キャンピングカー×ミニベロ専門店が人気!? トイファクトリー東京の狙いとは

  • 筆者: 武内 祐徳(MOTA)
画像ギャラリーはこちら

キャンピングカー好きにも、そうじゃない人にも好評な「トイファクトリー東京」をご存知ですか?

キャンピングカー専門店 トイファクトリーが『キャンピングカーのアンテナショップ×ミニベロ(小径自転車)専門店』を作ったところ好評のようで、カップルからファミリーまで様々な人が訪れているとのこと。

>> 話題の「トイファクトリー東京」ショップ内&オシャレなキャンピングカーを写真でチェック!

取材と称して単身で遊びに行ったのですが、キャンピングカー・ミニベロに興味がなかった人でも楽しめるショップだと感じたので、前回は『週末みんなに行ってみて欲しいところ』として紹介しました。

今回はどんな狙いがあってキャンピングカーのアンテナショップ×ミニベロ専門店を作ったのか? キャンピングカーとミニベロがよく売れているとのことで、そのワケを探ってきました。集客の秘訣は入り口に置かれたN-VANとジムニー・・・? ミニベロを置いたことでキャンピングカーが売れている・・・?

キャンピングカーやミニベロに興味がなかった人も、これを読めば「トイファクトリー東京へ行ってみよう!」なんて思っちゃうかも。今週末どこにいくか決まっていない人は要チェックです!

目次[開く][閉じる]
  1. どうしてキャンピングカーのアンテナショップ×ミニベロ専門店を作ったの?
  2. 店舗入口にある車中泊仕様のN-VANとミニベロが集客のポイント?
  3. キャンピングカーを借りて宿泊体験ができる!? レンタカー事業もスタート
  4. 次回予告

どうしてキャンピングカーのアンテナショップ×ミニベロ専門店を作ったの?

トイファクトリー東京があるのは大型ショッピングモール「南町田グランベリーパーク」。

今回はキャンピングカーメーカーのトイファクトリーがミニベロ専門店を作った理由や、実際のところミニベロやキャンピングカーは売れているのか、キャンピングカーが奥の方にあるワケなど、気になるところをトイファクトリー広報企画部 松尾さんから聞いてきました。

「ミニベロってなに?」「トイファクトリー東京ってどんなところ?」

そんな方は下記の記事をチェック↓↓

「トイファクトリーってどんなメーカーなの?」と気になった方はこちら!

ところで皆さんはキャンピングカーにどんな印象を持っていますか?

筆者はアウトドアに抵抗がなく かつ 形から入るタイプなので、テントやシュラフ(寝袋)などキャンプグッズを一通り揃えており、ごく稀にキャンプをします。

ところが、テントを設営したり、撤収する際にはビショビショに濡れたテントを乾かしたり、帰宅後はせっかく袋に収納したテントをわざわざ展開しベランダで乾かしたり(これをやらないとカビる)なんて工程が面倒で、時間とエネルギーが有り余っている時くらいしか「キャンプに行こう!」ってならないんですよね。

“不便や面倒くさい”を楽しむのもキャンプの醍醐味だとはわかっていますが・・・。

その点、キャンピングカーはテントを張る必要もなく、室内のベッドキットを展開すればすぐに寝ることができ、荷物を積むだけで撤収も超簡単のはず。面倒くさがりにとっては憧れのクルマです。

とはいえ、サイズが大きなキャンピングカーと普段用のクルマを両方持つというのは、都市近郊に住む人にとって駐車場の確保やら維持費的にも厳しい。毎週のようにキャンプにいくガチキャンパー向けのクルマというイメージで敷居の高さを感じている人も多いのではないでしょうか(筆者もそのうちの一人)。

実際のところ、ミニベロやキャンピングカーは売れている?

前段が長くなりましたが、そんな色々と余裕のある人向けと思われるキャンピングカーのアンテナショップをショッピングモールにオープンして、はたして売れているのか気になるところ。

トイファクトリー広報企画部の松尾さんに話を伺ったところ、キャンピングカーに興味を持ってくれた人が多く、トイファクトリーの湘南店に行って購入する人がグーンと増えているなど効果も大きいようです。さらに「おおっ・・・」と唸ってしまうお値段のミニベロも売れ行きは好調とのこと。

どうしてそこまで売れているのでしょうか。

※トイファクトリー東京では展示車両がすくないため、キャンピングカー購入希望者はトイファクトリー湘南展示場に案内しているとのこと。

キャンピングカーを持つ生活って、そんなに敷居は高くない

そもそもキャンピングカーのアンテナショップとミニベロの専門店を合体させたのは、2つの目的があったようです。

・トイファクトリーを認知してもらう“広告”としての役割

・キャンピングカーで何をする? “コト”の提案

南町田グランベリーパークは開業以来の平均来館者数は1日当たり約8万人とのことで、広告としての役割は十分果たしているでしょう。ポイントはもう1つの「コトの提案」だったようです。

キャンプ場でテント代わりに使えるだけじゃなく、キャンピングカーだからこそ楽しめる旅があるとのこと。それが看板にもあったトイファクトリー東京のコンセプト6WHEELS TRAVELER

コンパクトに収納でき・気軽に乗れるミニベロは旅するキャンピングカーと相性が良い。2つを組み合わせることで旅先での行動範囲を広げ、さらに旅自体を楽しんでもらおうというコンセプト。

旅を目的にキャンプする場合、滞在先にたどり着いて拠点を作ったら、近場の観光名所めぐりや自然を堪能するライドに出かけたり、ちょっとした買い出しに行きたいと思うはずです。

しかしキャンピングカーってサイドオーニング(展開式の日・雨よけ)を展開したりと、クルマ自体が拠点となる乗り物。そんなときクルマとは別に移動手段があれば行動の幅は広がりますよね。

そこで、クルマに格納しやすいミニベロの出番です。観光地ってクルマだと自由に動き回れなかったり、ちょっとクルマを停めてお店に入ろうというのはハードルが高くなりがち。ミニベロのような小回りが利く乗り物であれば、そんなことも気にせずに楽しめちゃうんです。

簡単に拠点づくりができるキャンピングカー&小回りが利くミニベロで、気軽に旅をする楽しさや便利さは想像できましたよね。

その二つが同じスペースに展示されていて、実際に触ったり、乗ってみたりできることで、具体的に自分が使っている姿がイメージできるため、賛同してくれる人が多いんだとか。納得です。

お店に来るまでは買おうという気がなかった私でも、ちょっと欲しくなってしまったのですが、自分が6輪生活をして楽しむ光景が具体的に想像できてしまったからだと思います。うーん、トイファクトリーさんの思惑通り。

店舗入口にある車中泊仕様のN-VANとミニベロが集客のポイント?

トイファクトリー東京の集客が上手くいったポイントはコンセプトだけではなく、商品のレイアウトにあります。

>> ショップ内&オシャレなキャンピングカーを写真でチェック!

通常のキャンピングカーショップって入口に大きなキャンピングカーがズラっと並んでいて、迫力満点というところが多いですよね。それと同様に、トイファクトリー東京の入口にハイエースが置いてあったら、迫力がありすぎて敷居も高くなっていたでしょう。

しかし同ショップの入口に置いてあるのは、小さくて黄色く可愛いホンダ N-VAN。入ってすぐの位置に見えるのはキュートなジムニーやミニベロ。

大きさ・値段的に敷居の低いN-VANやジムニーで興味を持ってもらって、まずはショップの中に入ってもらうようなレイアウトになっています。

たしかに外でショップ外観を撮影していたら、黄色く目立つN-VANを覗き込んで、そのあと入口からミニベロをルーフに載せたジムニーや沢山並ぶミニベロを見て興味を持ち、ショップ内に入っていくお客さんをよく見かけました。

奥に置いてあるキャンピングカーはハイエースを架装したキャンピングカー(通称:バンコン)。

普通のミニバンと同じくらいのサイズもラインナップされているので、取り回しもミニバンと変わらず、荷物も沢山乗るので、バンコンであればキャンプ以外の日常シーンでも普通に使えるということが実車を見ると分かります。

非日常向けのクルマというイメージのあるキャンピングカーですが、そのような思い込みも払拭しているんです。

キャンピングカーのハードルを下げ、使い勝手の良さを知ってもらえるような工夫と、ミニベロをセット考えてもらうことで、新たな旅の楽しみ方に共感してもらい、キャンピングカー×ミニベロの購入へと繋がっているのでしょうね。

キャンピングカーに少しでも興味がある人は一度トイファクトリー東京で実車を見てみることをオススメしますよ!

キャンピングカーを借りて宿泊体験ができる!? レンタカー事業もスタート

キャンピングカーの良し悪しなんて実際使ってみないと分からないじゃん! 買ってから後悔したくないから買えない! という人もいるのではないでしょうか。

そこでトイファクトリー東京では、新規事業として「ShareCamperシェアキャンパー」を開始するとのこと。

手軽にキャンピングカーライフを楽しめるレンタルサービスによって、キャンピングカーを買うほどではないけどキャンピングカーでの旅を楽しみたい人はもちろん、キャンピングカーを試してから購入したいなんて人には嬉しいサービスではないでしょうか。

想像するだけでも欲しくなるのに、実際に使って楽しさを知ってしまったらさらに購入したくなること間違いなしです。本サービスは、2020年2~3月から受付開始予定とのこと。サービスのスタートが楽しみですね!

レンタル車両はどんなクルマが用意されている?

借りることができるキャンピングカーはハイエースのGreen Buddyシリーズ。埼玉トヨペットとトイファクトリーがコラボレーションして生まれたブランドのキャンピングカーです。

ロングバン×ナロー×標準ルーフ(全長4695mm×幅1695mm×高さ1980mm)なので、トヨタ ノアや日産 セレナなどより少し大きいくらいな感覚で運転ができます。初めてのハイエースという人でも安心でしょうね。

車中泊のできるベッドキットが組み込まれており、シートレイアウトを変えることでクルマの中で対面しながらちょっとした食事を楽しめたり、ルーフキャリアが付いているのでミニベロや大きな荷物を車外に積むことだって可能です! これなら普通に買い物だって出来ちゃいますよね。欲しくなりそう。

ちなみに、Green Buddyシリーズ以外にALPINE STYLEシリーズもレンタル可能。ハイエースやノアなどをベースにベッドキットが組み込まれており、スマートに車中泊ができそうです。どんな仕様か気になった人は下記のフォトギャラリーをチェックしてくださいね!

>>「ShareCamperシェアキャンパー」で借りられるキャンピングカーを画像でみる!

こちらも一度お借りして「6WHEELS TRAVELER」を体験した際は記事でレビューをしたいと思いますのでそちらもお楽しみに!

次回予告

次回は2020年1月31日~2月2日に行われた「ジャパンキャンピングカーショー2020」に出てきたバンコン(ハイエース/NV350など)の特集です! Vol.1では、特に女の子にウケそうな超オシャレなハイエースをフォーカスします。

2020年3月には仙台、名古屋、大阪でキャンピングカーショーが行われますが、キャンピングカーショーに興味がなかった人も「行ってみようかな」と思うかも? 都合が合わず当イベントに行くことが出来なかった人も楽しみにしていてくださいね!

掲載は2020年2月14日(金)の12時頃を予定しています!

また今回はキャンピングカーや足回り・ベッドキットなどのカスタムパーツにはフォーカスしませんでしたが、トイファクトリーのキャンピングカーやN-VAN、ジムニーのベッドキットも大変魅力的でした! こちらについてはVol.1~3に分けたカスタム車・パーツの記事にて紹介したいと思います。こちらもお楽しみに!

毎週金曜日はGO TO OUTDOOR!

金曜日といえば「週末はコレをやるぞ」とソワソワしている方も多いでしょうが、一方で「どうやって週末を過ごそうかな」とまだ決まっていない方も少なくないでしょう。

そんな人に向けてちょっとお出かけしたくなるような記事を作っていこうという企画です。

金曜日のランチタイムに記事をアップしていきますので、ぜひチェックしてください!

[筆者:武内 祐徳(タケウチ ヒロノリ)]

最後まで読んで頂いた方には超豪華な旅館宿泊のチャンス!

2019年12月17日からMOTAにてリリースされた「ドライブ/宿」企画。

今回は、MOTA厳選宿公開記念として、1組2名さまに抽選で当たる宿泊券プレゼントキャンペーンを実施します。

応募条件は、以下のページからMOTAのメールマガジンに会員登録し、当キャンペーンに応募するだけ。

豪華宿泊券プレゼントキャンペーンのご応募はコチラ

この機会に是非ご応募ください! 中には1泊10万円以上の宿も…!?

どんな宿があるかは、ページ上部右端の「ドライブ/宿」ページで見れるので要チェック!

豪華宿泊券プレゼントキャンペーンのご応募はコチラ
トヨタ/ハイエース
トヨタ ハイエースカタログを見る
新車価格:
294.7万円423.1万円
中古価格:
61.5万円2,238.5万円
スズキ/ジムニー
スズキ ジムニーカタログを見る
新車価格:
165.4万円200.2万円
中古価格:
15.8万円690万円
ホンダ/N-VAN
ホンダ N-VANカタログを見る
新車価格:
136.5万円201.6万円
中古価格:
39.8万円417.5万円

この記事の画像ギャラリーはこちら

  すべての画像を見る >

愛車の売却を、もっと楽に!もっと高く!

  • 一括査定はたくさんの買取店からの電話が面倒?

    これまでの一括査定は、たくさんの買取店からの電話が面倒でした。MOTA車買取なら、最大20社の査定額をwebで簡単比較。やり取りするのは査定額上位の3社だけ。車の査定が楽に完結する仕組みです。

  • 一括査定は本当に高く売れるの?

    これまでは、買取店に会わないと査定額がわからず、比較がしづらい仕組みでした。MOTA車買取は最短3時間後、最大20社を簡単比較。加えて、買取店は査定額上位3社に選ばれるために競い合うから、どうしても高く売れてしまいます。

【PR】MOTAおすすめコンテンツ

検索ワード

筆者武内 祐徳(MOTA)
MOTA編集部
監修者MOTA編集部

MOTA編集部は自動車に関する豊富な知識を持つ専門家チーム。ユーザーにとって価値のあるコンテンツ・サービスを提供することをモットーに、新型車の情報や、自動車の購入・売買のノウハウなど、自動車に関する情報を誰にでも分かりやすく解説できるように監修しています。

MOTA編集方針

「車好きのみんなが見ているメルマガ」やSNSもやってます!

新車・中古車を検討の方へ

人気記事ランキング
最新 週間 月間

新着記事

新着 ニュース 新型車 比較 How To
話題の業界トピックス・注目コンテンツ

おすすめの関連記事

トヨタ ハイエースの最新自動車ニュース/記事

トヨタのカタログ情報 トヨタ ハイエースのカタログ情報 トヨタの中古車検索 トヨタ ハイエースの中古車検索 トヨタの記事一覧 トヨタ ハイエースの記事一覧 トヨタのニュース一覧 トヨタ ハイエースのニュース一覧

コメントを受け付けました

コメントしたことをツイートする

しばらくしたのちに掲載されます。内容によっては掲載されない場合もあります。
もし、投稿したコメントを削除したい場合は、
該当するコメントの右上に通報ボタンがありますので、
通報よりその旨をお伝えください。

閉じる