90年代のファミリーカーと言えばセダンやステーションワゴンだった! バブル期の名車3選

  • 筆者: MOTA編集部
画像ギャラリーはこちら

今やファミリーカーと言えば、使い勝手に優れたミニバンやSUVが主流です。しかし、ミニバンやSUVがファミリーカーとして人気になる前、90年代のファミリーカーと言えばセダンやステーションワゴンがメインでした。そこで今回は、90年代の定番ファミリーカーだった3車種をご紹介します。

目次[開く][閉じる]
  1. 歴代でもっとも売れた歴史的モデル トヨタ 6代目マークII
  2. 荷物も積める最速ワゴン!? スバル 2代目レガシィツーリングワゴン
  3. 広くてウォークスルーできる「天才タマゴ」 トヨタ 初代エスティマ

歴代でもっとも売れた歴史的モデル トヨタ 6代目マークII

トヨタの上級ミディアムサイズセダンであるマークIIは1988年に6代目へモデルチェンジ。発売を開始した時期がバブル絶頂期であったこともあり、歴代マークIIの中でもっとも売れたモデルで、1990年には30万台以上を販売。2019年度にもっとも売れたホンダ N-BOXでさえ24万台であることを考えると、どれだけ売れていたかがお分かりいただけるでしょう。

バリエーションは、4ドアハードトップをメインに4ドアセダンもラインナップし、中でももっとも人気が高かったのは、スーパーホワイトの4ドアハードトップ。バブルの好景気にも後押しされ、庶民が買える高級車として一世を風靡しました。

豪華装備とツインカムエンジンがバブル期を思わせる

6代目マークIIのエンジンは、全てツインカム(DOHC)となり、直列6気筒ツインターボやスーパーチャージャーなど多数のバリエーションを展開。

エレクトロニックディスプレイメーター、オートドライブ(クルーズコントロール)、後席用液晶カラーテレビ、自動車電話など、バブル時代を思わせる豪華装備が搭載されているのも、6代目マークIIならではのトピックです。

トヨタ 6代目マークIIの中古車相場

■中古車掲載台数:19台

■中古車相場:47万円~168.5万円(応相談含む)

※中古車掲載台数および相場は、2020年12月5日時点のデータ

荷物も積める最速ワゴン!? スバル 2代目レガシィツーリングワゴン

1993年にフルモデルチェンジをして2代目となったスバル レガシィツーリングワゴン。ワゴンブームを代表する車種で、バブル経済崩壊後のスバルの経営を支えました。

エンジンは1996年以降には自主規制いっぱいの280馬力を発揮する2.0リッターツインターボ、名機「EJ20」を搭載。2代目レガシィツーリングワゴンは、最高時速249.98km/hという当時の世界最速記録を樹立するなど、初代から続く“速いステーションワゴン”というキャラクターをさらに印象付けたモデルです。

家族も喜ぶ“速いステーションワゴン”

初代でワゴンブームを築き上げたレガシィツーリングワゴンは、2代目でも使い勝手の良さと速さを追求。家族を持ち、スポーツカーに乗れなくなったお父さんには最適な選択肢でした。さらに、扱いやすい5ナンバーサイズだったことも、奥さんが運転することもあるファミリーカーとしては大切な要素です。

また、ドイツの高級サスペンションメーカーであるビルシュタイン社製の倒立ダンパーを採用した「B-spec」を用意。実用性重視のステーションワゴンに、ハイパワーなターボエンジンと車好きなら誰もが知る高級パーツメーカーという組み合わせは、レガシィツーリングワゴンの名をさらに広めるきっかけとなりました。

スバル 2代目レガシィツーリングワゴンの中古車相場

■中古車掲載台数:13台

■中古車相場:37.1万円~94.5万円

※中古車掲載台数および相場は、2020年12月5日時点のデータ

広くてウォークスルーできる「天才タマゴ」 トヨタ 初代エスティマ

1990年に産み落とされた「天才タマゴ」がトヨタ 初代エスティマです。未来的なワンモーションフォルムと75度寝かせてミッドシップ搭載したエンジンなど、まだ“ミニバン”という存在がそれほどメジャーではなかった時代に、それまでの常識を覆すモデルとして話題となりました。

ミッドシップのエンジンレイアウトに加え、前輪を運転席よりも前に配置することで、ウォークスルーのフラットで広い室内空間を実現。それまでワンボックスと言えば、トラックや商用バンが当たり前だった時代に、高級セダンのような質感を持っていた初代エスティマは、新たなファミリーカーとして人気を獲得しました。

3ナンバーでデビューした後に5ナンバーを追加

初代エスティマは、デビュー当初3ナンバーサイズのみのラインナップで登場します。しかし、当時の売れ筋は5ナンバーサイズ。そこで、1992年に5ナンバーサイズに収めた「ルシーダ」と「エミーナ」を投入します。すると爆発的に販売台数が増加し、トヨタを代表するミニバンへと成長しました。

トヨタ 初代エスティマの中古車相場

■中古車掲載台数:20台

■中古車相場:46.7万円~140万円(応相談含む)

※中古車掲載台数および相場は、2020年12月5日時点のデータ

トヨタ/マークII
トヨタ マークIIカタログを見る
新車価格:
258.5万円371.8万円
中古価格:
44.8万円530万円
スバル/レガシィツーリングワゴン
スバル レガシィツーリングワゴンカタログを見る
新車価格:
264万円381.7万円
中古価格:
25万円495万円
トヨタ/エスティマ
トヨタ エスティマカタログを見る
新車価格:
333.2万円398.9万円
中古価格:
19.8万円368.7万円

この記事の画像ギャラリーはこちら

  すべての画像を見る >

【PR】MOTAおすすめコンテンツ

検索ワード

MOTA編集部
筆者MOTA編集部

MOTA編集部。編集部員は、自動車雑誌の編集者やフリーランスで活動していた編集者/ライター、撮影も同時にこなす編集ディレクターなど、自動車全般に対して詳しいメンバーが集まっています。

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

MOTA編集方針

「車好きのみんなが見ているメルマガ」やSNSもやってます!
カー用品・カスタムパーツ

愛車の売却を、もっと楽に!もっと高く!

  • 一括査定はたくさんの買取店からの電話が面倒?

    これまでの一括査定は、たくさんの買取店からの電話が面倒でした。MOTA車買取なら、最大20社の査定額をwebで簡単比較。やり取りするのは査定額上位の3社だけ。車の査定が楽に完結する仕組みです。

  • 一括査定は本当に高く売れるの?

    これまでは、買取店に会わないと査定額がわからず、比較がしづらい仕組みでした。MOTA車買取は、申込翌日18時に最大20社を簡単比較。加えて、買取店は査定額上位3社に選ばれるために競い合うから、どうしても高く売れてしまいます。

新車・中古車を検討の方へ

人気記事ランキング
最新 週間 月間

新着記事

新着 ニュース 新型車 比較 How To
話題の業界トピックス・注目コンテンツ

おすすめの関連記事

トヨタ マークIIの最新自動車ニュース/記事

トヨタのカタログ情報 トヨタ マークIIのカタログ情報 トヨタの中古車検索 トヨタ マークIIの中古車検索 トヨタの記事一覧 トヨタ マークIIの記事一覧 トヨタのニュース一覧 トヨタ マークIIのニュース一覧

この記事にコメントする

コメントを受け付けました

コメントしたことをツイートする

しばらくしたのちに掲載されます。内容によっては掲載されない場合もあります。
もし、投稿したコメントを削除したい場合は、
該当するコメントの右上に通報ボタンがありますので、
通報よりその旨をお伝えください。

閉じる