実は結構ちがう!? ランクルとランクルプラドを見比べてみた
- 筆者: 武内 祐徳(MOTA編集部)
人気の本格SUVトヨタ ランドクルーザーとランドクルーザープラド。ほぼ同じだと思っている人も多いかもしれないが、比べてみると異なる部分は多いのだ。
そんな両車の違いはどこなのか「コンセプト」「エクステリア」「インテリア」「パワートレイン」「価格」の5つに焦点を当てながら、違いを見ていこう。
ランドクルーザーとランドクルーザープラドの違いとは
コンセプトの違い
ランドクルーザー(以下ランクル)とランドクルーザープラド(以下プラド)のルーツを探っていくと両者の違いが良くわかる。
プラドが登場したのは1990年。あらゆる環境を走りぬく本格クロカンのランクルに、快適な装備を加え、ランクルよりも少しコンパクトにしたことで人気を博したのがプラド70だ。ちなみにプラドはポルトガル語で「平原」を意味する。
現行のランクル200とプラド150は、どちらも快適装備充実でラグジュアリーな内外装となっているため、プラド150は「ランクルよりも小さなボディサイズ・排気量で扱いやすい」というところが違いとなってくるだろう。
エクステリアの違い
ランクル200のボディサイズは、全長4950mm×全幅1980mm×全高1870mmで、プラド150は4760mm×1885mm×1850mm。両車を比較すると全長は190mm、全幅は95mmも違う。そして車両重量はプラド150のほうが約500kgも軽い。運転してみると、数字以上にこの差は大きく感じられるはず。
違いはボディサイズだけではない。両車の各パーツをよく見比べると、フロントグリルやボンネット、ヘッドランプ、フロントフォグランプ、テールランプの形状など、それぞれ意匠の違いが見受けられるのだ。
ランクル200は一つ一つのパーツが大きく、迫力があるのに対して、プラド150はランクル200に比べれば、控えめなサイズでシャープなデザインが採用されている。
インテリアの違い
インテリアも造りが異なっている。大きな違いは、ランクル200が最大8人乗りに対して、プラド150は最大7名な点だ。この差によって3列目のシート形状と格納方式が異なる。ランクル200は跳ね上げ式だが、プラド150は前倒しで収納可能だ。
そしてインパネ周りのデサイン、シートやドアハンドルの形状など、エクステリアと同様に、ランクル200はゴツく、プラド150はスマートなデザインが採用されている。
パワートレインの違い
パワートレインはランクル200がV型8気筒DOHC 4.6Lに対して、プラド150が直列4気筒2.7Lが搭載されている。ランクル200(GXグレード)は6.7km/Lに対して、プラド150(TXグレード)は燃費は9.0km/Lだ。そしてランクル200はハイオクだが、プラド150はレギュラーという違いもある。
またプラド150は、2.8Lのディーゼルエンジンを選ぶことができるのも魅力だ。モリモリとしたトルク、そして11km/Lを超える低燃費を実現する。
ちなみに、どちらもマルチテレインセレクトとクロールコントロールを備えており、排気量や重量・ボディサイズによって一長一短なところはあるが、それぞれ悪路走破性は高い。
価格の違い
エントリーモデルの価格はプラド150 TX2.7Lガソリン(5人乗り)が360万3600円(税込)に対して、ランクル200 GX(5人乗り)は482万6800円(税込)と100万円以上の差がある。
このように同じように見えるランクル200とプラド150だが、基本スペックや価格など大きく違うことがお分かりいただけたはずだ。
圧倒的なサイズ感とV8エンジンの余裕を楽しめるのがランクル200。ランクルらしい頑丈さと悪路走破性を持ちながら、街乗りでも運転しやすく価格・燃費が抑えられているのがプラド150。どちらを選ぶかは自分の好みやライフスタイルによって選べばよいだろう。
両車を比較しながら違いを紹介してきたが、特に内外装は画像を見比べると良くわかるので、フォトギャラリーもぜひチェックしてみてほしい。
[筆者:MOTA編集部]
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