トヨタ 新型ハリアーに2Lターボモデル追加! マイナーチェンジで質感を高め安全装備も充実|最新情報

トヨタ 新型ハリアーに2Lターボモデル追加! マイナーチェンジで質感を高め安全装備も充実|最新情報
トヨタ 新型ハリアー(2017年6月8日発表/マイナーチェンジ・2.0ターボ追加) 新型車解説 トヨタ 新型ハリアー(2017年6月8日発表/マイナーチェンジ・2.0ターボ追加) 新型車解説 トヨタ 新型ハリアー(2017年6月8日発表/マイナーチェンジ・2.0ターボ追加) 新型車解説 トヨタ 新型ハリアー(2017年6月8日発表/マイナーチェンジ・2.0ターボ追加) 新型車解説 トヨタ 新型ハリアー(2017年6月8日発表/マイナーチェンジ・2.0ターボ追加) 新型車解説 トヨタ 新型ハリアー(2017年6月8日発表/マイナーチェンジ・2.0ターボ追加) 新型車解説 トヨタ 新型ハリアー(2017年6月8日発表/マイナーチェンジ・2.0ターボ追加) 新型車解説 トヨタ 新型ハリアー(2017年6月8日発表/マイナーチェンジ・2.0ターボ追加) 新型車解説 トヨタ 新型ハリアー(2017年6月8日発表/マイナーチェンジ・2.0ターボ追加) 新型車解説 トヨタ 新型ハリアー(2017年6月8日発表/マイナーチェンジ・2.0ターボ追加) 新型車解説 トヨタ 新型ハリアー(2017年6月8日発表/マイナーチェンジ・2.0ターボ追加) 新型車解説 画像ギャラリーはこちら

 ハリアーのマイナーチェンジモデルを徹底解説。注目は初のターボモデルだ!

ここまでプレミアム感が高まれば、国内外のプレミアムブランドとだって勝負できる。それが2017年6月8日にマイナーチェンジをおこない新型に進化したトヨタハリアーの第一印象だ。

今回のマイナーチェンジのポイントは3つあり、ざっくりといえば「高出力エンジンの追加」と「自動ブレーキ性能の進化」、そして「インテリアの上質感アップ」だ。見た目の内外装デザインだけにとどまらず、メカニズムが大きく進化したことをまず報告しておこう。

なかでも最大のトピックはハリアー史上初となるターボエンジンの搭載。排気量2リッターの直噴ターボエンジンは231ps(170kW)の最高出力と350Nmの最大トルクを誇り、つまりはハリアーのラインナップのなかでもっとも高い動力性能を備えた仕様の誕生というわけだ。新型が登場したことで、ハリアーの魅力がより高まったのは間違いない。

トヨタ 新型ハリアー(2017年6月8日発表/マイナーチェンジ・2.0ターボ追加) 新型車解説

もうひとつのポイントは、ついに”Toyota Safety Sense P”(トヨタ セーフティセンスP)と呼ぶ衝突回避支援機能が搭載されたことである。ハリアーは従来モデルにも衝突回避支援機能(いわゆる”自動ブレーキ”)としてミリ波レーダーを用いたプリクラッシュセーフティステムの装着車を設定していたが、ミリ波レーダーに単眼カメラを組みわせたToyota Safety Sense Pへアップグレードされることで自動ブレーキ機能の性能を高めるともに対車両や障害物だけでなく人にも対応するになったのが大きな進化だ。そのうえ全車標準装備化されたのだから大歓迎したい。

ターボが加わったパワートレインで言うと、燃費がもてはやされている日本において市場が高出力エンジンを求めているのかは分かりかねるが、やはりクルマ好きにとっては高出力エンジン搭載はホットな話題。たとえ全体のニーズが少なかったとしても、高出力仕様がクルマの世界を楽しませてくれるのだ。それを用意したトヨタの決断は高く評価すべきだろう。「売れないから出さない」よりも「こんなのがあれば楽しい」という判断をしたのなら、自動車メーカーとして実に好ましいし応援したくなってくる。

そのうえ安全装備も大幅バージョンアップされているのだから、今回のマイナーチェンジにおけるクルマとしての進化幅は大きいのである。新型になり、ハリアーの魅力が大きくアップしていると自信をもって断言できる。

マイナーチェンジで変わった外装デザインは、ハリアーファンにはたまらない演出が・・・!

トヨタ 新型ハリアー(2017年6月8日発表/マイナーチェンジ・2.0ターボ追加) 新型車解説
トヨタ 新型ハリアー(2017年6月8日発表/マイナーチェンジ・2.0ターボ追加) 新型車解説トヨタ 新型ハリアー(2017年6月8日発表/マイナーチェンジ・2.0ターボ追加) 新型車解説

外装のデザインは、パッと見てわかるほど、マイナーチェンジ前との大きなデザインの違いはないけれど、新型だとすぐにわかる場所はしっかりある。フロントフェイスでいえばその代表はバンパーの左右部分で、角付近に縦のスリットが入って、新型であることを主張している。

一見したところわかりにくいが、新型ではアッパーグリルを薄くしてロワグリルをワイドにすることで、アンダープライオリティ(空力、冷却、歩行者保護性能を考慮したアンダーグリルとそれを強調させたトヨタ独自のフロントデザイン)をダイナミックに演出。

そして大きく変わったのが灯火類だ。フロントバンパーの縦溝にはLEDコーナリングランプが組み込まれて夜間の視認性を向上。交差点を曲がる際には、ヘッドライトの光が届きにくい内側を照らしてくれるから安全性も高まる。

さらにウインカーはなんとシーケンシャル式を採用。16個のLEDランプが内側から外側に向かって流れるように光るウインカーは、マイナーチェンジ前のハリアーに乗るユーザーは間違いなくうらやましがるに違いない。

そこまでやるか!?と驚いたこだわりがドアミラーで、ドアを開ける際に地面にライトを当てるのだが、そこにはハリアーの象徴である鷹のエンブレムまで映し出されるのだから凝っている。こういうこだわりが、オーナー満足度を高め、ハリアーのファンを増やしていくのだ。

リアビューはリアコンビネーションランプを赤色の面発光とすることで、より先進性が印象付けられた。ライトを点灯すれば、そのデザインの違いは一目瞭然だ。詳しくはフォトギャラリーの画像も併せてチェックして欲しい。

ボディカラーには、新たにダークレッドマイカメタリックとダークブルーマイカメタリックが加わり、全6色が選べる。

>>新型ハリアーのボディカラーを画像で見たい方はこちら

新型ハリアーの内装が、マイナーチェンジでさらにクオリティアップ

トヨタ 新型ハリアー(2017年6月8日発表/マイナーチェンジ・2.0ターボ追加) 新型車解説
トヨタ 新型ハリアー(2017年6月8日発表/マイナーチェンジ・2.0ターボ追加) 新型車解説トヨタ 新型ハリアー(2017年6月8日発表/マイナーチェンジ・2.0ターボ追加) 新型車解説

内装は、新型をひとことで言ってしまえばフィニッシングが大幅にアップグレードされて上質感を徹底追及した。

たとえばシート表皮は、繊細な肌触りが自慢でプレミアムブランドに使われるようなプレミアムナッパ本革が選べるようになり、シフトパネルにはアルミヘアライン加飾を一部仕様に採用。マイナーチェンジ前のオーナーは本気で悔しがることだろう。「本物感」から「本物」へと仕立てがアップグレードされているのだから。

以前も質感は高かったのだが、新型のハリアーではさらにクオリティがアップしているのだ。

そのうえ機能面ではまずT-Connect SDナビゲーションシステムのディスプレイが8インチから9.2インチへと大型化され、視認性やタッチパネルの操作性が向上。パワーバックドアにはドアが閉まったら連動してロックする予約ロック機能(ドアが閉まりきるのを待たずにクルマを離れることができる)を追加したほか、パワーバックドアの開口角度を5段階で調整できるようになるなど、細かい部分にわたって機能が強化されているのもトヨタの真面目さを感じさせる。

またパーキングブレーキはシフトレバー操作と連動して自動的に作動と解除がおこなわれる電動式が設定され、信号待ち時にペダルから足を離しても停止状態を保持できるHOLD機能も組み込まれている。

ちなみにインテリアカラーはマイナーチェンジ前にラインナップしていたディープボルドーとアイボリーは廃止となり、ダークサドルタンとブラック&レッドが追加されている。

>>新型ハリアーの内装デザインを画像で見たい方はこちら

マイナーチェンジでハリアーに2Lターボモデルが追加。その走りの違いとは?

トヨタ 新型ハリアー(2017年6月8日発表/マイナーチェンジ・2.0ターボ追加) 新型車解説

なんといっても気になるのは、マイナーチェンジで新たに追加されたターボエンジンだ。ハリアー史上初となるターボエンジンは、170kW(231PS)の最高出力と350Nmの最大トルクを発生。従来からラインナップする自然吸気ガソリンエンジンよりも力強くハリアーを走らせることができる。

またカタログ記載のJC08モード燃費は、ハイブリッドモデルの21.4km/Lに対して、自然吸気ガソリンモデルは16.0km/L、そして注目のターボモデルは13.0km/L。ハイブリッドはもちろん、自然吸気ガソリンエンジンに比べてもターボ車は数字的に劣るが、飛躍的に高まった動力性能を思えばその差はわずかと判断できる範囲。頼もしい走りを求めるなら、迷うことなくターボエンジンを狙いたい。

実はこのパワーユニット、新型ハリアーの隠れ兄弟車と言えるレクサスNXには”NX200t”としてデビュー時から搭載されていたもの(ただし制御が異なり出力は7馬力ほど新型ハリアーのほうが低い)。新型ハリアーはまだ未試乗だが、レクサスNXの同エンジンに乗った印象だと低回転トルクが力強くてグングン加速する感覚が爽快だった。

新型ハリアーにおいても、自然吸気ガソリンエンジンよりも加速が鋭いだけでなく、走りのスポーティ感でも加速度でももっとも運転を楽しめるパワートレインである。

また、組み合わせるトランスミッションも見逃せない。ハイブリッドやガソリン自然吸気車が無段変速を採用するのに対し、ターボ車は6速ATを組み合わせる。エンジン回転の上昇と加速の伸びがシンクロする自然さは有段変速機ならではで、それも走りの爽快感に一役買っていて、ターボ車の走りの愉しさを支えているのだ。

トヨタ 新型ハリアー(2017年6月8日発表/マイナーチェンジ・2.0ターボ追加) 新型車解説

そんなターボ車は、フロント&リヤにパフォーマンスダンパーを採用し、走行制御モードにスイッチにスポーツモードを追加するなど操縦性や加速の演出に関しても他のパワートレインと差別化している。繰り返すが、走りを楽しむドライバーなら選ばない理由はない。

ただし、ターボ車は使用燃料がレギュラーではなくハイオクなのは、パワートレイン検討時に“いちおう”知っておいたほうがいいだろう。

ちなみに自然吸気ガソリンエンジンやハイブリッドに関しては、今回のマイナーチェンジにおける燃費性能の変更等は特にアナウンスされていない。

ハイブリッドは燃費の良さももちろんだが、魅力はそれだけではない。エンジンを止めて走ることによる静粛性の高さ、そしてエンジンによる振動が生じないモーター走行時の快適性などもガソリン車にはないメリットなのだ。同乗者にとってもっとも快適なパワートレインである。

新型ハリアーのパワートレインはそれぞれどんな人とマッチングがいいかといえば、元気よく走りたいならターボ、リーズナブルな価格なら自然吸気、そして燃費の良さや快適性を求める人にはハイブリッドがジャストフィットである。

新型ハリアーのグレード構成。上質感を増したグレード追加と3種類のパワートレーン

トヨタ 新型ハリアー(2017年6月8日発表/マイナーチェンジ・2.0ターボ追加) 新型車解説

今回のマイナーチェンジにおいては、新たなパワートレインとしてターボエンジンが追加されただけではなく、グレード構成も刷新された。

従来はベーシックな仕様から順番にGRAND/EREGANCE/PREMIUMそして最上級のPREMIUM“Advanced Package”となっていたが、新型ではGRANDとPREMIUM“Advanced Package”を廃止。

EREGANCEをベーシックグレードとし、最上級グレードとして”PROGRESS”が新たに追加されている。またPREMIUMとPROGRESSには上級仕様として”Metal&Leatherパッケージ”が追加されているのもトピックだ。

パワートレインとグレードの関係は従来通りで、ハイブリッド、ガソリン自然吸気、そしてガソリンターボといずれもパワートレインにおいてもグレード構成は共通。グレード選びにおいてパワートレインの制約を受けないのはいいことだ。

新登場グレードのPROGRESSは、PREMIUMに対してインテリジェントクリアランスソナー、パノラミックモニター(左右確認サポート+シースルービュー機能付き)、JBLプレミアムサウンドシステムオーディオなどが加わったグレード。つまりは従来モデルでいうPREMIUM“Advanced Package”に近いのだが、マイナーチェンジ前はこのグレード独自の装備だった自動ブレーキをはじめとする先進安全システムが新型では他のグレードにも標準装備となったのが大きな違い。グレード名称の変更も、それを受けたものなのだ。

また新設定のMetal&Leatherパッケージは、プレミアムナッパレザーのシート表皮となり、前席に快適温熱シート+シートベンチレーションや電動調整機能(メモリー機能付き)、運転席のオートスライドアウェイ機能、ピアノブラック加飾のドアスイッチベース、アルミヘアライン加飾のシフトパネル、そしてアルミヘアライン加飾のフロンコンソールが備わるプレミアムなインテリアのモデル。こちらを選んでおけば満足度が大きく高まることは約束しよう。

価格をみると、たとえばガソリン自然吸気エンジン(FF)のELEGANCEはマイナーチェンジ前だと288万円だったが、新型では298万9840円と若干の値上げを受けた。しかし、これは自動ブレーキをはじめとする先進安全支援システムのToyota Safety Sense Pが標準装備として追加されたためであり、そう考えれば約10万円のアップは妥当なのだ。

▼新型ハリアー パワートレイン別主要スペック

新型ハリアー パワートレイン別主要スペック
ターボ車ハイブリッド車ガソリン車
駆動方式2WD4WD4WD(E-Four)2WD4WD
価格338万~438万円357万~457万円377万円~495万円294万円~412万円314万~432万円
JC08モード燃費13.0km/L13.0km/L21.4km/L16.0km/L16.0km/L
トランスミッション6速AT6速AT電気式無段変速機CVTCVT
乗車定員5名5名5名
全長4,725mm4,725mm4,725mm
全幅(車幅)1,835mm1,835mm1,835mm
全高(車高)1,690mm1,690mm1,690mm
ホイールベース2,660mm2,660mm2,660mm
車両重量(車重)1,660~1,700kg1,700~1,740kg1,770~1,810kg1,580~1,620kg1,630~1,670kg
エンジン種類直列4気筒DOHCインタークーラー付ターボ直列4気筒DOHC直列4気筒DOHC
排気量1,998cc2,493cc1,986cc
燃料無鉛プレミアムガソリン(ハイオク)無鉛レギュラーガソリン無鉛レギュラーガソリン
エンジン最大出力170kW(231PS)/5,200〜5,600rpm112kW(152PS)/5,700rpm111kW(151PS)/6,100rpm
エンジン最大トルク350N・m/1,650〜4,000rpm206N・m/4,400〜4,800rpm193N・m/3,800rpm
モーター最高出力--フロント:105kW(143PS)
リア:50kW(68PS)
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モーター最高トルク--フロント:270N・m(27.5kgf・m)
リア:139N・m(14.2kgf・m)
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新型ハリアーはToyota Safety Sense Pを全車標準化し安全装備もさらに充実

トヨタ 新型ハリアー(2017年6月8日発表/マイナーチェンジ・2.0ターボ追加) 新型車解説
トヨタ 新型ハリアー(2017年6月8日発表/マイナーチェンジ・2.0ターボ追加) 新型車解説

ターボエンジンの新搭載と並ぶ新型ハリアーのトピックが安全性能の進化。進化は性能向上と採用拡大の2つの意味があり、たとえば自動ブレーキは以前のハリアーだと最上級グレードだけの設定だったが新型では”Toyota Safety Sense P”(トヨタ セーフティセンス ピー)としてすべてのグレードに標準装備化されたのだから評価したい。

Toyota Safety Sense Pはミリ波レーダーと単眼カメラで前方を監視し、車両や障害物、そして歩行者などと衝突の危険が迫るとまず警告でドライバーに注意を促す。それでも避けられそうにない時は、自動的にブレーキを効かせて一定の範囲内であれば完全停止して接触を防ぐ機構だ。

性能に関しても、以前のプリクラッシュブレーキシステムは歩行者を検知しなかったのに対して、新型のToyota Safety Sense Pでは歩行者にも対応するようになったのが大きな違い。

Toyota Safety Sense Pにはオートマチックハイビームやレーダークルーズコントロール機能も含まれているから、夜間も高速道路もより安全・安心して走れるようになっている。

そのうえで自動ブレーキ機能に比べると地味ながら、実は事故抑止効果が高い便利アイテムのクリアランスソナー。ハリアーではインテリジェントクリアランスソナーと呼ぶが、その機能がさらに強化されていることに驚いた。

極低速走行時などアクセルが踏まれない場合も作動して障害物に停止しそうになると車両が停止するほか、超音波センサーを8個に増やしてセンシング性能を向上させ、左右折時などハンドルがきれている状態でも衝突緩和が可能に。そのうえ従来は機能がキャンセルされたワイパー高速作動時でも働くようになるなど、地道に作動領域が広がっているのだ。

接触事故の多くは駐車場内など低速域でおきている。そんなシーンでの事故を防いでくれるクリアランスソナーの進化と作動領域の拡大はユーザーにとって、とてもメリットが大きいと覚えておこう。

新型ハリアーの人気グレードはどれ?気になる納期も教えます

トヨタ 新型ハリアー(2017年6月8日発表/マイナーチェンジ・2.0ターボ追加) 新型車解説

マイナーチェンジしたトヨタ新型ハリアーに関して発売前にディーラーで受注状況を確認したところ、やはり新たに加わったターボの人気が際立って高いという。

要素別にみると、エンジンはターボ、グレードは”PROGRESS”、そしてボディカラーでは”ホワイトパールクリスタルシャイン”が人気ナンバーワン。発売と同じタイミングでオーダーした際の納期の最新情報(2017年6月8日現在)は「ガソリン自然吸気が7月末、ハイブリッドは8月初頭、そして注目のターボはお盆を過ぎてしまう可能性もある」とのこと。

オーダーが集中しているボディカラーのホワイトパールクリスタルシャインを選んだ場合や、クリアランス&バックソナー+インテリジェントクリアランスソナー装着車はさらに遅れる可能性もあり、”Metal&Leatherパッケージ”に関しては他の仕様よりも1カ月程度が延びるという。新型車の発売直後は高いグレードに人気が集中しがちだが、新型ハリアーも御多分に漏れずということだ。

言い換えれば納期を短くしたいのであれば、パワートレインはターボではなく、ボディカラーはホワイトパールクリスタルシャインではない色、そしてグレードとしてはPROGRESS以外をオーダーすれば新型ハリアーのなかでは比較的早く納車してもらえるだろう。

>>新型ハリアーのカタログ情報を見たい方はこちら

▼新型ハリアーのグレード別燃費・価格表

新型ハリアー グレード別燃費・価格表
PROGRESS
“Metal and Leather Package”
PROGRESS
パワートレーンターボハイブリッドガソリンターボハイブリッドガソリン
駆動方式2WD4WD2WD2WD4WD2WD
価格4,380,480円4,953,960円4,129,920円4,050,000円4,604,040円3,780,000円
燃費13.0km/L21.4km/L16.0km/L13.0km/L21.4km/L16.0km/L

新型ハリアー グレード別燃費・価格表
PREMIUM
“Metal and Leather Package”
PREMIUM
パワートレーンターボハイブリッドガソリンターボハイブリッドガソリン
駆動方式2WD4WD2WD2WD4WD2WD
価格3,850,200円4,424,760円3,599,640円3,519,720円4,075,840円3,249,720円
燃費13.0km/L21.4km/L16.0km/L13.0km/L21.4km/L16.0km/L

新型ハリアー グレード別燃費・価格表
ELEGANCE
パワートレーンターボハイブリッドガソリン
駆動方式2WD4WD2WD
価格3,380,400円3,774,600円2,949,480円
燃費13.0km/L21.4km/L16.0km/L

ハリアーハイブリッドはやはりエコカー減税が魅力的

トヨタ 新型ハリアー(2017年6月8日発表/マイナーチェンジ・2.0ターボ追加) 新型車解説
トヨタ 新型ハリアー(2017年6月8日発表/マイナーチェンジ・2.0ターボ追加) 新型車解説トヨタ 新型ハリアー(2017年6月8日発表/マイナーチェンジ・2.0ターボ追加) 新型車解説

参考までに新型ハリアーのパワートレインによる価格差は、自然吸気ガソリンFF車に対してターボFF車は約25~40万円強高く、ハイブリッドは駆動方式が4WDとなるものの、さらに40~50万円程度価格がアップする。

価格差は大きいのでパワートレインは悩みづらいといえるかもしれないが、駆動方式の違いを考慮しないで価格だけでいえば、ガソリン自然吸気とハイブリッドでは約80万円の価格差となるのだ。

さすがにその価格差となると、いくら燃料代が安く済んでも(リセールバリューやエコカー減税まで含めたとしても)車両価格差を取り戻すのは難しい。つまりハイブリッドに関しては燃料代まで含めたトータルコストの安さで選ぶのではなく、モーター走行の爽快感や快適性で選ぶべきパワートレインなのである。

もちろん新型ハリアーは自然吸気ガソリン車と一部のターボ車、そしてハイブリッド車に関してはエコカー減税の対象となっている。

自然吸気ガソリン車(とオプション装着で重量が増した一部のターボ4WD車)は購入時に自動車取得税と重量税の軽減処置が受けられ、ハイブリッド車はどちらも免税になるのに加えて購入翌年度の自動車税も軽減処置が受けられる。

[レポート:工藤貴宏]

トヨタ 新型ハリアー スペック(主要諸元) PROGRESS ”Metal and Leather Package”[2WD]

トヨタ 新型ハリアー(2017年6月8日発表/マイナーチェンジ・2.0ターボ追加) 新型車解説

全長×全幅×全高:4,725×1,835×1,690(mm)/ホイールベース:2,660mm/乗車定員:5名/駆動方式:前輪駆動(FF)/車両重量:1,700kg/エンジン種類:8AR-FTS型 直列4気筒 DOHC インタークーラー付ターボチャージャー ガソリン直噴エンジン/総排気量:1,998cc/最高出力:231ps(170kW)/5,200-5,600rpm/最大トルク:35.7kgf-m(350Nm)/1,650-4,000rpm/トランスミッション:スーパーインテリジェント6速オートマチックトランスミッション(6 Super ECT)/使用燃料:無鉛プレミアムガソリン/燃料消費率:13.0km/L[JC08モード燃費]/サスペンション形式:(前)ストラット式 (後)ダブルウィッシュボーン式/タイヤサイズ:235/55R18/メーカー希望小売価格:4,380,000円(消費税込)

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工藤 貴宏
筆者工藤 貴宏

クルマ好きが高じて在学中から自動車メディア業界に足を踏み入れ、気が付けば四半世紀。自動車雑誌編集者から編集プロダクション勤務を経てフリーランスの自動車ライターとして独立。自動車関連の雑誌やウェブで活躍している。モットーは「そのクルマは誰を幸せにするのか」。使い勝手などユーザー目線の記事を得意とする。永遠のスポーツカー好きで愛車はフランス製のホットハッチとディーゼルエンジンを積んだSUV。日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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