナーだった私(実話です、90型でした)もモチロン文句はなし。むしろ30代が背伸びして乗りたくなるような、そんな魅力があった。

しかも、ここまでフルチューンされているにも関わらず、価格は2.5リッターの「マークX 250G Sパッケージ G’s 」が359万円、3.5リッターの「マークX 350S G’s」が420万円。3.5リッターモデルは、なんとマークXの最上級モデル「PREMIUM」(390万円)と比べても、その差はたった30万円!

トヨタ マークX G’s

な、なんちゅう価格設定・・・。

普通に装着すれば軽く150万円以上はしてしまうであろうチューニングを、こんな価格で手に入れられちゃうのである。 文句があるとすれば、メーカーの作るいちバージョンとしては攻めすぎた感あるエクステリア。

しかし、この外観もこのおトクすぎる価格設定を見れば、なんとなく力づくで納得させられてしまうのは・・・私が「おトク大好き関西人」だからかしら。

トヨタ マークX G’sトヨタ マークX G’sトヨタ マークX G’s インパネトヨタ マークX G’s フロントシートトヨタ マークX G’s リアシート

グレード

エンジン

駆動

トランスミッション

価格(税込)

250G “Sパッケージ”G's

4GR-FSE (2.5L)

2WD

(FR)

6 Super ECT

3,590,000円

350S G's

2GR-FSE (3.5L)

4,200,000円

マークX G’s 専用装備内容/エクステリア

235/40R19 92Y(ブリヂストン POTENZA RE050A)&19×8J G’s専用鍛造アルミホイール

G’s専用エンブレム(フェンダー・ラゲージドア)

G’s専用4本出しマフラー(大径バッフル)

G’s専用LEDイルミネーションビーム

マークX G’s 専用装備内容/インテリア

G’s専用スポーツフロントシート

(アルカンターラ表皮+ レッドパーフォレーション+ レッドステッチ<G’sエンブレム付>)

アクアウィッシュ表皮 フロントコンソールボックス(レッドステッチ)

アクアウィッシュ表皮インサイドドアグリップ(レッドステッチ)

本革巻きステアリングホイール(レッドステッチ/ディンプル付)

G’s専用オプティトロンメーター(白文字盤/G’sロゴ付)

フロントコンソール(ピアノブラック塗装)

インストルメントパネル(カーボン調+高輝度シルバー塗装)

G’s専用エンジンスイッチ(レッド/G’sロゴ付)

本革巻きシフトノブ(ディンプル付)&本革シフトブーツ(レッドステッチ)

ステンレス製ドアスカッフプレート(フロントG’sロゴ入り)

G’s Special Tune

G’s専用対向4ポッドキャリパー

(レッド塗装/G’sロゴ付/スポーツブレーキ パッド付/ベンチレーテッドディスク)

G’s専用チューニングサスペンション

(フロント約20mm・リヤ約15mmダウン)

剛性アップアイテム

フロントサスペンションメンバーVブレース/フロントフロアパネル フロントブレース/フロントフロアパネル リヤブレース No.1/フロントフロアパネル リヤブレース No.2/ロッカーフランジスポット溶接打点追加/リヤサスペンションメンバー フロントブレース/リヤサスペンションメンバーブレース/リヤバンパーリインホースメント/リヤフロアアンダーカバー大型化

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今井 優杏
筆者今井 優杏

自動車ジャーナリストとして、新車や乗用車に関する記事を自動車専門誌、WEBメディア、一般ファッション誌などに寄稿しながら、サーキットやイベント会場ではモータースポーツMCとしてマイクを握り、自動車/ モータースポーツの楽しさ・素晴らしさを伝える活動を精力的に行う。近年、大型自動二輪免許を取得後、自動二輪雑誌に寄稿するなど活動の場を自動二輪にも拡げている。AJAJ・日本自動車ジャーナリスト協会会員。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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